SPARC T7 シリーズサーバー管理ガイド

システムコンソールをローカルグラフィックスモニターにリダイレクトする

システムコンソールをローカルグラフィックスモニターにリダイレクトできます。ローカルグラフィックスモニターを使用してサーバーの初期インストールを実行したり、POST メッセージを表示したりすることはできません。

1. モニタービデオケーブルをサーバーのビデオポートに接続します。

   つまみねじをきつく締めて、接続部を固定します。サーバーに適用される可能性のある特別な接続手順については、サーバーの設置ガイドを参照してください。

2. モニターの電源コードを AC 電源に接続します。
3. USB キーボードケーブルを 1 つの USB ポートに接続します。
4. USB マウスケーブルをもう 1 つの USB ポートに接続します。
5. OpenBoot プロンプトを表示します。

   さまざまな状況で OpenBoot プロンプトを表示するを参照してください。

6. OpenBoot プロンプトで、次の OpenBoot 構成変数を設定します。

   ok setenv input-device keyboard
   ok setenv output-device screen
   

7. 構成の変更を適用します。

   ok reset-all
   

   サーバーはパラメータの変更を保存し、自動的にブートします。

   ---

   注 - reset-all コマンドを使用してパラメータの変更を保存する代わりに、電源ボタンを使用してサーバーの電源を再投入することもできます。

   ---

   これで、ローカルグラフィックスモニターを使用して、システムコマンドを入力したり、システムメッセージを表示したりできるようになりました。

   ---

   注 -  USB キーボードを取り外したり交換したりする場合は、まず入力デバイスを元のシリアルコンソールにリダイレクトする必要があります。

   ---

   GUI インタフェースをアクティブにするには、次の手順を続けます。

8. Oracle Solaris GUI インタフェースをアクティブ化します。

   Oracle Solaris がインストールされてブートされたら、次のコマンドを入力して GUI ログイン画面を表示します。

   # ln -s /dev/fbs/ast0 /dev/fb 
   # fbconfig -xserver Xorg 
   # reboot

関連情報

• さまざまな状況で OpenBoot プロンプトを表示する。

• OpenBoot の構成パラメータ

• Oracle ILOM リモートシステムコンソールプラス