この例では、Solaris リポジトリのほかに SolarisStudio リポジトリが存在しています。pkg/server サービスの solaris インスタンスに指定されているように、Solaris リポジトリには、ポート 81 を使用して http://localhost/ からアクセスできます。ユーザーが HTTP インタフェースを使用してパッケージを取得できるようにするを参照してください。
svccfg コマンドの add サブコマンドを使用して、pkg/server サービスの新しいインスタンスを追加します。
$ svccfg -s pkg/server add studio
$ svcs pkg/server STATE STIME FMRI online 14:54:16 svc:/application/pkg/server:default online 14:54:20 svc:/application/pkg/server:studio online 14:54:20 svc:/application/pkg/server:solaris
サービスのこのインスタンスが、リポジトリのデータを検索できるパスを設定します。
$ svccfg -s pkg/server:studio setprop pkg/inst_root=/export/IPSpkgrepos/SolarisStudio
$ svccfg -s pkg/server:studio setprop pkg/port=82
pkg/proxy_base の設定例については、プレフィックスを使用した単純なプロキシの構成を参照してください。
リポジトリのプロパティー値の変更に示すように、リポジトリ名および説明が設定されていることを確認します。
パッケージ集積サーバーサービスを再起動します。
$ svcadm refresh pkg/server:studio $ svcadm enable pkg/server:studio
http://localhost:82/ の場所でブラウザウィンドウを開きます。
ポート番号を設定していない場合、デフォルトは 80 です。http://localhost:80/ または http://localhost/ でリポジトリを表示します。
そのポート番号が別の pkg/server インスタンスでも使用されている場合は、その場所にパブリッシャー名を付加して新しいパッケージを表示します。たとえば、http://localhost:81/solarisstudio/ でリポジトリを表示します。
パブリッシャーの起点に次のいずれかの値を設定します。
pkg/inst_root の場所。
$ pkg set-publisher -G '*' -M '*' -g /export/IPSpkgrepos/SolarisStudio/ \ solarisstudio
pkg/port の場所。
$ pkg set-publisher -G '*' -M '*' -g http://localhost:82/ solarisstudio
関連項目
異なるプレフィックスを使用して 1 つのドメインでの複数のリポジトリの実行 (http://pkg.example.com/solaris および http://pkg.example.com/studio など) については、1 つのドメインでの複数リポジトリを参照してください。