CIMコマンドのアウトバウンド通信の送信

このトピックでは、(CIM)アウトバウンド通信を処理するために必要な構成について説明します。

アダプタ開発キットのCIMアウトバウンド・メッセージ・タイプ

アウトバウンド・メッセージ・タイプは、実装で使用する予定のコマンドごとに構成する必要があります。基本パッケージには、使用可能な一連のアウトバウンド・メッセージ・タイプが含まれています。

この表は、アダプタ開発キットのCIMコマンドで使用されるアウトバウンド・メッセージ・タイプと、それぞれで使用されるビジネス・オブジェクトを示しています。

コマンド アウトバウンド・メッセージ・タイプ / ビジネス・オブジェクト
設備ステータス・チェック

ADK - CIM検針の取得(DG-CIMGMR) /

ADK CIM GetMeterReadsアウトバウンド・メッセージ(DG-CIMGetMtrRdOBMsg)

現在値読取(インターバル)

ADK - CIM検針の取得(DG-CIMGMR) /

ADK CIM GetMeterReadsアウトバウンド・メッセージ(DG-CIMGetMtrRdOBMsg)

現在値読取(スカラー)

ADK - CIM検針の取得(DG-CIMGMR) /

ADK CIM GetMeterReadsアウトバウンド・メッセージ(DG-CIMGetMtrRdOBMsg)

メッセージ・センダーの作成の詳細は、『管理ユーザー・ガイド』「アウトバウンド・メッセージ」を参照してください。

アダプタ開発キットのCIMメッセージ・センダー

メッセージ・センダーは、コマンド通信プロセスの一環としてヘッドエンド・システムに送信されるアウトバウンド通信ごとに作成する必要があります。

注意: ネイティブ実装で使用されるコマンド通信プロセスの一部としてメッセージ・センダーを作成する場合は、「メッセージ・クラス」をSOAPSNDR (リアルタイムHTTP / SOAPメッセージのセンダー)に設定する必要があります。

メッセージ・センダーの作成の詳細は、『管理ユーザー・ガイド』「メッセージ・センダー」を参照してください。

アダプタ開発キットのCIM外部システム

ヘッドエンド・システムを表す外部システムを作成し、ヘッドエンド・システムに送信できる一連のアウトバウンド・メッセージ・タイプを定義する必要があります。

アダプタ開発キットのCIM XSLファイル

次の表に、アダプタ開発キットのCIMコマンドで使用するアウトバウンド・メッセージ・ビジネス・オブジェクトに基づいてアウトバウンド・メッセージ・タイプで使用するように用意されているXSLを示します。

アウトバウンド・メッセージ・タイプ アウトバウンド・メッセージ・ビジネス・オブジェクト メッセージXSL 応答XSL
ADK - CIM検針の取得(DG-CIMGMR) ADK CIM GetMeterReadsアウトバウンド・メッセージ(DG-CIMGetMtrRdOBMsg) DG-CIMGetMtrReadsRequest.xsl DG-CIMGetMtrReadsResponse.xsl

アダプタ開発キットのCIM処理方法

スマート・メーターのコマンドをヘッドエンド・システムに送信するには、ヘッドエンド・システム・レコードに適切な処理方法を構成する必要があります。

次の表に、アダプタ開発キットで使用される各コマンドの処理方法の構成に適した詳細を示します。

コマンド 処理役割 ビジネス・オブジェクト アウトバウンド・メッセージ・ビジネス・オブジェクト
設備ステータス・チェック 設備ステータス・チェック ADK CIM Ping直接ルート(DG-CIMPingDR) ADK CIM GetMeterReadsアウトバウンド・メッセージ(DG-CIMGetMtrRdOBMsg)
現在値読取(スカラー) 現在値読取(スカラー) ADK CIM現在値読取直接ルート(スカラー) (DG-CIMGetMtrReadScalarDR) ADK CIM GetMeterReadsアウトバウンド・メッセージ(DG-CIMGetMtrRdOBMsg)
現在値読取(インターバル) 現在値読取(インターバル) ADK CIM現在値読取直接ルート(インターバル) (DG-CIMGetMtrReadIntervalDR) ADK CIM GetMeterReadsアウトバウンド・メッセージ(DG-CIMGetMtrRdOBMsg)

詳細は、「処理方法の構成」を参照してください。