ヘッダーをスキップ
Oracle Secure Backupリファレンス
リリース10.1
B28441-02
  目次
目次
索引
索引

戻る
戻る
 
次へ
次へ
 

4 obtar

このトピックでは、データのバックアップおよびリストアの基礎となるOracle Secure Backupエンジンであるobtarについて説明します。obtarは、Berkeley UNIX tar(1)コマンドをオリジナルとする派生コマンドです。obtarコマンドライン・インタフェースは、次の点でUNIXコマンドラインのPOSIX 1003.2標準に準拠しています。

このコマンドライン・インタフェースがPOSIX 1003.2標準と異なる点は、ダッシュから始まるファイル名をオプションの引数として使用できないという点です。たとえば、-c ./-myfileを使用しようとすると、エラーが戻されます。

表4-1は、obtarの基本的なモードについて説明しています。各モードの説明には、最も一般的なオプションが含まれています。追加オプションについては、「obtarのオプション」を参照してください。

表4-1 obtarのモード

オプション 説明

obtar -c


コマンドラインに指定されたディレクトリおよびファイルのワンタイム・バックアップ・イメージを作成する。

obtar -g


バックアップ説明ファイル(BDF)に指定されたディレクトリおよびファイルのバックアップ・イメージを作成する。BDFの構文については、「バックアップ説明ファイルの構文」を参照。

obtar -x


ディレクトリおよびファイルをリストアする。

obtar -t


バックアップ・イメージのコンテンツをリストする。

obtar -z


指定されたドライブ内のバックアップ・イメージまたはボリューム・ラベルを表示する。

obtar -zz


ボリュームに含まれるバックアップ・イメージのリストを表示する。

obtar -Xlabel


指定ドライブに入っているテープにボリューム・ラベルを書き込む。

obtar -Xunlabel


指定ドライブに入っているテープのボリューム・ラベルを削除する。

obtar -Xreuse


指定ドライブに入っているボリュームを再利用可能としてマークする。



関連資料:

obtarの使用方法については、『Oracle Secure Backup管理者ガイド』を参照してください。