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Oracle® Server X5-2 プロダクトノート Release 1.9

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更新: 2017 年 4 月
 
 

サーバーが Legacy BIOS モードを使用し、Oracle 10Gb Ethernet アダプタカードが取り付けられている場合に、オプション ROM 領域が不足する可能性がある

バグ ID 22083224

問題:

Oracle Server X5-2 は、Oracle 10Gb Ethernet アダプタカードを 2 枚までサポートします。Legacy BIOS モードでは、オプション ROM 領域の不足を避けるために、それらのカードを PCIe スロット 2 またはスロット 3 (あるいはその両方) に取り付ける必要があります。その結果、それらのカードまたはポートの一部が、ネットワーク経由のブートに使用可能なものとして BIOS にリストされなくなります。この問題は、Oracle Server X5-2が UEFI モードで実行されている場合は発生しません。

影響を受けるハードウェアおよびソフトウェア:

  • Oracle 10Gb Ethernet アダプタカード

  • Legacy BIOS モード

  • プラットフォームソフトウェアリリース 1.0、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、および 1.9

回避方法:

次のいずれかを実行します。

  • この状況が発生した場合、Option ROM 領域は、ネットワーク経由のブートに使用可能としてリストされているが、実際にはブートに使用されないカードとポートを無効にすることによって取得できます。

    1. reset /System または start /System コマンドを発行して、サーバーを SP からブートします。

    2. システムのブートプロセス中にプロンプトが表示されたら、F2 を押して BIOS 設定ユーティリティーにアクセスします。

    3. 「IO」タブに移動し、Enter を押します。

    4. 表示されるオプションから、「Add In Cards」を選択して、「Slot Number」を選択します。

    5. スロットを無効にするには、「Disable」を選択します。

    6. Esc キーを押して BIOS 設定ユーティリティーのメインメニューに戻り、「Exit」を選択します。

    7. 変更を保存するには、「Save Changes and Exit」を選択します。

      オプション ROM 領域が割り当てられ、Oracle 10Gb Ethernet アダプタカードが、ネットワーク経由のブートに使用可能なものとしてリストされるようになります。

  • この状況がまだ発生していない場合、この状況の発生を防ぐために、64 ビットのリソース割り当てを無効化できます。

    1. reset /System または start /System コマンドを発行して、サーバーを SP からブートします。

    2. システムのブートプロセス中にプロンプトが表示されたら、F2 を押して BIOS 設定ユーティリティーにアクセスします。

    3. 「IO」タブに移動し、Enter を押します。

    4. 表示されるオプションから、「PCI Subsystem Settings」を選択し、「PCI 64 bit Resources」を選択します。

    5. PCI 64 ビットのリソース割り当てを無効にするには、「Disabled」を選択します。

    6. Esc キーを押して BIOS 設定ユーティリティーのメインメニューに戻り、「Exit」を選択します。

    7. 変更を保存するには、「Save Changes and Exit」を選択します。

      サーバーは、ネットワーク経由のブートに使用できる Oracle 10Gb Ethernet アダプタカードとそのポートをリストするのに十分なオプション ROM 領域を保持できるようになります。