Oracle® Solaris 11 セキュリティーガイドライン

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更新: 2014 年 9 月
 
 

標準ユーザーに対してより制限された umask 値を設定する方法

umask ユーティリティーは、ユーザーが作成したファイルのファイルアクセス権ビットを設定します。デフォルトの umask022 では十分に制限されない場合は、この手順を使用して、より制限されたマスクを設定します。

始める前に

スケルトンファイルを編集する権限がある管理者になる必要があります。root 役割にはこれらの権限が割り当てられます。詳細は、Oracle Solaris 11.2 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護 の割り当てられている管理権利の使用を参照してください。

  1. Oracle Solaris でユーザーシェルのデフォルトとして提供されているサンプルファイルを表示します。
    # ls -1a /etc/skel
    .bashrc
    .profile
    local.cshrc
    local.login
    local.profile
  2. ユーザーに割り当てる /etc/skel ファイルに umask 値を設定します。

      次の値のいずれかを選択します。

    • umask 026 – 適度なファイル保護を提供します。

      (751) – グループには r、他のユーザーには x

    • umask 027 – 厳密なファイル保護を提供します

      (750) – グループには r、他のユーザーにはアクセス権なし

    • umask 077 – 完全なファイル保護を提供します。

      (700) – グループや他のユーザーのアクセスを禁止します。

関連項目

詳細については、次を参照してください。