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SPARC T7 シリーズサーバー管理ガイド

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更新: 2016 年 9 月
 
 

RAID ハードウェアボリュームの作成の準備をする (FCode ベースの RAID ユーティリティー)

この手順を実行すると、FCode ベースの RAID ユーティリティーを使用して RAID ボリュームを作成する準備ができます。この手順を使用すると、特定のコントローラでその他の FCode ベースの RAID ユーティリティーコマンドを使用することもできます。

  1. Xterm またはスクロールをサポートする同等の端末ウィンドウから、次の手順を実行します。

    注 - OpenBoot コマンドおよび FCode ベースのコマンドでは、詳細な出力が大量に生成されます。xterm または Gnome 端末ウィンドウには、このような出力の表示に役立つスクロールバー機能が備わっています。
  2. サーバーの電源を入れるか、すでに電源が入っている場合はサーバーをリセットし、OpenBoot 環境で auto-boot を無効にします。

    さまざまな状況で OpenBoot プロンプトを表示するを参照してください。

  3. OpenBoot 環境に入ります。
  4. サーバーのデバイスパスを一覧表示します。

    たとえば、コマンドで生成される出力には、SPARC T7-1 に対するこの行が含まれる場合があります。

    ok show-devs
    ...
    /pci@301/pci@2/scsi@0
    ...
    
  5. OpenBoot select コマンドを使用して、ハードウェア RAID ボリュームを作成するコントローラを指定します。
    ok select /pci@301/pci@2/scsi@0
    

    コントローラのデバイスパス全体を使用する代わりに、事前に構成されたコントローラのエイリアスを使用できます。例:

    ok select scsi_alias
    

    ここで、scsi_alias は、パス用にあらかじめ作成した事前構成済みのエイリアスに対応しています。


    注 - サーバー上で事前に構成されたエイリアスを表示するには、OpenBoot devalias コマンドを使用します。デバイスパスを検出する (OpenBoot)を参照してください。
  6. Step 5 を実行したあとに別のコントローラを選択する場合は、現在のコントローラの選択を解除する必要があります。
    ok unselect-dev
    

    これで、Step 5 で説明したように、別のコントローラを選択できるようになります。その後、選択したコントローラに適用されるその他の FCode ベースの RAID コマンドを実行できます。

  7. 選択したコントローラでハードウェア RAID ボリュームの作成を続行します。

    ハードウェア RAID ボリュームを作成するを参照してください。

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