Platform CLIでデプロイしたコンテナ・イメージは、次の場所にあるOracle Container Registryでホストされます。
https://container-registry.oracle.com/
Oracle Container Registryの詳細は、『Oracle® Linux: Oracle Container Runtime for Dockerユーザー・ガイド』を参照してください。
Oracle Container Registryを使用するデプロイメントの場合は、環境内の各ノードがインターネットに直接アクセスできるようにプロビジョニングされている必要があります。場合によっては、環境内のノードがインターネットに直接アクセスできるようにプロビジョニングされていないことがあります。その場合は、ローカルのコンテナ・レジストリ・ミラーを設定できます。このシナリオでは、それぞれのノードがミラー・ホストに直接アクセスできる必要があります。
コンテナ・レジストリ・ミラーの作成
コンテナ・レジストリ・ミラー・サービスに使用するホストを選択します。ミラー・ホストは、インターネットにアクセスできる必要があり、Oracle Container Registryからイメージを直接取り出せるようにする必要があります。または、ローカルに保存された適切なイメージ・ファイルにアクセスできる必要があります。このホストはOracle Linux Cloud Native Environment内のノードでないことが理想的ですが、環境に含まれるすべてのノードにアクセスできる必要があります。
ミラー・ホストで、Oracle Container Runtime for Dockerをインストールして、Dockerレジストリ・コンテナを設定します。この手順の詳細は、『Oracle® Linux: Oracle Container Runtime for Dockerユーザー・ガイド』を参照してください。
ミラー・ホストで、
olcne-utils
パッケージをインストールして、レジストリ・ミラー化ユーティリティにアクセスできるようにします。$
sudo yum install olcne-utils
Oracle Container Registryから必要なコンテナ・イメージをローカルのDockerレジストリにコピーします。この操作は、registry-image-helper.shスクリプトに次のように必要なオプションを指定して実行します。
$
registry-image-helper.sh ‐‐to
host.example.com:5000
/olcnehost.example.com:5000
は、ローカルのDockerレジストリが使用可能な解決できるドメイン名とポートです。このスクリプトを実行するホストがインターネットにアクセスできない場合は、
--from
オプションを--local
オプションに置き換えて、コンテナ・イメージをローカル・ディレクトリから直接ロードするようにします。イメージを格納しているローカル・ディレクトリは、/usr/local/share/kubeadm/
または/usr/local/share/olcne/
のどちらかです。イメージ・ファイルは、TAR形式でアーカイブされています。このオプションを指定してスクリプトを実行すると、そのディレクトリ内のすべてのTARファイルがDockerにロードされます。--version
オプションは、ミラーするKubernetesのバージョンを指定する場合に使用できます。指定がない場合は、現行リリースが使用されます。このスクリプトには、
--images
オプションも指定できます。このオプションは、イメージのカスタム・セットをミラーする必要がある場合に、イメージとタグ名のカンマ区切りリストを指定するために使用できます。レジストリ・ミラーを使用する場合は、
--container-registry
オプションにレジストリ・ミラーのドメイン名とポートを指定してください。このオプションは、olcnectl module createコマンドを使用してKubernetesモジュールを作成するときに設定します。