IPQoS flowacct モジュールを使用して、トラフィックフロー (発信元および着信先のアドレスなど) 、フローのパケットの数、および同様のデータの情報を収集します。フローに関する情報を蓄積して記録するプロセスのことを「フローアカウンティング」と呼びます。
特定のクラスのトラフィックに関するフローアカウンティングの結果は、フローレコードというテーブルに記録されます。各フローレコードは、一連の属性から構成されます。これらの属性には、特定のクラスの一定時間のトラフィックフローに関するデータが格納されます。flowacct 属性のリストについては、Table 6–4 を参照してください。
フローアカウンティングは、サービスレベル契約 (SLA) に定義されているとおりに顧客に課金する場合に、特に役立ちます。また、フローアカウンティングを使って、重要なアプリケーションのフロー統計情報を取得することもできます。このセクションでは、flowacct を Oracle Solaris 拡張アカウンティング機能と組み合わせて、トラフィックフローに関するデータを取得するためのタスクについて説明します。
詳細は、次のソースを参照してください。
IPQoS 構成ファイルで flowacct パラメータを割り当てる方法については、IPQoS 構成ファイル内でクラスのアカウンティングを有効にする方法を参照してください。
IPQoS 構成ファイル内の flowacct のアクション文の作成手順については、IPQoS 構成ファイル内でフロー制御を構成する方法を参照してください。
flowacct がどのように機能するかについては、クラシファイアモジュールを参照してください。
技術的な情報については、flowacct(7ipp) のマニュアルページを参照してください。