インストール・オプション - アルゴリズム

特定のイベントが発生したときに呼び出すアルゴリズムを確認または入力するには、「管理」 > 「全般」 > 「インストール・オプション - フレームワーク」の順に選択し、「アルゴリズム」タブを選択します。

グリッドには、システムの重要な機能を制御する「アルゴリズム」が表示されます。各アルゴリズムに次を定義する必要があります。

  • アルゴリズムを関連付けるシステム・イベントを指定します(指定可能なすべてのイベントの説明は後続の表を参照)。
  • 各システム・イベントに対して、シーケンス番号アルゴリズムを指定します。複数のアルゴリズムを持つシステム・イベントがある場合を除いて、「シーケンス番号」を10に設定できます。この場合、アルゴリズムを実行するシーケンスを指定する必要があります。
注意: これらのアルゴリズムは一般的に、重要なプロセスです。アルゴリズムが存在しないと、システムが適切に動作しない可能性があります。

次の表では、各システム・イベントを説明します。

システム・イベント オプション/必須 摘要
Eメール添付の検証 オプション

このタイプのアルゴリズムは、Eメール・サービスを使用して添付を送信するときに添付のサイズと総数を検証するために使用されます。詳細は、「Eメールの送信」を参照してください

住所ジオコーディング オプション

このタイプのアルゴリズムは、Oracle Locatorを使用して住所情報から緯度と経度の座標を取得します。

添付マルウェア・スキャン オプション このタイプのアルゴリズムは、添付コンテンツの追加時に起動されます。このアルゴリズムは添付IDを受け取るものであり、マルウェア・スキャン・ツールを使用して添付の内容を検証することが期待されます。1つのアルゴリズムのみを使用できます。詳細は、「マルウェア・スキャンの有効化」を参照してください。
グローバル・コンテキスト オプション

このタイプのアルゴリズムは、いずれかのグローバル・コンテキスト・フィールドの値が変更されるとコールされます。このタイプのアルゴリズムは、変更されたフィールドの新しい値に基づいて、異なるグローバル・コンテキスト値を挿入します。

詳細は、「グローバル・コンテキストの概要」を参照してください。

配信保証 オプション

このタイプのアルゴリズムは、配信を保証する着信メッセージを受信するプロセスによってコールされる場合があります。詳細は、「配信保証」を参照してください。ビジネス・サービスF1-GuaranteedDeliveryが、このプラグイン・スポットを起動するために使用される場合があります。

LDAPインポート オプション

このタイプのアルゴリズムは、処理済のユーザー、グループおよびグループ・メンバーシップを操作するためにコールされます。

LDAPインポート前処理 オプション

このタイプのアルゴリズムは、LDAPから取得したデータを前処理するためにコールされます。

次の作業予定割当 オプション

このタイプのアルゴリズムは、ユーザーが取り組む必要がある次の作業予定登録を見つけるために使用します。これは、ユーザーが次の割当を要求すると、「現在の作業予定」ダッシュボード・ゾーンからコールされます。

レポート作成ツール オプション

インストール環境にサード・パーティのレポート作成ツールが統合されている場合は、ユーザーがレポート発行を使用してレポートをオンラインで発行するように、あるいはレポート履歴をオンラインで確認するようにできます。このアルゴリズムは、2つのオンライン・レポート作成ページで、システム内から適切にレポート作成ツールを呼び出すために使用されます。

SMS受信 オプション

このタイプのアルゴリズムは、ショート・メッセージ・サービス受信サービスを提供するために使用されます。このタイプのアルゴリズムは1つのみをプラグインしてください。

SMS送信 オプション

このタイプのアルゴリズムは、ショート・メッセージ・サービス送信サービスを提供するために使用されます。BPELを使用する基本アルゴリズムが使用されるインストール環境では、「ショート・メッセージ・サービス送信構成」機能タイプで機能構成を作成し、Oracle BPELサーバーおよびサービス・コール詳細を定義する必要があります。サード・パーティのショート・メッセージ・サービスが統合されたインストール環境では、このアルゴリズム・タイプを独自の実装で上書きすることが必要な場合があります。このタイプのアルゴリズムは1つのみをプラグインしてください。

作業予定情報 オプション

作業予定情報という用語は、作業予定登録を説明するためにシステム全体を通して表示される基本情報に対して使用します。

このスポットにアルゴリズムをプラグインして、システム・デフォルト「作業予定情報」を上書きします。

作業予定作成前 オプション

このタイプのアルゴリズムは、作業予定登録を追加しているときにコールされます。詳細は、「作成時の作業予定登録の詳細の絞込み」を参照してください。