beadm コマンドを使用して次のタスクを実行できます。
アクティブなブート環境に基づいた、新しいブート環境の作成
アクティブでないブート環境に基づいた、新しいブート環境の作成
既存のブート環境のスナップショットの作成
既存のスナップショットに基づいた、新しいブート環境の作成
別の zpool での新しいブート環境の作成
新しいブート環境の作成および x86 用 GRUB メニューまたは SPARC 用ブートメニューへのカスタムタイトルおよび説明の追加
既存のアクティブでないブート環境のアクティブ化
ブート環境のマウント
ブート環境のマウント解除
ブート環境の破棄
ブート環境のスナップショットの破棄
既存のアクティブでないブート環境の名前変更
ブート環境のスナップショットとデータセットに関する情報の表示
beadm コマンドには、次の機能があります。
ブート環境に含まれるすべてのデータセットを集約し、ブート環境全体に対するアクションを一度に実行します。ZFS コマンドを実行して各データセットを個別に変更してはいけません。
ブート環境内部のデータセット構造を管理します。たとえば、beadm コマンドが、共有データセットを含むブート環境をクローニングすると、それらの共有データセットは新しいブート環境用として自動的に認識され管理されます。
ブート環境に対する管理タスクを大域ゾーンまたは非大域ゾーンで実行できます。
x86 システム用 GRUB メニューまたは SPARC システム用ブートメニューが自動的に管理され更新されます。たとえば、beadm コマンドを使用して新しいブート環境を作成すると、その環境は GRUB メニューまたはブートメニューに自動的に追加されます。