クライアントが NFS を使用してローカルリポジトリにアクセスできるようにするには、NFS 共有を作成して公開します。
$ zfs share -o share.nfs=on rpool/export/IPSpkgrepos%ipsrepo
設定可能なその他の share.nfs プロパティーなどの詳細は、zfs_share(1M) のマニュアルページを参照してください。
次のいずれかのテストを使用して、共有が公開されたことを確認します。
$ grep repo /etc/dfs/sharetab /export/IPSpkgrepos ipsrepo nfs sec=sys,rw
$ dfshares solaris RESOURCE SERVER ACCESS TRANSPORT solaris:/export/IPSpkgrepos solaris - -
クライアントシステムでローカルファイルリポジトリからパッケージを取得できるようにするには、パブリッシャーの起点を設定します。
次のコマンドを使用して、リポジトリ内のパブリッシャーの名前を判別します。
$ pkgrepo info -s /export/IPSpkgrepos/Solaris PUBLISHER PACKAGES STATUS UPDATED solaris 4768 online 2014-04-02T18:11:55.640930Z
インストール済みのパッケージの更新、インストール済みのパッケージに依存するパッケージのインストール、または非大域ゾーンのインストールを行うには、少なくともパブリッシャーの起点として設定したリポジトリに、パブリッシャーを設定しているイメージにインストールされているのと同じソフトウェアが含まれている必要があります。リポジトリにはより古いソフトウェアまたはより新しいソフトウェアを含めることもできますが、イメージにインストールされているのと同じソフトウェアが含まれている必要があります。
次のコマンドは、指定されたリポジトリがこのイメージに適合しないパブリッシャーの起点であることを示しています。
$ pkg list entire NAME (PUBLISHER) VERSION IFO entire 0.5.11-0.175.2.0.0.36.0 i-- $ pkgrepo list -Hs http://pkg.oracle.com/solaris/release entire@0.5.11-0.175.2.0.0.36.0 pkgrepo list: The following pattern(s) did not match any packages: entire@0.5.11-0.175.2.0.0.36.0
次のコマンドは、指定されたリポジトリがこのイメージに適合するパブリッシャーの起点であることを示しています。
$ pkgrepo list -Hs /export/IPSpkgrepos/Solaris entire@0.5.11-0.175.2.0.0.36.0 solaris entire 0.5.11,5.11-0.175.2.0.0.36.0:20140401T190148Z
前の手順のリポジトリの場所およびパブリッシャー名を使用して、次のコマンドを実行し、パブリッシャーの起点を設定します。
$ pkg set-publisher -G '*' -M '*' -g /export/IPSpkgrepos/Solaris/ solaris
solaris パブリッシャーについての既存の起点をすべて削除します。
solaris パブリッシャーについての既存のミラーをすべて削除します。
新しく追加されたローカルリポジトリの URI を solaris パブリッシャーの新しい起点として追加します。
パブリッシャーの構成の詳細は、Oracle Solaris 11.2 ソフトウェアの追加と更新 のパブリッシャーの構成を参照してください。
ほかのイメージでパブリッシャーの起点をリセットした場合は、適合性テストを再度実行します。ほかのイメージには別のバージョンのソフトウェアがインストールされている可能性があるため、このリポジトリを使用できないことがあります。ほかのシステム上のイメージでパブリッシャーの起点をリセットした場合は、-g 引数にフルパスを使用します。