以前にOracle Documents Cloud Serviceを使用していた場合は、サブスクリプションを更新した後にOracle Content Managementに移行する必要があります。
サブスクリプションを更新し、Oracle Content Managementに移行する前に知っておく必要のあることは次のとおりです:
Oracle Servicesで更新オーダーを送信した後、サブスクリプションが処理されたことを示す電子メールを受信します。その電子メールを受信したら、次の手順に進みます。
Oracle Content Managementの変更ページに、Oracle Content Managementのオプション(追加の標準ユーザー数、追加のエンタープライズ・ユーザー数など)が表示されます。これらのオプションが表示されていない場合は、更新オーダーが完了していません。オラクル社カスタマ・サポート
注:
サブスクリプションが一時停止状態になっていない場合、この手順を実行する必要はありません。サブスクリプションが一時停止でなくなったという電子メールを受信するのを待ってから、次の手順に進みます。
すべてのOracle Documents Cloud Serviceユーザーは、自動的に標準ユーザーに変更されます。移行前にアクセスできていたすべてのコンテンツおよび機能にアクセスできるようになります。
トラブルシューティングについては、移行後にユーザーがサインインできません(ストレージの失効)を参照してください。
移行後は、他の非従量制Oracle Content Managementインスタンスと同様に、ユーザー、グループおよびアクセスの管理とサービスのモニターを行います。
Oracle Documents Cloudには、ユーザーが実行できる操作を定義するいくつかの事前定義済ユーザー・ロールがあります。特定のユーザー・ロールを持つユーザーのみが使用できる機能もあります。ユーザーは必要な数のユーザー・ロールを保持できます。たとえば、ある1人のユーザーをアカウント管理者とサービス管理者の両方として指定できます。これらのユーザー・ロールは、アイデンティティ・ドメイン管理者によって割り当てられます。ユーザー・ロールの割当ての詳細は、従来のクラウド・アカウントを使用したグループへのロールの割当ておよび従来のクラウド・アカウントを使用したグループへのユーザーの割当てを参照してください。
ビジターは、特定のサイトを表示し、パブリック・リンクを使用し、アプリケーションまたはWebサイトに埋め込まれたOracle Content Managementコンテンツを表示できます。匿名ユーザー(サインインしていないユーザー)はビジターとしてカウントされます。Building Sites with Oracle Content Managementのサイト・セキュリティの変更を参照してください。
Oracle Content Managementを実際に使用する必要があるユーザーには、割り当てられたロールに加えてサービス・ユーザー・ロールを割り当てる必要があります。
Oracle Documents Cloudのサービス・ユーザーは、Oracle Content Managementの標準ユーザーと同じです。エンタープライズ・ユーザーに関連してドキュメントで説明されているすべての機能はOracle Documents Cloudでは使用できません。
ユーザー・ロールを割り当てられた各ユーザーは、管理者であるかエンド・ユーザーであるかに関係なく、1ユーザーとしてカウントされます。各ユーザーは、サービスで許可される合計ユーザーに対してカウントされます(ビジターを除く)。ビジター使用状況は、1日当たりのビジター・セッションの一部としてカウントされます。ビジター・セッションについてを参照してください。
各ユーザーは、割り当てられたユーザー・ロールの数にかかわらず、1人のみのユーザーとしてカウントされます。
表にリストされているインタフェースに移動する方法は、管理インタフェースを参照してください。
ユーザー・ロール(ユーザー・ロールは太字で表記) | アクセスおよびアクション | ノート |
---|---|---|
アカウント管理者 |
アカウント管理者はマイ・アカウント・アプリケーションを使用して次のアクションを実行します。
Managing and Monitoring Oracle Cloudのマイ・アカウント管理を参照してください。 |
アカウント管理者は、アカウントの作成時に設定されます。これらの管理者は、Oracleアカウントを使用してOracle Cloudにサインインします。アカウント管理者アクセス権が必要であるが持っていない場合、プライマリ・アカウント管理者に連絡してください。
アカウント管理者がOracle Content Managementを使用してサービス構成を変更できるようにする場合、サービス・ユーザー・ロールも割り当てる必要があります。 |
アイデンティティ・ドメイン管理者(アイデンティティ・ドメイン管理者) | Infrastructure Classicコンソールから:
|
ドメイン・レベルで割り当てられます。複数のサービスにわたって機能します。
アイデンティティ・ドメイン管理者は、サービス管理者が実行できる機能を実行する他に、ユーザーに関連する管理義務を処理します。 Oracle Content Managementにはアイデンティティ・ドメイン当たり1つのサービスのみあります。1人の管理者がサービス管理者とアイデンティティ・ドメイン管理者の義務を実行します。 |
権限付与管理者
ロール名の形式は、service-name_SE service name Based Entitlement Administratorです(例: documents_SE Documents Service Based Entitlement Administrator)。 |
Infrastructure Classicコンソールから:
Oracle Cloudアカウントの作成およびアクティブ化を参照してください。 |
サービス・レベルで割り当てられます。 |
サービス管理者(Oracle Documents Cloud管理者) | Infrastructure Classicコンソールから:
Oracle Content Managementの「管理: システム」インタフェースから:
Oracle Content Managementの「管理: 統合」インタフェースから:
Oracle Content Managementの「アナリティクス」インタフェースから:
|
サービス管理者がOracle Content Managementを使用できるようにするには、サービス・ユーザー・ロールも割り当てる必要があります。 |
サイト管理者(Oracle Content and Experienceサイト管理者) |
Oracle Content Managementの「サイト」ページから:
Oracle Content Managementの「開発者」ページから:
サイト設定の構成を参照してください |
このロールは、サービス管理者が、サイト管理者のみがサイト、テンプレートまたはコンポーネントを作成できるようにOracle Content Managementを構成した場合に適用されます。
サイト管理者がOracle Content Managementを使用できるようにするには、サービス・ユーザー・ロールも割り当てる必要があります。 |
開発者(CECDeveloperUser) |
Oracle Content Managementの「サイト」ページから:
Oracle Content Managementの「開発者」ページから:
|
開発者がOracle Content Managementを使用できるようにするには、サービス・ユーザー・ロールも割り当てる必要があります。 |
サービス・ユーザー(Oracle Documents Cloud Serviceユーザー) | Oracle Content Managementでは、サービス・ユーザーは次の操作を実行できます:
|
Oracle Documents Cloud Serviceサブスクリプションで使用する場合。
Oracle Content Managementを実際に使用する必要があるユーザーには、サービス・ユーザー・ロールを割り当てる必要があります。このロールは、デフォルトではどのユーザーにも割り当てられません。 |
ビジター(Oracle Content and Experienceビジター) | サイトへのアクセスはビジターに制限されます。 | このロールは、ビジターのみがサイトにアクセスできるよう設定されている場合に適用されます。その制限が有効になっている場合、このロールを持つユーザーのみがサイトにアクセスできます。Building Sites with Oracle Content Managementのサイト・セキュリティの変更を参照してください。
ビジターにライセンスは必要ありません。ビジター使用状況は、1日当たりのビジター・セッションの一部としてカウントされます。ビジター・セッションについてを参照してください。 |
外部ユーザー(CECExternalUser) | 将来の使用のために予約されています。 | このロールは使用しないでください。このロールを割り当てられたユーザーは、Oracle Content Managementユーザー・インタフェースを使用できません。 |
注:
サイズを縮小できるのは、Oracle Documents Cloud Serviceの顧客のみです。Oracle Content Managementを購入した場合、またはこれに移行した場合は、この手順を使用できません。Oracleサポートに連絡してください。インスタンス内で使用するユーザーまたはストレージが予想よりも少なかった場合は、インスタンスのサイズを縮小できます。
サービスを変更します。
複数のインスタンスのサイズを縮小する場合、各インスタンスを個別に縮小する必要があります。
Oracle Documents Cloud ServiceからOracle Content Managementに移行した後にサインインできないユーザーがいる場合、またはストレージ違反があるという電子メールを受信した場合、その原因は、インスタンスのストレージのニーズに対応できるだけのユーザーがプロビジョニングされていないことです。データが失われることはありません。ユーザーをさらにプロビジョニングしてください。
Oracle Content Managementの変更ページに、Oracle Content Managementのオプション(追加の標準ユーザー数、追加のエンタープライズ・ユーザー数など)が表示されます。これらのオプションが表示されていない場合は、更新オーダーが完了していません。オラクル社カスタマ・サポート