この例では、負荷分散されていない集積サーバーの基本構成を示します。この例では http://pkg.example.com/myrepo を internal.example.com:10000 に接続します。
この例で説明していない、必要なその他のプロパティーの設定については、Web サーバーアクセスを使用した複数のリポジトリの提供を参照してください。
集積サーバーへのアクセスが可能な URL を指定する pkg/proxy_base 設定を使用して、集積サーバーを構成します。pkg/proxy_base を設定するには次のコマンドを使用します。
$ svccfg -s pkg/server add repo $ svccfg -s pkg/server:repo setprop pkg/proxy_base = astring: http://pkg.example.com/myrepo $ svcadm refresh pkg/server:repo $ svcadm enable pkg/server:repo
ネットワーク処理を実行するとき、pkg(5) クライアントは集積サーバーに対して 20 個の並列接続を開きます。集積スレッドの数が、任意の時点で予想されるサーバーへの接続と一致するようにします。集積ごとのスレッド数を設定するには次のコマンドを使用します。
$ svccfg -s pkg/server:repo setprop pkg/threads = 200 $ svcadm refresh pkg/server:repo $ svcadm restart pkg/server:repo
nocanon を使用して、URL の正規化を抑止します。この設定は、検索を正常に機能させる上で重要です。また、バックエンド接続の数は、集積サーバーが提供するスレッド数に制限します。次に示す httpd.conf ファイルの一部は、1 つの集積サーバーのプロキシを設定する方法を示しています。
Redirect /myrepo http://pkg.example.com/myrepo/ ProxyPass /myrepo/ http://internal.example.com:10000/ nocanon max=200
Oracle Solaris の SSL カーネルプロキシ、および SSL を使用した Web サーバー通信の暗号化と高速化については、Oracle Solaris 11.2 でのネットワークのセキュリティー保護 の第 3 章Web サーバーと Secure Sockets Layer プロトコルを参照してください。