Oracle® Solaris 11.2 システムのブートとシャットダウン

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更新: 2014 年 7 月
 
 

SPARC: カーネルデバッガ (kmdb) を有効にしてシステムをブートする方法

この手順では、SPARC ベースのシステムでカーネルデバッガ (kmdb) をロードする方法を示します。


注 - システムを対話式でデバッグする時間がない場合は、reboot コマンドと、–d オプションを指定した halt コマンドを使用します。–d オプションを指定して halt コマンドを実行した場合、実行後にシステムを手動でリブートする必要があります。ただし、reboot コマンドを使用した場合、システムは自動的にブートします。詳細は、reboot(1M)のマニュアルページを参照してください。
  1. システムを停止します。これにより、ok プロンプトが表示されます。

    システムを正常に停止するには、halt コマンドを使用します。

  2. boot –k と入力して、カーネルデバッガのロードをリクエストします。Return キーを押します。
  3. カーネルデバッガにアクセスします。

    デバッガに入るための方法は、システムへのアクセスに使用するコンソールのタイプによって異なります。

    • ローカル接続されたキーボードを使用している場合は、キーボードの種類に応じて Stop-A または L1–A を押します。
    • シリアルコンソールを使用している場合は、そのシリアルコンソールタイプに適した方法を使用してブレークを送信します。

    カーネルデバッガをはじめて入力したときに、ウェルカムメッセージが表示されます。

    Rebooting with command: kadb
    Boot device: /iommu/sbus/espdma@4,800000/esp@4,8800000/sd@3,0
    .
    .
    .
使用例 6-5  SPARC: カーネルデバッガ (kmdb) を有効にしてシステムをブートする

次の例に、カーネルデバッガ (kmdb) を有効にして SPARC ベースのシステムをブートする方法を示します。

ok boot -k
Resetting...

Executing last command: boot kmdb -d
Boot device: /pci@1f,0/ide@d/disk@0,0:a File and args: kmdb -d
Loading kmdb...