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リソース管理および Oracle® Solaris ゾーン開発者ガイド

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更新: 2016 年 11 月
 
 

ゾーンモニタリング統計用 API

libzonestat.so.1 は、ゾーン関連のリソース使用効率の情報を取得および計算するために zonestat コマンドで使用される公開 API であり、ソートおよびフィルタリングのオプションを備えています。zonestat ライブラリは、システム全体およびゾーン別の物理メモリー、仮想メモリー、および CPU リソースの使用効率を報告します。zonestat コマンドは zonestat(1) のマニュアルページに記載されています。

libzonestat は、2 つのサンプル間の差や、使用されている量の割合など、一般に必要とされる値を計算します。これらの統計により、コンシューマは複雑な計算を実行する必要がなくなります。物理リソースの使用率に加えて、libzonestat は、各ゾーンの構成済みリソース制限に対するリソース使用率も報告します。

libzonestat の基本的な使用方法は次のとおりです。

zs_ctl_t zsctl;
     zs_usage_t usage;

     /* open the statistics facility */
     zsctl = zs_open();

     for (;;) {
     		/* read the current usage */
		usage = zs_usage_read(ctl);

		... Interrogate the usage object for desired information ...
		...

		if (quit)
			break;

		sleep(some_interval);	
     }
     zs_close(zsctl);

ライブラリインタフェースは次のマニュアルページで説明されています (使いやすい順序で並べてあります)。