Oracle® Solaris 11.2 での Kerberos およびその他の認証サービスの管理

印刷ビューの終了

更新: 2014 年 9 月
 
 

Kerberos データベースの stash ファイルの管理

「stash ファイル」には、Kerberos データベースのマスター鍵が含まれます。このファイルは、Kerberos データベースを作成すると自動的に作成されます。stash ファイルが壊れた場合は、kdb5_util ユーティリティーの stash コマンドを使用して、置き換えることができます。stash ファイルの削除が必要になるのは、kdb5_utildestroy コマンドを使用して Kerberos データベースを削除したあとだけです。stash ファイルはデータベースとともに自動的に削除されるわけではないため、stash ファイルを手動で削除する必要があります。

stash ファイルを削除するには、rm コマンドを使用します。

# rm stash-file

この例では、stash-file は stash ファイルのパスを示します。デフォルトでは、stash ファイルは /var/krb5/.k5.realm にあります。


注 -  stash ファイルを再作成する場合は、kdb5_util コマンドの –f オプションを使用します。