Oracle® Solaris 11.2 でのシステム管理のトラブルシューティング

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更新: 2014 年 9 月
 
 

システムクラッシュのトラブルシューティングのチェックリスト

システム問題を特定し、サポートプロバイダへの問い合わせを準備するには、次のチェックリストの質問に回答します。

項目
ユーザーのデータ
システムクラッシュダンプがあるか
オペレーティングシステムのリリースと適切なソフトウェアアプリケーションのリリースレベルを確認する
システムのハードウェアを確認する。
SPARC システムの prtdiag 出力を含める他のシステムの Explorer 出力を含める
パッチはインストールされているか。そうであれば、showrev -p 出力を含める
問題を再現できるか
この質問は、再現可能なテストケースは実際のハードウェア問題をデバッグするために重要であることが多いために重要である。購入先では、特殊な計測機構を使用してカーネルを構築して問題を再現し、バグを引き起こし、診断、および修正できる
Sun 以外のドライバをシステムで使用しているか
ドライバは、カーネルと同じアドレス空間で、カーネルと同じ特権で動作する。したがって、ドライバにバグがあると、システムクラッシュの原因となることがある
クラッシュ直前のシステムの動作は
システムが通常でないこと (新しい負荷テストの実行など) を行なったり、通常よりも高いロードがシステムにかかったりした場合、クラッシュの原因となることがある
クラッシュ直前に、異常なコンソールメッセージが表示されたか
システムがクラッシュする前には、なんらかの兆候を示していることがある。この情報は重要
/etc/system ファイルにパラメータを追加したか
調整パラメータは、システムクラッシュの原因となることがある。たとえば、共有メモリーセグメントを増やした結果、システムが限度以上の多くのメモリーを割り当てようとした
問題は最近発生するようになったか
そうであれば、問題の原因は、システムの変更 (たとえば、新しいドライバ、新しいソフトウェア、作業負荷の変化、CPU のアップグレード、メモリーのアップグレードなど) にある可能性がある