Oracle® Solaris 11 セキュリティーガイドライン

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更新: 2014 年 9 月
 
 

Oracle Solaris の Trusted Extensions 機能

Oracle Solaris の Trusted Extensions 機能は、データの安全性ポリシーをデータ所有者から分離できるセキュリティー保護されたラベル作成テクノロジーがオプションで有効化された層です。Trusted Extensions では、所有権に基づいた従来の随意アクセス制御 (DAC) ポリシーと、ラベルに基づいた必須アクセス制御 (MAC) ポリシーの両方がサポートされています。Trusted Extensions 層が有効になっている場合を除いて、すべてのラベルは同じであるため、カーネルは MAC ポリシーを強制するように構成されません。ラベルに基づいた MAC ポリシーが有効になっている場合は、アクセスを要求するプロセス (サブジェクト) とデータを含むオブジェクトに関連付けられたラベルの比較に基づいて、すべてのデータフローが制限されます。

Trusted Extensions の実装は、互換性を最大限に確保し、オーバーヘッドを最小限に抑えながら、高度な保証を提供できるという点で独自性があります。Trusted Extensions は、Oracle Solaris 11 の Common Criteria EAL4+ 認定の一部です。

Trusted Extensions は、Common Criteria の Labeled Security Package (LSP) の要件を満たしています。Oracle Solaris 11 の Common Criteria EAL4+ 認定を参照してください。