7.71 不正な記憶域構成のため、Oracle VM Managerのアップグレードが失敗

Oracle VM Managerをアップグレードする前に、Oracle VMが記憶域を検出してアクセスできるように、記憶域環境を構成する必要があります。記憶域環境が正しく構成されていないと、アップグレードは失敗します。その結果、バックアップからOracle VM環境をリストアしてから、アップグレードを続行するか、Oracle VMリリース3.4の新規インストールを実行する必要があります。

たとえば、記憶域アレイのアクセス・ホストのIPアドレスが構成されていない場合、Oracle VM Agentは記憶域プラグインに接続できません。この場合、次のようなエラー・メッセージがovs-agent.logに書き込まれます:

[time_stamp] INFO (storageplugin:ID)
storage_plugin_discover(oracle.netapp.SCSIPlugin.StoragePlugin)
[time_stamp] DEBUG (OSCPlugin:ID) ENTER: discover()
[time_stamp] ERROR (OSCPlugin:ID) Failure to get the
targets: iscsiadm: connection to discovery address 192.0.2.0 failed
iscsiadm: connection to discovery address 192.0.2.0 failed
iscsiadm: connection to discovery address 192.0.2.0 failed
iscsiadm: connection to discovery address 192.0.2.0 failed
iscsiadm: connection to discovery address 192.0.2.0 failed
iscsiadm: connection to discovery address 192.0.2.0 failed
iscsiadm: connection login retries (reopen_max 5) exceeded
iscsiadm: Could not perform SendTargets discovery.

回避策:記憶域環境が構成され、Oracle VMが記憶域を検出してアクセスできることを確認します。 Oracle VMのログ・ファイルで、記憶域に関連するエラー・メッセージを確認します。問題がある場合は、Oracle VMをアップグレードする前に問題を解決してください。

Bug 22815554