svccfg listcust コマンドは、指定されたサービスの admin レイヤーでのカスタマイズを表示します。site-profile レイヤーでのカスタマイズも表示するには、-L オプションを使用します。次のコマンドは、pkg/server サービスの pkg/port プロパティーと pkg/inst_root プロパティーが管理者によってカスタマイズされたことを示します。
$ svccfg -s pkg/server:s11 listcust pkg application admin pkg/port count admin 81 pkg/inst_root astring admin /export/ipsrepos/Solaris11 general framework admin general/complete astring manifest general/enabled boolean admin true
次の svcprop コマンドは、プロパティー config/nodename の定義は manifest レイヤーで指定されているが、値 solaris は admin レイヤーで設定されていることを示します。
$ svccfg -s identity:node describe config/nodename
config/nodename astring solaris
Network name of the computer
$ svcprop -p config/nodename -l all svc:/system/identity:node
config/nodename astring manifest ""
config/nodename astring admin solaris
svccfg listcust コマンドは、すべてのマスクされたエンティティーも表示します。マスクされたエンティティーだけを表示するには、-M オプションを使用します。svccfg delcust コマンドを使用する前に、svccfg listcust コマンドを使用して、削除される対象を検証します。マスクされたエンティティーの詳細は、プロパティーグループ、プロパティー、およびプロパティー値の削除とsmf(5)のマニュアルページを参照してください。