共有の場所にリポジトリを作成します。リポジトリのファイルシステムを作成する場合は、atime を off に設定します。ローカルの IPS パッケージリポジトリの作成および使用のベストプラクティスを参照してください。
$ zfs create -o atime=off rpool/export/IPSpkgrepos $ zfs create rpool/export/IPSpkgrepos/Solaris $ zfs get atime rpool/export/IPSpkgrepos/Solaris NAME PROPERTY VALUE SOURCE rpool/export/IPSpkgrepos/Solaris atime off inherited from rpool/export/IPSpkgrepos
Example 2–1 の説明に従って -I オプションを使用して、リポジトリの .zip ファイルから .iso ファイルを作成します。
リポジトリの .iso ファイルをマウントして、内容にアクセスします。
$ mount -F hsfs /path/sol-11_2-repo.iso /mnt
リポジトリサーバーシステムが再起動するたびに .iso イメージを再マウントする必要があることを回避するには、次のステップに記載されているようにリポジトリファイルの内容をコピーします。
リポジトリアクセスのパフォーマンスを向上させ、システムが再起動するたびに .iso イメージを再マウントする必要があることを回避するには、/mnt/repo/ から ZFS ファイルシステムにリポジトリファイルをコピーします。このコピーは、rsync コマンドまたは tar コマンドを使用して実行できます。
rsync コマンドを使用するときに、repo ディレクトリ内のファイルおよびサブディレクトリをコピーする場合は、/mnt/repo ではなく /mnt/repo/ (末尾のスラッシュ文字をつける) を指定するようにしてください。rsync(1) のマニュアルページを参照してください。
$ rsync -aP /mnt/repo/ /export/IPSpkgrepos/Solaris
次の例に示す方法で tar コマンドを使用すると、マウント済みファイルシステムからリポジトリの ZFS ファイルシステムへのリポジトリのコピーが速くなる場合があります。
$ cd /mnt/repo; tar cf - . | (cd /export/IPSpkgrepos/Solaris; tar xfp -)
/mnt ディレクトリから移動したことを確認します。
$ umount /mnt
pkgrepo コマンドの info、list、および verify サブコマンドを使用して、リポジトリが正常にコピーされたことを確認します。pkgrepo verify コマンドでエラーが報告された場合は、pkgrepo fix コマンドを使用してそのエラーの修正を試みてください。詳細は、pkgrepo(1) のマニュアルページを参照してください。
$ zfs snapshot rpool/export/IPSpkgrepos/Solaris@sol-11_2_0