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リソース管理および Oracle® Solaris ゾーン開発者ガイド

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更新: 2016 年 11 月
 
 

libpool を使用したプール構成の操作

libpool(3LIB) プール構成ライブラリは、プール構成ファイルの読み取りおよび書き込み用のインタフェースを定義します。このライブラリは、実行中のオペレーティングシステム構成になるように既存の構成をコミットするためのインタフェースも定義します。<pool.h> ヘッダーは、すべてのライブラリサービスのタイプおよび関数の宣言を提供します。

リソースプール機能は、プロセスにバインドできるリソースを、プールと呼ばれる共通の抽象概念にまとめます。プロセッサセットおよびその他のエンティティーは、永続的な方法で構成、グループ化、およびラベル付けできます。作業負荷コンポーネントは、システム全体のリソースのサブセットに関連付けることができます。libpool(3LIB) ライブラリは、リソースプール機能にアクセスするための C 言語 API を提供します。pooladm(1M)、poolbind(1M)、および poolcfg(1M) は、シェルからコマンド呼び出しを介してリソースプール機能を使用できるようにします。

psets の操作

次のリストは、psets の作成または破棄、および psets の操作に関する機能を示しています。

processor_bind(2)

LWP (軽量プロセス) または LWP のセットを、指定したプロセッサにバインドします。

pset_assign(2)

プロセッサをプロセッサセットに割り当てます。

pset_bind(2)

1 つ以上の LWP (軽量プロセス) をプロセッサセットにバインドします。

pset_create(2)

プロセッサを含まない空のプロセッサセットを作成します。

pset_destroy(2)

プロセッサセットを破棄して、構成要素である関連付けられたプロセッサおよびプロセスを解放します。

pset_setattr(2), pset_getattr(2)

プロセッサセット属性を設定または取得します。