Oracle® Solaris 11.2 システムのブートとシャットダウン

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更新: 2014 年 7 月
 
 

x86: 高速リブートが機能しない可能性のある状況

    次のような状況では、高速リブート機能が正しく動作しない可能性があります。

  • GRUB 構成を処理できない。

  • ドライバに quiesce 関数が実装されていない。

    サポートされていないドライバを使用しているシステムの高速リブートを試行すると、次のようなメッセージが表示されます。

    Sep 18 13:19:12 too-cool genunix: WARNING: nvidia has no quiesce()
    reboot: not all drivers have implemented quiesce(9E)

    ネットワークインタフェースカード (NIC) のドライバに quiesce 関数が実装されていない場合は、まずインタフェースの unplumb を試行してから、次にシステムの高速リブートを試行します。

  • メモリーが不足している。

    システム上に十分なメモリーがないか、または新しいカーネルとブートアーカイブを読み込むための十分な空きメモリーがない場合は、高速リブートの試行が失敗して次のメッセージが表示されたあと、通常のリブートにフォールバックします。

    Fastboot: Couldn't allocate size below PA 1G to do fast reboot
    Fastboot: Couldn't allocate size below PA 64G to do fast reboot
  • 環境がサポートされていない。

    高速リブート機能は、次の環境ではサポートされていません。

    • 準仮想化 (PV) ゲストドメインとして実行されている Oracle Solaris リリース

    • 非大域ゾーン