Oracle® Solaris 11 セキュリティーガイドライン

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更新: 2014 年 9 月
 
 

より強力なパスワード制約を設定する方法

デフォルトがサイトのセキュリティー要件を満たさない場合に、この手順を使用します。これらの手順は、/etc/default/passwd ファイルの変数エントリの順序に従います。

始める前に

solaris.admin.edit/etc/default/passwd 承認が割り当てられている管理者になる必要があります。詳細は、Oracle Solaris 11.2 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護 の割り当てられている管理権利の使用を参照してください。

  • pfedit コマンドを使用して、/etc/default/passwd ファイルを次のように変更します。
    1. パスワードを 4 か月ごとに (ただし、3 週間ごとより低い頻度で) 変更するようにユーザーに要求します。
      ## /etc/default/passwd
      ##
      #MAXWEEKS=
      #MINWEEKS=
      MAXWEEKS=13
      MINWEEKS=3
    2. 8 文字以上のパスワードを要求します。
      #PASSLENGTH=6
      PASSLENGTH=8
    3. パスワード履歴を保持します。
      #HISTORY=0
      HISTORY=10
    4. 最後のパスワードとの最小限の相違を要求します。
      #MINDIFF=3
      MINDIFF=4
    5. 1 文字以上の大文字を要求します。
      #MINUPPER=0
      MINUPPER=1
    6. 1 桁以上を要求します。
      #MINDIGIT=0
      MINDIGIT=1

関連項目

  • パスワードの作成を制約する変数の一覧については、passwd(1) のマニュアルページを参照してください。

  • インストール後に有効になるパスワード制約については、システムアクセスの制限とモニターを参照してください。