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6.1 Swarm管理

swarmは、1つ以上のマネージャ・ノードと複数のワーカー・ノードで構成されます。 マネージャ・ノードは、タスクをワーカー・ノードにディスパッチするために使用されます。 また、マネージャは、すべてのオーケストレーションおよびクラスタ管理機能を実行して、swarmの状態を維持します。 リーダー・マネージャ・ノードとして1つのマネージャ・ノードが選択され、他のマネージャ・ノードはスタンバイ状態のままなので、任意の時点でリーダーのロールを果たす準備ができています。 マネージャ・ノードは、ノード・コンセンサスを通じてリーダー役に選出されます。 単一のマネージャ・ノードで環境を実行することは可能ですが、3つ以上のノードをマネージャ・ノードとして実行するのが理想的です。

ワーカー・ノードは、マネージャ・ノードからタスクを受け取り、コンテナの開始や停止など、swarmに必要なアクションを実行します。 デフォルトでは、マネージャ・ノードもワーカー・ノードとして動作しますが、この動作は構成可能です。 リーダー・マネージャ・ノードはクラスタの状態を追跡し、ワーカー・ノードが使用できなくなった場合、マネージャは、使用不可能なワーカー・ノードで実行していたコンテナが別のワーカー・ノードで開始されることを確認します。

swarmに影響を与えるタスクは、リーダーであるかどうかに関係なく、任意のマネージャ・ノードから実行できます。 どの時点でも、マネージャ・ノードを使用して、ワーカー・ノードを管理ステータスに昇格させることができます。 詳細については、6.1.4項、「ノードをマネージャ・ステータスに昇格」を参照してください。

この節では、swarm内にノードを設定するステップについて詳細に説明します。 いくつかの基本的なswarm管理についての説明も提供されています。