Oracle VM Server for x86でのLinuxおよびSolarisをベースにしたゲスト仮想マシンは、ハードウェア仮想化(HVM)か、PVドライバを使用したハードウェア仮想化(PVHVM)のいずれかです。
次の表に、HVMドメイン・タイプおよびLinuxオペレーティング・システムを使用する仮想マシンのサポートを示します。 追加のサポート情報は、表に続く注意書きを参照してください。
表5.1 HVMでサポートされているLinuxゲスト・オペレーティング・システム
ゲスト・オペレーティング・システム | HVM 32ビット | HVM 64ビット |
---|---|---|
Oracle Linuxリリース7.x | 不可 | 対応 |
Oracle Linuxリリース6.x | 対応 | 対応 |
Oracle Linuxリリース5.x | 対応 | 対応 |
Oracle Linuxリリース4.x | 対応 | 対応 |
Red Hat Enterprise Linux 7.x | 不可 | 対応 |
Red Hat Enterprise Linux 6.x | 対応 | 対応 |
Red Hat Enterprise Linux 5.x | 対応 | 対応 |
Red Hat Enterprise Linux 4.x | 対応 | 対応 |
CentOS 6.x | 対応 | 対応 |
CentOS 5.x | 対応 | 対応 |
CentOS 4.x | 対応 | 対応 |
SUSE Linux Enterprise Server 11.x | なし | 対応 |
HVMでサポートされているLinuxゲスト・オペレーティング・システムの追加サポート情報は、次のとおりです。
Oracle Linux、Red Hat Enterprise Linux、およびCentOS用のHVMゲスト仮想マシンを作成できます。 ただし、デフォルトでXen PVドライバがカーネルに同梱されています。 ハードウェア仮想化のパフォーマンスを向上させるために、PVHVMゲスト仮想マシンを作成することをお薦めします。
SUSE Linux Enterprise Server (SLES) 11の必要な最小カーネル・バージョンは、
3.0.31-0.9
です。
次の表に、PVHVMドメイン・タイプおよびLinuxオペレーティング・システムを使用する仮想マシンのサポートを示します。 追加のサポート情報は、表に続く注意書きを参照してください。
表5.2 PVHVMでサポートされているLinuxゲスト・オペレーティング・システム
ゲスト・オペレーティング・システム | PVHVM 32ビット | PVHVM 64ビット |
---|---|---|
Oracle Linuxリリース7.x | 不可 | 対応 |
Oracle Linuxリリース6.x | 対応 | 対応 |
Oracle Linuxリリース5.x | 対応 | 対応 |
Oracle Linuxリリース4.x | 対応 | 対応 |
Red Hat Enterprise Linux 7.x | 不可 | 対応 |
Red Hat Enterprise Linux 6.x | 対応 | 対応 |
Red Hat Enterprise Linux 5.x | 対応 | 対応 |
Red Hat Enterprise Linux 4.x | 対応 | 対応 |
CentOS 6.x | 対応 | 対応 |
CentOS 5.x | 対応 | 対応 |
CentOS 4.x | 対応 | 対応 |
SUSE Linux Enterprise Server 11.x | なし | 対応 |
PVHVMでサポートされているLinuxゲスト・オペレーティング・システムの追加サポート情報は、次のとおりです。
Oracle Linux、Red Hat Enterprise Linux、およびCentOS 5.xには、カーネルの
kernel-xen
バリアントにXen PVドライバが含まれています。 また、Oracle Linux 5.xのkernel-uek
(Unbreakable Enterprise Kernel (UEK))にもPVドライバが含まれています。 これらのカーネルを使用してハードウェア仮想化を行うために、PVHVMゲスト仮想マシンを作成することをお薦めします。Oracle Linux、Red Hat Enterprise Linux、およびCentOS 4.xでは、カーネルの
kernel-xenU
にPVドライバ・モードを使用する必要があります。SUSE Linux Enterprise Server (SLES) 11の必要な最小カーネル・バージョンは、
3.0.31-0.9
です。SLES 11上でPVHVMゲストを起動するには、次の手順を実行する必要があります。
オペレーティング・システムをインストールして、カーネル・バージョンを
3.0.31-0.9
にアップグレードします。仮想マシンを停止します。
Oracle VM Managerで、仮想マシンのドメイン・タイプを編集して、
Xen PVM
に設定します。仮想マシンを再起動します。
次の表に、HVMまたはPVHVMドメイン・タイプのいずれかおよびSolarisオペレーティング・システムを使用する仮想マシンのサポートを示します。 追加のサポート情報は、表に続く注意書きを参照してください。
表5.3 HVMおよびPVHVMでサポートされているSolarisゲスト・オペレーティング・システム
ゲスト・オペレーティング・システム | PVHVM 32ビット | HVM 32ビット | PVHVM 64ビット | HVM 64ビット |
---|---|---|---|---|
Oracle Solaris 11 | 不可 | 不可 | 対応 | 不可 |
Oracle Solaris 10 | 対応 | 不可 | 対応 | 不可 |
HVMおよびPVHVMでサポートされているSolarisゲスト・オペレーティング・システムの追加サポート情報は、次のとおりです。
Oracle Solarisサポートは、Solaris 10 1/13 (アップデート11)から始まります。 Solaris 10 OSまたはSolaris 11 OSはハードウェア仮想マシン(HVM)として動作し、これには、基礎となるハードウェア・プラットフォームでHVMサポート(Intel VTまたはAMD-V)が必要です。 Solaris 10またはSolaris 11 OSには、デフォルトでOSの一部として必要なPVドライバがインストールされています。 Oracle Solaris 10は、x86 32ビットおよび64ビット・アーキテクチャをサポートします。OSの起動時に、ハイパーバイザおよび基礎となるハードウェアを調べて、32ビット・モードまたは64ビット・モードが選択されます。 Oracle Solaris 11では、x86 64ビットのアーキテクチャのみをサポートします。
Oracleソフトウェア要件の詳細は、My Oracle Supportのドキュメント464754.1 (https://support.oracle.com/oip/faces/secure/km/DocumentDisplay.jspx?id=464754.1)のOracle VMの認証ソフトウェアを参照してください。
また、Oracle VM、Oracle LinuxおよびOracle Solarisでのサポート予定については、Oracle VMのリソース・ページ(http://www.oracle.com/us/technologies/virtualization/oraclevm/resources/index.html)を参照してください。
表5.4 CPU準仮想化でサポートされているゲスト・オペレーティング・システム
ゲスト・オペレーティング・システム | 準仮想化(32ビット) | 準仮想化(64ビット) |
---|---|---|
Oracle Linuxリリース7.x | なし | なし |
Oracle Linuxリリース6.x | 対応 | 対応 |
Oracle Linuxリリース5.x | 対応 | 対応 |
Oracle Linuxリリース4.x | 対応 | 対応 |
Red Hat Enterprise Linux 7.x | なし | なし |
Red Hat Enterprise Linux 6.x | 対応 | 対応 |
Red Hat Enterprise Linux 5.x | 対応 | 対応 |
Red Hat Enterprise Linux 4.x | 対応 | 対応 |
CentOS 6.x | 対応 | 対応 |
CentOS 5.x | 対応 | 対応 |
CentOS 4.x | 対応 | 対応 |
SUSE Linux Enterprise Server 11.x | なし | 対応 |
表5.5 Microsoft Windowsでサポートされているゲスト・オペレーティング・システム
ゲスト・オペレーティング・システム | 64ビット | 32ビット |
---|---|---|
Microsoft Windows Server 2012 R2 | 対応 | 不可 |
Microsoft Windows Server 2012 | 対応 | 不可 |
Microsoft Windows Server 2008 R2 SP1 | 対応 | 不可 |
Microsoft Windows Server 2008 SP2 | 対応 | 対応 |
Microsoft Windows Server 2003 R2 SP2 | 対応 | 対応 |
Microsoft Windows 10 | 対応 | 対応 |
Microsoft Windows 8.1 | 対応 | 対応 |
Microsoft Windows 8 | 対応 | 対応 |
Microsoft Windows 7 SP1 | 対応 | 対応 |
Microsoft Windows Vista SP2 | 対応 | 対応 |
Oracle VMでOracle VM Paravirtual Drivers for Microsoft Windowsを使用する場合にサポートされるMicrosoft Windowsゲスト・オペレーティング・システムのリストは、『Oracle VM Paravirtual Drivers for Microsoft Windows』を参照してください。
表5.6 Oracle VM Paravirtual Drivers for Microsoft Windowsがサポートされているリリース
Oracle VMリリース | Oracle VM Paravirtual Drivers for Microsoft Windowsリリース3.0.1 | Oracle VM Paravirtual Drivers for Microsoft Windowsリリース3.2.2 | Oracle VM Paravirtual Drivers for Microsoft Windowsリリース3.2.3 | Oracle VM Paravirtual Drivers for Microsoft Windowsリリース3.4.1 | Oracle VM Paravirtual Drivers for Microsoft Windowsリリース3.4.2 |
---|---|---|---|---|---|
Oracle VM 3.0 | 対応 | なし | なし | なし | なし |
Oracle VM 3.1 | 対応 | なし | なし | なし | なし |
Oracle VM 3.2 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
Oracle VM 3.3 | なし | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
Oracle VM 3.4 | なし | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |