1 インストール前の計画

この章には次のセクションが含まれます。

STA の配備の概要

STA をはじめてインストールして構成する場合は、次のアクティビティーを示された順序で実行します。このプロセスを自分で実行することも、Oracle インストールサービスを購入することもできます。

STA を以前のバージョンからアップする場合は、第8章 STA 2.1.0 へのアップグレードを参照してください。

順序
アクティビティー
詳細と手順
1 ユーザーのサイトで STA 要件を見直して確認します。 STA 要件ガイド
2 必要に応じて、ドライブとライブラリのサービスリクエストを準備します。 ライブラリを準備するためのサービスリクエストの準備
3 Linux を STA サーバーにインストールします。 Linux のインストール
4 STA を STA サーバーにインストールします。 STA のインストール
5 データを STA に送信するようにライブラリを構成します。 ライブラリでの SNMP の構成
6 データをライブラリから受け取り、モニタリングを開始するように STA を構成します。 STA でのライブラリ接続の構成
7 その他の STA ユーザー名および電子メールアドレスを構成します。 STA ユーザーズガイド
8 STA モニタリングサービスおよびデータベースバックアップサービスを構成します。 STA サービスの構成
9 承認済みのセキュリティー証明書を構成します (オプション)。 セキュリティー証明書の構成
10 STA アクセス制御用に外部プロバイダを構成します (オプション)。 セキュリティーサービスプロバイダの  STA 用の構成

ライブラリを準備するためのサービスリクエストの準備

ライブラリを STA によるモニタリング用に準備するために必要な情報を Oracle サポートに提供するには、この手順と参照されるセクションを使用します。

注:

STA がライブラリコンプレックスをモニターする場合、コンプレックス内のライブラリごとにサービスリクエストを準備します。さらに、STA でサポートされる最新のドライブファームウェアをインストールするためのサービスリクエストをオープンします。
  1. ライブラリファームウェアのバージョンを確認します。ライブラリファームウェアバージョンの確認 を参照してください

  2. ハイメモリー HBT カードが取り付けられていることを確認します (SL3000 および SL8500 のみ)。ドライブコントローラカードのバージョンの確認 (SL3000 および SL8500 のみ)を参照してください。

  3. ライブラリと LTO ドライブで ADI を有効にします (LTO ドライブのあるライブラリの場合のみ)。ライブラリでの ADI の有効化 (SL150 を除くすべてのライブラリ)を参照してください

  4. ライブラリコンプレックス ID を設定します (SL8500 のみ)。正しいライブラリコンプレックス ID の確認 (SL8500 のみ)を参照してください。

  5. ライブラリの日付と時間を設定します。ライブラリデータの日付/タイムスタンプを確実に STA サーバーの日付/タイムスタンプと相関させるには、Oracle サポートによってライブラリのクロックを適切に設定するべきです。

  6. 必要なサービスリクエストを送信します。