Oracle VMリリース3.3.3には、次のようなOracle VM Manager、Oracle VM ServerおよびOracle VM Agent for SPARC用の個別パッチが含まれています。
Oracle VM Manager: パッチID
20492250
。Oracle VM Server: パッチID
20492240
。Oracle VM Agent for SPARC: パッチID
20492222
。
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Oracle VMリリース3.3.3の新機能および拡張機能は次のとおりです。
インフラストラクチャ
Fibre Channel over Ethernet (FCoE)のサポート: Oracle VMに、コンバージド・ネットワーク・アダプタ(CNA)を検出するためのドライバが追加されました。 これらのドライバにより、Oracle VM ServerをFCoE SANにインストールできるようになります。(20140781)
最大vCPU制限: このリリースでは、Oracle VM Server for SPARCの最大vCPU制限の128が削除されました。(20576711)
コンバージド・ネットワーク・アダプタのサポート: このリリースでOracle VM Serverインストーラが更新され、サポート対象のコンバージド・ネットワーク・アダプタ(CNA)が増えました(HP FlexFabric 10Gb 2-port 536FLB Adapter、Broadcom 57840S CNAなど)。(20492419)
hwdataパッケージの更新: hwdataパッケージが
hwdata-0.233-11.1.el6.noarch.rpm
に更新され、最近リリースされたネットワーク・アダプタがリストされるようになりました。(20854084)OvmClient.jarライブラリの更新:
OvmClient.jar
ライブラリの会社署名権限が更新されました。(20488470)仮想マシン・コンソール・パッケージの更新:
ovmcore-console-1.0-42.rpm
パッケージがOracle VM Manager Webインタフェースに追加され、Oracle VM Manager ISO上で更新されました。(20138989)Oracle VM Server dracutパッケージ: このリリースで、
dracut-fips
パッケージおよびdracut-network
パッケージがOracle VM Server ISOに追加されました。 また、このリリースにはdracut-004
パッケージおよびdracut-kernel
パッケージの更新も含まれています。(20829905)
インストールとアップグレード
アップグレード前のインストーラ・チェック: このリリース以降、Oracle VM Managerインストール・プログラムにより、Oracle VMのアップグレードの開始前に十分な
/tmp
領域があるかチェックされるようになりました。(20347269)実行中ジョブの削除: Oracle VM Managerのアップグレード・スクリプトにより、アップグレードを続行するために実行中のジョブを削除できるようになりました。(20103466)
ネットワーキング
TCPベースのNFSリポジトリ・マウントのサポート: このリリースでは、NFS共有上でホストされているリポジトリは、デフォルトでUDPへフェイルバックのオプションを使用してTCP経由でマウントされます。(14692942)
Pythonネットワーキング・パッケージの追加: このリリースでは、IPv6のサポートを向上させるために、
python-ipaddr-2.1.9-3.el6.noarch.rpm
パッケージがOracle VM Serverに追加されました。(20855848)
パフォーマンス
Oracle VM Manager Webインタフェースのナビゲーション・パフォーマンスの向上: このリリースでは、VLAN情報にナビゲートする際のパフォーマンスが向上しました。(20814204)
Oracle VM Manager Webインタフェースの「Health」タブのレスポンス時間の短縮: このリリースでは、「Health」タブをナビゲートする際のパフォーマンスが向上しました。(20963394)
仮想マシンの使用可能なサーバーの取得: このリリースでは、仮想マシンの使用可能なサーバーのリストの取得にかかる時間が向上しました。(20982855)
Oracle VM Manager Webインタフェースでツリー・ノードを開くときのパフォーマンスの向上: このリリースでは、多数のサーバーを含むツリー・ノードを開くときのパフォーマンスが向上しました。(20305165)
セキュリティ
Oracle MySQLパッチ更新: このリリースのOracle VMには、April 2015 Critical Patch Update for MySQLが含まれています。(20916257)
Oracle WebLogicパッチ更新: このリリースのOracle VMには、April 2015 Critical Patch Update for WebLogicが含まれています。(20918659)
Oracle Javaパッチ更新: このリリースのOracle VMには、April 2015 Critical Patch Update for Javaが含まれています。(20918735)
UEK3四半期更新: このリリースのOracle VMには、UEK3 quarterly update 5が含まれています。(20594222)
Xenセキュリティ・アドバイザリ: このリリースには、次のXenセキュリティ・アドバイザリが含まれています。
XSA-136 (CVE-2015-4164)
XSA-134 (CVE-2015-4163)
XSA-135 (CVE-2015-3209)
Oracle VMのセキュリティ・アドバイザリ
このリリースには、次のOracle VMセキュリティ・アドバイザリが含まれています。
表3.2 Oracle VMのセキュリティ・アドバイザリ
アドバイザリID | 重大度 | 説明 |
---|---|---|
OVMSA-2015-0040 | 重要 | Oracle VM 3.3 kernel-uekのセキュリティ・アップデート |
OVMSA-2015-0054 | 中 | Oracle VM 3.3 krb5のセキュリティ・アップデート |
OVMSA-2015-0055 | 中 | Oracle VM 3.3 glibcのセキュリティ・アップデート |
OVMSA-2015-0056 | 重要 | Oracle VM 3.3 kernel-uekのセキュリティ・アップデート |
OVMSA-2015-0057 | クリティカル | Oracle VM 3.3 Xenのセキュリティ・アップデート |
OVMSA-2015-0060 | 重要 | Oracle VM 3.3 kernel-uekのセキュリティ・アップデート |
OVMSA-2015-0064 | 重要 | Oracle VM 3.3 Xenのセキュリティ・アップデート |
OVMSA-2015-0065 | 中 | Oracle VM 3.3 Opensslのセキュリティ・アップデート |
OVMSA-2015-0067 | 重要 | Oracle VM 3.3 Xenのセキュリティ・アップデート |
OVMSA-2015-0070 | 中 | Oracle VM 3.3 Opensslのセキュリティ・アップデート |
OVMSA-2015-0071 | 重要 | Oracle VM 3.3 cupsのセキュリティ・アップデート |
OVMSA-2015-0072 | 重要 | Oracle VM 3.3 kernel-uekのセキュリティ・アップデート |
OVMSA-2015-0073 | 中 | Oracle VM 3.3 nssのセキュリティ・アップデート |