SPARC: カーネルデバッガ (kmdb) を有効にしてシステムをブートする方法
この手順では、SPARC ベースのシステムでカーネルデバッガ (kmdb) をロードする方法を示します。
注 - システムを対話式でデバッグする時間がない場合は、
reboot コマンドと、
–d オプションを指定した
halt コマンドを使用します。
–d オプションを指定して
halt コマンドを実行した場合、実行後にシステムを手動でリブートする必要があります。ただし、
reboot コマンドを使用した場合、システムは自動的にブートします。詳細は、
reboot(1M)のマニュアルページを参照してください。
- システムを停止します。これにより、ok プロンプトが表示されます。
システムを正常に停止するには、halt コマンドを使用します。
- boot –k と入力して、カーネルデバッガのロードをリクエストします。Return キーを押します。
- カーネルデバッガにアクセスします。
デバッガに入るための方法は、システムへのアクセスに使用するコンソールのタイプによって異なります。
- ローカル接続されたキーボードを使用している場合は、キーボードの種類に応じて Stop-A または L1–A を押します。
- シリアルコンソールを使用している場合は、そのシリアルコンソールタイプに適した方法を使用してブレークを送信します。
カーネルデバッガをはじめて入力したときに、ウェルカムメッセージが表示されます。
Rebooting with command: kadb
Boot device: /iommu/sbus/espdma@4,800000/esp@4,8800000/sd@3,0
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使用例 6-5 SPARC: カーネルデバッガ (
kmdb) を有効にしてシステムをブートする
次の例に、カーネルデバッガ (kmdb) を有効にして SPARC ベースのシステムをブートする方法を示します。
ok boot -k
Resetting...
Executing last command: boot kmdb -d
Boot device: /pci@1f,0/ide@d/disk@0,0:a File and args: kmdb -d
Loading kmdb...