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Oracle® Server X5-2 プロダクトノート Release 1.9

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更新: 2017 年 4 月
 
 

Oracle Linux オペレーティングシステムを実行するシステムでの NVMe ドライブのホットプラグには、カーネル引数が必要になる

バグ ID 18706294

問題:

デフォルトの Oracle Linux カーネル設定では、NVMe ストレージドライブのホットプラグ挿入によって、デバイスの PCIe 構成が不適切な設定になります。ホットプラグが有効な NVMe ストレージドライブの MPS (MaxPayloadSiz) と MRR (MaxReadRequest) の値が、NVMe で接続している PCIe スイッチまたはルートポートの値と同じになりません。このように設定が一致しないドライブを使用しようとすると致命的な PCIe エラーが発生し、システムがリセットされてデータ損傷につながる可能性があります。

影響を受けるソフトウェア:

  • Oracle Linux 6.5、6.6、7.0、7.1、および 7.2

  • プラットフォームソフトウェアリリース 1.0、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、および 1.9

回避方法:

ホットプラグが有効な NVMe ストレージドライブの MPS 値と MRR 値が、接続先の上流 PCIe ルートポートおよびスイッチでサポートされる (同一の) 値に設定されるように、カーネル引数をブート時に渡す必要があります。ホットプラグの操作の前に、次の引数を使用してブートローダーを構成する必要があります。

pci=pcie_bus_perf