移行計画の定義

移行計画を表示または定義するには、「管理」 > 「実装ツール」 > 「移行計画」を使用してナビゲートします。

「移行計画問合せ」ポータルを使用して、既存の移行計画を検索します。移行計画を選択すると、選択したレコードを表示および保守する保守ポータルに移動します。

注意: 重要。新しい移行計画を導入する場合は、命名規則を慎重に考慮してください。詳細は、「システム・データの命名規則」を参照してください。

次に、移行計画のための指示の定義に関する情報を示します。

「指示シーケンス」では、指示を一意に識別します。後で他の指示を挿入できるように、増分10を使用することをお薦めします。

最初の「指示タイプ」「主」を選択します。すべての移行計画に含まれる主指示は、1つのみである必要があります。すべての後続する指示には、「副」指示タイプが必要です。この場合、「親指示シーケンス」を入力する必要があります。この番号は、エクスポート・データで定義された関係を保守するために使用されるもので、階層内の上位レベルにある指示シーケンス番号と一致している必要があります。

指示の「摘要」には、その指示のビジネス摘要が表示されます。

データの定義元オブジェクトのタイプを定義する「ビジネス・オブジェクト」(BO)を選択します。

注意: 各指示でビジネス・オブジェクトが指定されますが、各ビジネス・オブジェクトはフィルタ目的でのみ使用されることを理解することが重要です。移行済データ・セットには、ビジネス・オブジェクト構造の定義対象であるメンテナンス・オブジェクトの完全な内容が含まれます。これに関する詳細は、「ビジネス・オブジェクト・フィルタ・プロセスの理解」を参照してください。
注意: 移行から常に除外する子表の定義の詳細は、「移行から除外する表の識別」を参照してください。

「トラバース基準」は、移行計画にある各オブジェクト間の関係を定義するために使用されます。システムには、あるオブジェクトから別のオブジェクトにトラバースする方法を認識できるように、子オブジェクトが親オブジェクトに接続する方法を定義するオプションが3つ用意されています。「トラバース基準タイプ」のオプションは、「制約」「SQL」および「XPath」です。次に、各オプションを説明します。

  • 「制約」を使用すると、システムにおける特定レコードの別のレコードに対する関係を、メタデータで定義された外部キー制約で表す表制約を選択できます。「制約」を選択すると、次の追加フィールドが使用可能になります。
    • 「制約ID」は、制約の一意の識別子です。検索すると、指示のビジネス・オブジェクトおよび親指示のビジネス・オブジェクトのメンテナンス・オブジェクトについて有効な表制約が表示されます。

    • 「制約所有者」は、制約の所有者を定義するために使用されます。これは、検索から制約を選択すると、自動的に移入されます。

  • 「SQL」を使用すると、「SQLトラバース基準」に、親指示のオブジェクトと子オブジェクトとの間のSQL結合条件を指定できます。トラバース基準の構文は、WHERE句です(WHEREという語は含みません)。親指示のオブジェクト上にあるフィールドを参照する場合は、構文#PARENT.TABLE_​NAME.FIELD_​NAMEを使用します。現在の指示のオブジェクト上にあるフィールドを参照する場合は、構文#THIS.TABLE_​NAME.FIELD_​NAMEを使用します。たとえば、次の文はビジネス・オブジェクトの移行計画で使用されますが、ここで、親指示はビジネス・オブジェクトで、従属指示は、オプション・タイプが「F1DU」のビジネス・オブジェクト・オプションとして参照されるUIマップの参照に使用されます。#PARENT.F1_​BUS_​OBJ_​OPT.BUS_​OBJ_​OPT_​FLG = 'F1DU' AND @trim(#THIS.F1_​MAP.MAP_​CD) = @trim(#PARENT.F1_​BUS_​OBJ_​OPT.BUS_​OBJ_​OPT_​VAL)

  • 「XPath」オプションを使用すると、XPath式に、指示で参照されているビジネス・オブジェクト内の要素を参照する構文を適用できます。これは、「XPathトラバース基準」に入力します。たとえば、前述したSQLの例における表示マップ・コレクション文は、XPathでは、#this/mapCd = #parent/businessObjectOption/businessObjectOptionValue AND #parent/businessObjectOption/businessObjectOptionType = 'F1DU'のように記述されます。この技法を使用すると、XML列内でマップされた外部キー参照を参照できます。

    注意: #parent式を使用すると、XML列内に格納され、mapXMLおよびmdFieldを使用して記述された要素にアクセスできます。ただし、#this式では、ビジネス・オブジェクトで使用可能な、mapField参照を使用するフィールドを参照する必要があります。

「次の移行計画」を定義すると、指示で定義されたオブジェクトをコピーするだけでなく、参照されている移行計画内のすべての追加指示もエクスポートに含めるように指定できます。

「アルゴリズム」グリッドには、各指示に関連付けられているアルゴリズムが含まれます。各アルゴリズムに次を定義する必要があります。

  • アルゴリズムを関連付けるシステム・イベントを指定します(考えられるすべてのイベントの詳細は、次の表を参照してください)。
  • 各システム・イベントに対して、「シーケンス」および「アルゴリズム」を指定します。複数のアルゴリズムを持つシステム・イベントが存在する場合を除き、「シーケンス」は10に設定することをお薦めします。この場合、アルゴリズムを実行するシーケンスを指定する必要があります。
システム・イベント オプション/必須 摘要
事前比較 オプション

このタイプのアルゴリズムは、ターゲット・システムに移動後のデータを調整するために使用できます。これらは主指示にのみ定義できます。

詳細は、「インポート・データの調整」を参照してください。

インポート オプション

このタイプのアルゴリズムはサポートされなくなりました。