inetadm コマンドの -l オプションを使用して、指定のサービスのプロパティーをすべて一覧表示します。プロパティーの現在の値を調べます。
# inetadm -l FMRI
inetadm コマンドの -m オプションを使用して、指定のプロパティーの値を変更します。特定のサービスのプロパティーの詳細については、そのサービスのマニュアルページを参照してください。
# inetadm -m FMRI property-name=value
プロパティー値を削除するには、空の値を指定します。
$ inetadm -m svc property=""
プロパティーを再度一覧表示し、適切に変更されていることを確認します。
# inetadm -l FMRI
プロパティーの変更によって予想された効果があったことを確認します。
この例では、inetd によって制御されるサービスのコマンド行に対してオプションまたは引数を追加または削除する方法を示します。サービスが起動するときに実行するコマンドが、exec プロパティーの値です。
inetadm コマンドの -l オプションを使用して、exec プロパティーの現在の値を調査できるように、指定したサービスのすべてのプロパティーを一覧表示します。この例では、X Window System フォントサーバーである svc:/application/x11/xfs サービスを示します。詳細は xfs(1) のマニュアルページを参照してください。
$ inetadm -l xfs | grep exec exec="/usr/bin/xfs -inetd"
inetadm コマンドの -m オプションを使用して、指定したサービスの exec プロパティーを変更します。
$ inetadm -m xfs exec="/usr/bin/xfs -inetd -config /opt/site/fs/config"
プロパティー値が変更したことを検証します。
$ inetadm -l xfs | grep exec exec="/usr/bin/xfs -inetd -config /opt/site/fs/config"