プロセスまたはアプリケーションが異常終了すると、システムでファイルのセットが自動的に生成されます。このプロセスを コアダンプと呼びます。作成されるファイルはコアファイルです。コアファイルとは、終了時のプロセスアドレス空間の内容と、プロセスの状態の追加情報のディスクコピーです。通常、コアファイルは、対応するアプリケーションのバグに起因するプロセスの異常終了後に生成されます。コアファイルには、プロセス障害の原因となった問題の診断に使用する重要な情報が提供されます。コアファイル作成のパラメータを参照してください。
実行中のシステム管理の一部として、coreadm コマンドを使用して、コアファイルの作成仕様を制御できます。たとえば、coreadm コマンドを使用して、プロセスコアファイルをすべて 1 つのシステムディレクトリに置き、問題をより簡単に追跡できるようにシステムを構成できます。コアファイル仕様の管理を参照してください。
プロセスが異常終了した場合は、mdb などのデバッガや、proc ツールを使用して、作成されたコアファイルを調べることができます。プロセスの障害発生後にコアファイルを調べるを参照してください。