Oracle® Solaris 11 セキュリティーガイドライン

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更新: 2014 年 9 月
 
 

システムセキュリティーの維持

    Oracle Solaris は、システムのセキュリティーを維持するために次の機能を提供します。

  • 検証済みブート - ブートプロセスをセキュリティー保護します。検証済みブートは、デフォルトでは無効になっています。

  • パッケージの検証 - インストールされたパッケージがソースリポジトリ内のパッケージと同一であることを検証します。

  • 監査サービス - システムのアクセスと使用を監査します。監査機能はデフォルトで有効になります。

  • ファイルの整合性の検証 - BART マニフェストによってシステム上のあらゆるファイルをリストできます。また、マニフェストの比較によってファイルの整合性が維持されていることを検証します。

  • ログファイル - SMF は、あらゆるサービスに対してログファイルを提供します。syslog ユーティリティーは、システムサービスに対するログの名前指定と構成を行う中央ファイルを提供し、オプションで管理者に重大なイベントを通知できます。その他の機能 (監査など) でも、独自のログが作成されます。

  • コンプライアンスレポート - Oracle Solaris は、システムの評価に使用する複数のセキュリティーベンチマークを提供します。これらの評価によって、システムのセキュリティー状況の評価に役立つレポートが生成されます。