beadm rename コマンドを使用すると、既存のブート環境の名前を、特定の状況に合わせてより意味のある名前に変更できます。たとえば、ブート環境の名前を変更して、ブート環境をどのようにカスタマイズしたかを示すこともできます。ブート環境のデータセット名も、新しいブート環境名に適合するように変更されます。
ブート環境の名前を変更しても、そのブート環境にあるゾーンの名前や、それらのゾーンに使用されているデータセットの名前は、変更による影響を受けません。ゾーンとそのブート環境との関係は、変更による影響を受けません。
アクティブなブート環境の名前を変更することはできません。アクティブでないブート環境の名前だけを変更できます。
現在ブートされているブート環境の名前を変更することはできません。アクティブなブート環境の名前を変更するには、まず別のブート環境をアクティブにし、その環境からブートする必要があります。その後、アクティブでないブート環境の名前を変更することができます。
このコマンドの構文は次のとおりです。
beadm rename BeName newBeName
コマンドによって、Bename という名前が newBeName に変更されます。
新しい名前がすでに使用中の場合、beadm rename コマンドは失敗します。