詳細は、Oracle Solaris 11.2 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護 の割り当てられている管理権利の使用を参照してください。
fmt_version 1.0 action { module ipgpc name ipgpc.classify params { global_stats TRUE }
冒頭の action 文については、IPQoS 構成ファイルを作成し、トラフィッククラスを定義する方法を参照してください。
class { name smtp enable_stats FALSE next_action markAF13 } class { name news next_action markAF21 } class { name ftp enable_stats TRUE next_action meterftp }
SMTP アプリケーションが扱う電子メールのトラフィックフローが含まれる、smtp という名前のクラスを作成する。
smtp クラスの統計収集を可能にする。ただし、enable_stats の値が FALSE であるため、このクラスの統計は取得されない
ipgpc モジュールに対し、ipgpc による処理が完了した smtp クラスのパケットを、action 文 markAF13 に渡すよう指示する。
NNTP アプリケーションが扱うネットワークニュースのトラフィックフローが含まれる news という名前のクラスを作成する。
ipgpc モジュールに対し、ipgpc による処理が完了した news クラスのパケットを、アクション文 markAF21 に渡すよう指示する
FTP アプリケーションが扱う発信トラフィックを処理する ftp という名前のクラスを作成する。
ftp クラスの統計収集を可能にする
ipgpc モジュールに対し、ipgpc による処理が完了した ftp クラスのパケットを、action 文 meterftp に渡すよう指示する。
クラスの定義の詳細については、IPQoS 構成ファイルを作成し、トラフィッククラスを定義する方法を参照してください。
filter { name smtpout sport smtp class smtp } filter { name newsout sport nntp class news } filter { name ftpout sport ftp class ftp } filter { name ftpdata sport ftp-data class ftp } }
フィルタに smtpout という名前を割り当てる。
ソースポート 25 (既知の sendmail (SMTP) アプリケーション用ポート) のトラフィックを選択する。
フィルタが所属するクラス (このインスタンスでは smtp クラス) を特定する
フィルタに newsout という名前を割り当てる。
ソースポート名 nntp (既知のネットワークニュース (NNTP) アプリケーション用ポート) のトラフィックを選択する。
フィルタが所属するクラス (このインスタンスでは news クラス) を特定する
フィルタに ftpout という名前を割り当てる。
ソースポート 21 (既知の FTP トラフィック用ポート番号) の制御データを選択する。
フィルタに ftpdata という名前を割り当てる。
ソースポート 20 (既知の FTP データトラフィック用ポート番号) のトラフィックを選択する。
ftpout および ftpdata フィルタが所属するクラス (このインスタンスでは ftp) を特定する。
サービスの開始または再開の具体的な手順については、ipqos サービスを開始する方法を参照してください。
必要になる可能性のある追加の変更のリストについては、一般的な IPQoS の構成計画のタスクマップを参照してください。