Oracle® Solaris 11.2 パッケージリポジトリのコピーと作成

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更新: 2014 年 9 月
 
 

リポジトリ全体に適用されるプロパティーの表示

次のコマンドは、ローカルリポジトリによって認識されているパッケージパブリッシャーの一覧を表示します。STATUS 列は、パブリッシャーのパッケージデータが現在処理中であるかどうかを示しています。

$ pkgrepo info -s /export/IPSpkgrepos/Solaris
PUBLISHER PACKAGES STATUS           UPDATED
solaris   4506     online           2013-07-11T23:32:46.379726Z

次のコマンドは、リポジトリ全体に適用されるプロパティー情報を表示します。リポジトリのプロパティーの完全な一覧とその説明 (それらの値の指定を含む) については、pkgrepo(1)のマニュアルページを参照してください。

$ pkgrepo get -s /export/IPSpkgrepos/Solaris
SECTION    PROPERTY                     VALUE
publisher  prefix                       solaris
repository check-certificate-revocation False
repository signature-required-names     ()
repository trust-anchor-directory       /etc/certs/CA/
repository version                      4
publisher/prefix

デフォルトのパブリッシャーの名前。リポジトリには複数のパブリッシャーからのパッケージを含めることができますが、デフォルトのパブリッシャーとして設定できるのは 1 つのパブリッシャーのみです。このデフォルトのパブリッシャー名は、次の目的に使用されます。

  • pkg コマンドでパッケージ FMRI にパブリッシャーが指定されていない場合に、パッケージを識別するため

  • パッケージがリポジトリに公開される場合 (pkgsend(1) コマンドを使用)、およびパッケージマニフェストにパブリッシャーが指定されていない場合に、パッケージにパブリッシャーを割り当てるため

repository/check-certificate-revocation

証明書を確認するフラグ。True と設定すると、pkgrepo verify は証明書が発行時よりもあとに失効していないかどうかを調べます。この値は、Oracle Solaris 11.2 ソフトウェアの追加と更新 の追加のイメージのプロパティーおよび pkg(1)のマニュアルページに記述されている check-certificate-revocation イメージプロパティーの値と一致している必要があります。

repository/signature-required-names

パッケージの署名の検証中に、証明書の共通名として表示される必要のある名前の一覧です。このリストは pkgrepo verify コマンドで使用します。この値は、Oracle Solaris 11.2 ソフトウェアの追加と更新 の署名付きパッケージのイメージプロパティーおよびpkg(1)のマニュアルページに記述されている signature-required-names イメージプロパティーの値と一致している必要があります。

repository/trust-anchor-directory

このリポジトリ内のパッケージのトラストアンカーを含むディレクトリの絶対パス名。デフォルトは /etc/certs/CA/ です。この値は、Oracle Solaris 11.2 ソフトウェアの追加と更新 の追加のイメージのプロパティーおよびpkg(1)のマニュアルページに記述されている trust-anchor-directory イメージプロパティーの値と一致している必要があります。

repository/version

リポジトリの形式のバージョン。この値は、リポジトリのプロパティー値の変更に示す pkgrepo set コマンドでは設定できません。この値は pkgrepo create コマンドを使用して設定できます。バージョン 4 リポジトリはデフォルトで作成されます。バージョン 4 リポジトリは複数のパブリッシャーについてのパッケージの保管をサポートします。