Oracle® Solaris 11.2 パッケージリポジトリのコピーと作成

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更新: 2014 年 9 月
 
 

複数の同一のローカルリポジトリの保守

次の目的を達成するために、内容が同じパッケージリポジトリのコピーを複数保持する場合があります。

  • 異なるノードにコピーを保持することによって、リポジトリの可用性が向上します。

  • ユーザーが多数の場合、またはユーザーが離れた場所に分散している場合に、リポジトリアクセスのパフォーマンスを向上させます。

いずれかのパッケージリポジトリを更新するには、ローカルの IPS パッケージリポジトリを更新する方法の手順を使用します。その後、ローカルの IPS パッケージリポジトリをクローニングする方法の手順を使用して、最初に更新したリポジトリからその他の同一のリポジトリを更新します。これらの 2 つの手順は非常に似ていますが、大きな違いは pkgrecv コマンドの使用方法です。クローンの手順で示した pkgrecv の操作では、ソースリポジトリファイルが厳密にコピーされ、次のような状態になります。

  • クローニングされたリポジトリのカタログのタイムスタンプは、ソースリポジトリのカタログのタイムスタンプとまったく同じです。リポジトリが負荷分散されている場合、ロードバランサがクライアントをあるノードから別のノードに切り替えるときの問題を避けるために、すべてのリポジトリのカタログがまったく同じである必要があります。負荷分散の詳細は、負荷分散の構成を参照してください。

  • 宛先リポジトリに存在するがソースリポジトリに存在しないパッケージは、宛先リポジトリから削除されます。目的が疎リポジトリのみの厳密なコピーを作成することである場合を除き、クローン操作で疎リポジトリをソースとして使用しないでください。