このドキュメントで説明されているソフトウェアはサポートされていないか、拡張サポートが提供されています。
現在サポートされているリリースにアップグレードすることをお薦めします。

第1章 リリース・ノート

1.1 Ceph Storage for Oracle® Linuxリリース2.0の概要

Ceph Storage for Oracle Linuxリリース2.0は、複数の物理および論理コモディティ・ハードウェア・ストレージ・デバイスのクラスタからオブジェクト・ストレージおよびブロック・ストレージを同様に表示します。 Cephは、ストレージ・クラスタのストレージ・デバイス間でデータのレプリケートおよびストライプ化を行うことによって、フォルト・トレランスを提供し、I/Oパフォーマンスを強化できます。 Cephの監視および自己修復機能により、管理オーバーヘッドが最小限に抑えられます。 異なる製造元の同一でないハードウェア上で、ストレージ・クラスタを構成できます。

Ceph Storage for Oracle Linuxリリース2.0は、Ceph Community Jewelリリース(v10.2.2)を元にしています。 Oracleバージョンのソフトウェアとアップストリーム・リリースとの相違点は、特定のバグに対するOracle固有の修正およびパッチに限られます。

可用性

Ceph Storage for Oracle Linuxリリース2.0は、Unbreakable Enterprise Kernelリリース4を実行しているOracle Linux 7 (x86_64)で使用できます。 最小限のOracle Linux 7更新2 (x86_64)およびUnbreakable Enterprise Kernelリリース4更新2が必要です。

注意

CephのソースRPMsは、https://yum.oracle.comのOracle Yumから使用できます。

サポートされる機能およびテクノロジ・プレビュー

サポートされている機能には、オブジェクト・ストア、ブロック・デバイス、ストレージ・クラスタ、単純なCeph Object GatewayおよびマルチサイトCeph Object Gatewayの各コンポーネントが含まれます。

次の機能がテクノロジ・プレビューとして含まれています。

  • Cephファイルシステム(Ceph FS)

詳細情報

Cephを使用するためのクイック・スタート・ガイドは、http://ceph.com/docs/master/start/quick-ceph-deploy/を参照してください。

Cephの詳細は、http://ceph.com/を参照してください。