Oracle® Solaris 11 セキュリティーガイドライン

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更新: 2014 年 9 月
 
 

暗号化サービス

Oracle Solaris の暗号化フレームワーク機能および Oracle Solaris の鍵管理フレームワーク (KMF) 機能では、暗号化サービスおよび鍵管理のための中央リポジトリが提供されます。ハードウェア、ソフトウェア、およびエンドユーザーは、最適化されたアルゴリズムにシームレスにアクセスできます。KMF は、さまざまな公開鍵インフラストラクチャー (PKI) 用の異なるストレージメカニズム、管理ユーティリティー、およびプログラミングインタフェースに対する統合インタフェースを提供します。

暗号化フレームワークは、暗号化要求を処理するアルゴリズムと PKCS #11 ライブラリの共通の格納場所を提供します。PKCS #11 ライブラリは、RSA Security Inc. PKCS #11 Cryptographic Token Interface (Cryptoki) 標準に従って実装されます。標準ユーザーは、ファイルの暗号化と復号化などの暗号化サービスを使用できます。

KMF は、公開鍵オブジェクト (X.509 証明書や公開と非公開鍵のペアなど) を中央で管理するためのツールおよびプログラミングインタフェースを提供します。これらのオブジェクトの格納形式としては、さまざまなものが使えます。また、KMF では、アプリケーションによる X.509 証明書の使用方法を定義したポリシーを管理するためのツールも提供されます。KMF では、サードパーティーのプラグインがサポートされています。