アプリケーションアダプタ用 Java CAPS プロジェクトコンポーネントの構成

第 1 章 アプリケーションアダプタ用 Java CAPS プロジェクトコンポーネントの構成

次の各トピックでは、アプリケーションアダプタ用 Java CAPS プロジェクトコンポーネントの構成方法について説明します。

Java CAPS アダプタの接続マッププロパティーの構成

ここでは、Java CAPS アダプタの接続マッププロパティーを設定する方法について説明します。

すべてのアダプタには、一意の一連のデフォルト構成パラメータが含まれています。アダプタが確立され、プロジェクトの環境内に外部システムが作成されたら、アダプタのパラメータを特定のシステム用に変更します。アダプタの構成パラメータの変更は、次の各場所から行います。

プロパティーエディタの使用

現在のアダプタの構成プロパティーの変更は、アダプタプロパティーエディタから行えます。

アダプタのプロパティーを変更するには、次の手順を実行します。

  1. 編集するアダプタのプロパティーエディタを開きます。アダプタは 2 つのパラメータセットを持ちます。その特定のアダプタに固有のパラメータ (接続マップからアクセス) と、このタイプのすべてのアダプタに共通のパラメータ (環境エクスプローラのツリーからアクセス) です。

  2. プロパティーエディタの左上の区画にある構成ツリーから、1 つのプロパティーディレクトリを選択します。すると、そのディレクトリに含まれるパラメータが、プロパティーエディタの右側の区画に表示されます。たとえば、アウトバウンドアダプタの接続マッププロパティーから「トランスポート」をクリックすると、以下の画像に示すように、このセクションの編集可能なパラメータが右側の区画に表示されます。

  3. 任意のプロパティーフィールドをクリックしてそのプロパティーを編集可能にします。たとえば、「RA CFG ファイルから読み取る」パラメータをクリックして「RA CFG ファイルから読み取る」の値を編集します。パラメータの値が true/false または複数選択の場合、そのフィールドを選択すると、プロパティーオプションを含むサブメニューが表示されます。名前やパスワードなどの値をユーザーが入力する必要のあるパラメータでは、そのプロパティーフィールドに、値を入力するための領域と、省略符号 (. . .) ボタンが表示されます。プロパティーフィールドの省略符号 (. . .) をクリックすると、独立した構成ダイアログボックスが開きます。これは、パラメータのプロパティーフィールドでは完全に表示することのできない大きな値を入力する際に役立ちます。このダイアログボックスでプロパティー値を入力し、「了解」をクリックします。すると、その値がプロパティーフィールドに表示されます。

  4. 各パラメータの説明は、そのパラメータを選択した際に「説明」区画に表示されますが、この区画は、任意の必要な設定やオプションの説明を提供します。

  5. コメント」区画は、現在選択されているパラメータに関する注意事項や情報を記録するための領域を提供します。これは、将来の参照用として保存されます。

  6. 構成プロパティーを変更し終わったら、「了解」をクリックしてプロパティーエディタを閉じ、変更を保存します。

アダプタの接続マッププロパティーの構成

コラボレーションに外部アプリケーションを接続すると、Netbeans IDE によって適切なアダプタがリンクに自動的に割り当てられます。各アダプタにはデフォルト構成プロパティーを含むテンプレートが用意されていますが、これらのプロパティーには接続マップからアクセスできます。

接続マップ内では、インバウンドモードまたはアウトバウンドモード、あるいはその両方にアダプタを構成できます。

Procedureインバウンドアダプタのプロパティーを構成する

  1. Java CAPS IDE の接続マップ上で、アダプタのアイコンをダブルクリックします。

    アダプタの「プロパティー」ウィンドウが表示され、インバウンドアダプタのデフォルトプロパティーが表示されます。これらのプロパティーはデフォルトで、アダプタの正しい方向に設定されます

Procedureアウトバウンドアダプタのプロパティーを構成する

  1. 接続マップ上でアダプタのアイコンをダブルクリックします。

    アダプタの「プロパティー」ウィンドウが表示され、アウトバウンドアダプタのデフォルトプロパティーが表示されます。これらのプロパティーはデフォルトで、アダプタの正しい方向に設定されます

Oracle アプリケーションアダプタの接続マッププロパティーの構成

次の節では、Oracle アプリケーションアダプタコンポーネントの構成方法について説明します。

アウトバウンド Oracle アプリケーションアダプタのプロパティー

Oracle アプリケーションの接続マッププロパティーの「JDBC コネクタ設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–1 アウトバウンド接続マップ - JDBC コネクタ設定

名前 

説明 

必要な値 

説明 

データベースの説明を指定します。 

有効な文字列。デフォルトは「Oracle thin driver Connection Pool Datasource」です。

ClassName 

ConnectionPoolDataSource インタフェースの実装に使用される、JDBC ドライバ内の Java クラスを指定します。

有効なクラス名。デフォルト値は oracle.jdbc.pool.OracleConnectionPoolDataSource です。

XA サポート付きアウトバウンドアダプタのプロパティー

Oracle アプリケーションの接続マッププロパティーの「JDBC コネクタ設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–2 XA サポート付きアウトバウンド - JDBC コネクタ設定

名前 

説明 

必要な値 

説明 

データベースの説明を指定します。 

有効な文字列。デフォルトは「Oracle thin driver XA Datasource」です。

ClassName 

ConnectionPoolDataSource インタフェースの実装に使用される、JDBC ドライバ内の Java クラスを指定します。

有効なクラス名。 

デフォルト値は oracle.jdbc.xa.client.OracleXADataSource です。

PeopleSoft アダプタの接続マッププロパティーの構成

ここでは、PeopleSoft の接続マッププロパティーを設定したり、PeopleSoft HTTP クライアントまたは PeopleSoft HTTP サーバーを外部アプリケーションとして選択したりする方法について説明します。

PeopleSoft アダプタの接続マッププロパティー

PeopleSoft アダプタには次の 2 つのコンポーネントアダプタが含まれています。

コンポーネントアダプタと環境 (外部システムを含む) の作成が完了すると、ユーザーの特定のシステムに合わせてプロパティーを変更できます。

PeopleSoft HTTP クライアントの接続マッププロパティー

接続マップからアクセスされる PeopleSoft HTTP クライアントアダプタのプロパティーは、次のセクションにまとめられています。


注 –

このリリースでは SSL とプロキシの構成 (HTTPS) はサポートされません。


HTTP 設定

PeopleSoft HTTP クライアントアダプタの接続マッププロパティーの「HTTP 設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–3 接続マップ - HTTP 設定

名前 

説明 

必要な値 

Cookie を許可

サーバーから送信されてきた Cookie を格納しておき、その Cookie を後続の要求受信時に送信できるようにするかどうかを指定します。Cookie を許可しないとセッションがサポートされません。 

true または false。true は、サーバーから送信されてきた Cookie が許可されることを示します。false は、Cookies が受け付けられないことを示します。

デフォルト構成は true です。

受け付けタイプ

text/html、text/plain、text/xml など、サーバーへの要求送信時に含められる Accept-Type ヘッダーのデフォルト値を指定します。 

Accept-type ヘッダーの値。 

デフォルト構成は text/xml です。 


注意 – 注意 –

コラボレーションエディタで clear() メソッドを呼び出すと、すべての HTTP プロパティーがクリアされます。いったんプロパティーがクリアされると、変換デザイナで要求メッセージのヘッダーおよびペイロードセクションを手動で再構築する必要があります。


PeopleSoft HTTP サーバーの接続マッププロパティー

接続マップからアクセスされる PeopleSoft HTTP サーバーアダプタのプロパティーは、次のセクションにまとめられています。

HTTP サーバー外部構成

PeopleSoft HTTP サーバーアダプタの接続マッププロパティーの「HTTP サーバー外部構成」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–4 接続マップ - HTTP サーバー外部構成

名前 

説明 

必要な値 

servlet-url

HTTP サーバーサーブレット URL の最後のパス要素を指定します。この URL は、クライアントがサーバーへのアクセス時に使用する URL です。このプロパティー値は、HttpServerServlet などの「サーブレット名」である必要があります。URL の全体は、プロジェクト配備名やこのプロパティーで入力された値など、いくつかの要素から構成されます。

このサーブレット名は、PeopleSoft サーバー上の「主 URL」プロパティーと一致する必要があります。

たとえば、完全なサーブレット URL は次のようになります。 

http://<yourmachinename>:18001/<yourdeploymentname> _servlet_<servletname>/ <servletname>

項目の意味を次に示します。 

yourmachinename は、現在の Application Server が稼働しているマシンの名前です。

18001 は、Integration Server のプロパティーでコネクタポートとして指定されたポート番号です (「IS 構成」 > 「セクション」 > 「Web コンテナの構成」 > 「Web サーバーの構成」 > 「デフォルト Web サーバー」 > 「コネクタポート」)。

yourdeploymentname は現在のプロジェクトの配備プロファイルの名前であり、_servlet と連結されます。

servletname は PeopleSoft サーブレットの名前です。これが、このプロパティーで必要とされる値です


注 –

「servlet-url」パラメータは LDAP 値をサポートしません。


PeopleSoft サーブレットの名前を入力します。これは、HTTP サーバーサーブレット URL の最後のパス要素です。

PeopleSoft HTTP クライアントまたは PeopleSoft HTTP サーバーを外部アプリケーションとして選択する

PeopleSoft HTTP クライアントアダプタを作成するには、まず接続マップで PeopleSoft HTTP クライアント外部アプリケーションを作成する必要があります。PeopleSoft HTTP クライアントアダプタは、PeopleSoft HTTP クライアント外部アプリケーションとサービスの間に配置されます。サービスは、Java コラボレーション、ビジネスプロセス、eTL プロセスなどのコンテナです。

PeopleSoft 外部アプリケーションを作成するには

  1. 接続マップのツールバーから「外部アプリケーション」アイコンをクリックします。

    PeopleSoft 外部アプリケーション
  2. メニューから「PeopleSoft HTTP クライアント外部アプリケーション」を選択します。選択された PeopleSoft HTTP クライアント外部アプリケーションのアイコンが、接続マップのツールバー上に表示されます。PeopleSoft HTTP サーバー外部アプリケーションの作成も同様に行います。

SAP BAPI アダプタの接続マッププロパティーの構成

コラボレーションに外部アプリケーションを接続すると、Java CAPS IDE によって適切なアダプタがリンクに自動的に割り当てられます。各アダプタにはデフォルト構成プロパティーを含むテンプレートが用意されていますが、これらのプロパティーには接続マップからアクセスできます。次の節では、SAP BAPI アダプタコンポーネントの構成方法について説明します。

インバウンド SAP BAPI アダプタのプロパティーの構成

「インバウンドアダプタプロパティー」には、SAP R/3 から Java CAPS へのデータ受信に必要なパラメータが含まれています。次のサーバー接続設定の構成は、「インバウンドアダプタプロパティー」ウィンドウで行います。

サーバー接続設定

次の「サーバー接続設定」は外部データベースによって使用されます。

表 1–5 インバウンドアダプタ — サーバー接続設定

名前 

説明 

必要な値 

RFC トレースを有効化

RFC トレースを有効にするには「RFC トレースを有効化」プロパティーを使用します。トレースファイルには、RFC API 呼び出しと、SAP R/3 ホストとの間で送受信されるデータとが含まれます。トレースファイルは rfcnumber.trc であり、rfc00310_0156.trc のようになります。

「はい」または「いいえ」。 

デフォルトのモードは「いいえ」です。RFC トレースは無効化されます。

「RFC トレースを有効化」パラメータを「はい」に設定すると、JCo と RFC の両方のトレースログが作成されます。どちらも次の配下の同じ場所に作成されます。


appserver\domains\domain1\config

JCo トレースログは、Java ランタイム、バージョン、およびパスの情報を提供します。これはマニフェストも提供します。 

「RFC トレースを有効化」を「いいえ」に設定すると、トレースファイルは生成されません。

RFC トレースレベル

トレースレベルは、トレースファイル内の情報の複雑さを指定します。0 はトレースファイル内で診断情報の最小トレースロギングを提供し、5 は最大トレースロギングを提供します。 

0 (最小) から 5 (最大) までの整数値 

デフォルトの数値は 0 です。

「RFC トレースレベルを有効化」の影響を受けるのは、JCo トレースレベルだけです。RFC トレースレベルはその影響を受けません。 

作成する RFC サーバーの数

作成する RFC サーバーの数を指定します。RFC サーバーを複数作成すると、SAP R/3 から複数の要求を受信した際の並列処理が容易になります。 

有効な整数値。 

デフォルトの数は 1 です。

トランザクションモード

トランザクションモードを指定します。トランザクションモードは、tRFC が適用されるかどうかを指定します。RFC を使用する場合、トランザクションは一意の TID を持ち、このアダプタによって一度だけ処理されます。 

非トランザクション」または「トランザクション RFC (tRFC)」のトランザクションモード

デフォルトのモードは「非トランザクション」です。

トランザクション ID 検証データベース

トランザクション ID 検証データベースの場所を指定します。. 

TID を持続化するファイルベースのデータベースを名前を指定します。このアダプタから送信されたすべてのトランザクションの処置を記録するデータベースファイルへのパスを指定します。このデータベースは、トランザクションが次のいずれであるかを記録します。 

  • C (コミット)

  • U (未処理またはロールバック)

  • R (予約または保留中)

データベースファイルへの有効なパス。 

たとえば、デフォルトの場所は次のとおりです。 

C:\JavaCAPS6\data\SapTRFC.TIDdb

アウトバウンド SAP BAPI アダプタのプロパティーの構成

「アウトバウンドアダプタプロパティー」には、Java CAPS から SAP R/3 への通信に必要なパラメータが含まれています。次のサーバー接続設定の構成は、「アウトバウンドアダプタプロパティー」ウィンドウで行います。

クライアント接続設定

次の「クライアント接続設定」はアウトバウンドアダプタによって使用されます。

表 1–6 アウトバウンドアダプタ — クライアント接続設定

名前 

説明 

必要な値 

クライアント接続モード 

SAP R/3 へのログオン時に使用するクライアント接続のタイプを決定します。 

自動」または「手動」。

デフォルトのモードは「自動」です。

RFC トレースを有効化

RFC トレースを有効にするには「RFC トレースを有効化」プロパティーを使用します。トレースファイルは rfcnumber.trc であり、rfc00310_0156.trc のようになります。

「はい」または「いいえ」。 

デフォルトのモードは「いいえ」です。RFC トレースは無効化されます。

「RFC トレースを有効化」パラメータを「はい」に設定すると、JCo と RFC の両方のトレースログが作成されます。どちらも次の配下の同じ場所に作成されます。


appserver\domains\domain1\config

JCo トレースログは、Java ランタイム、バージョン、およびパスの情報を提供します。これはマニフェストも提供します。 

「RFC トレースを有効化」を「いいえ」に設定すると、トレースファイルは生成されません。

RFC トレースレベル

トレースレベルは、トレースファイル内の情報の複雑さを指定します。0 はトレースファイル内で診断情報の最小トレースロギングを提供し、5 は最大トレースロギングを提供します。 

0 から 5 までの整数値。 

デフォルトの数値は 0 です。

「RFC トレースレベルを有効化」の影響を受けるのは、JCo トレースレベルだけです。RFC トレースレベルはその影響を受けません。 

トランザクションモード

トランザクションモードを指定します。 

非トランザクション

BAPI 呼び出しによって実行されたアクションは、SAP R/3 によってすぐに自動的にコミットされます (自動コミット)。このモードでは、OTD の execute() メソッドを使用します。

トランザクション RFC (tRFC)

アダプタはメッセージの繰り返しを避けるために、一意のトランザクション ID (TID) を使って SAP R/3 との通信を行います。このモードでは、OTD の executeAsynchronous(eid) メソッドを使用します。

VIA COMMIT/ROLLBACK BAPI

1 段階コミットを実行します。この場合、BAPI 呼び出しで実行されたアクションをコミットまたはロールバックするには、BAPI_TRANSACTION_COMMIT または BAPI_TRANSACTION_ROLLBACK を呼び出します。このモードでは、BAPI/RFC OTD の commit および rollback メソッドを使用する必要があります。

非トランザクション」、「トランザクション RFC (tRFC)」、または「VIA COMMIT/ROLLBACK BAPI」のトランザクションモード。

デフォルトのモードは「非トランザクション」です。

トランザクション ID 検証データベース

トランザクション ID 検証データベースの場所を指定します。. 

TID を持続化するファイルベースのデータベースを名前を指定します。このアダプタから送信されたすべてのトランザクションの処置を記録するデータベースファイルへのパスを指定します。このデータベースは、トランザクションが次のいずれであるかを記録します。 

  • C (コミット)

  • U (未処理またはロールバック)

  • R (予約または保留中)

データベースファイルへの有効なパス。 

たとえば、可能なデフォルト場所は、次のとおりです。 

C:\JavaCAPS6\data\SapTRFC.TIDdb

TID データベースの最大行数

アウトバウンドアダプタ用のトランザクション ID (TID) データベースの最大行数を指定します。 

このプロパティーを設定するのは、tRFC が使用される場合だけです。このプロパティーは、もっとも古い行が削除され、対応する TID が SAP R/3 上で確認されるまで保持される、アウトバウンド TID データベース内の最大行数を指定します。SAP R/3 はこの確認により、それらの TID を TID 追跡データベースから削除し、リソース消費を減らすことができます。 

少なくとも 1 行。 

デフォルトは 200 行です。

ABAP デバッグウィンドウを有効化

ABAP デバッグウィンドウを有効にします。 

ABAP デバッグウィンドウを有効化」プロパティーを有効にすると、Application Server 上で ABAP デバッグウィンドウが開きます。このウィンドウには、SAP R/3 によって呼び出された RFC 対応 ABAP アプリケーションのデバッグ情報が表示されます。

このプロパティーが機能するのは、SAPGUI ソフトウェアが Application Server にインストールされている場合だけです。 

「はい」または「いいえ」。 

デフォルトのモードは「いいえ」です。ABAP デバッグウィンドウは無効化されます。

負荷分散を使用

アウトバウンドアダプタの負荷分散を有効にします。 

このプロパティーを使えば、SAP R/3 が提供する作業負荷分散を活用できます。SAP R/3 が作業負荷分散を提供する目的は、あるサーバーグループ内で、SAP メッセージサーバーがその時点で応答時間がもっとも短いと判断した SAP アプリケーションサーバーに、要求を自動的にルーティングすることです。 

負荷分散を無効化する場合は、「システム番号」プロパティーを使用します。

「はい」または「いいえ」。 

デフォルトのモードは「いいえ」です。負荷分散はデフォルトで無効化されます。

Siebel EAI アダプタの接続マッププロパティーの構成

ここでは、Siebel EAI アダプタの接続マッププロパティーを設定する方法について説明します。

アダプタの接続マッププロパティー

このアダプタの接続マップは、次の各プロパティーカテゴリから構成されています。

Siebel EAI アダプタの接続マッププロパティーの構成

このアダプタプロパティー設定は、Siebel アプリケーションとの対話にプロパティーがどのように使用されるかを定義します。

Siebel EAI 設定

次の表に Siebel EAI 設定の詳細を示します。

表 1–7 アウトバウンドアダプタ — Siebel EAI 設定

名前 

説明 

必要な値 

SWEExtSource 

Siebel Web エンジンが呼び出すサービスを指定します。 

有効な文字列。デフォルトは「SEEBEYOND_HTTP_UPDATE」です。

その他の値は次のとおりです。 

  • SEEBEYOND_HTTP_DELETE

  • SEEBEYOND_HTTP_EXECUTE

  • SEEBEYOND_HTTP_QUERY

  • SEEBEYOND_HTTP_UPDATE

SWEExtCmd 

外部コマンドを指定します。 

有効なエントリ。デフォルトは「Execute」です。

HTTP 設定

次の表に HTTP 設定の詳細を示します。

表 1–8 アウトバウンドアダプタ — HTTP 設定

名前 

説明 

必要な値 

Cookie を許可 

サーバーから送信されてきた Cookie が格納され、その Cookie が後続の要求受信時に送信されるかどうかを指定します。Cookie を許可しないとセッションがサポートされません。 

true または false。デフォルトは true です。

コンテンツタイプ 

サーバーへの要求送信時に含める Content-Type ヘッダーのデフォルト値を指定します。 

 

受け付けタイプ 

受け付けタイプ要求ヘッダーのパラメータを指定します。

任意の有効な文字列。次に例を示します。 

  • text/html

  • text/plain

  • text/xml

エンコード 

テキストデータの読み書きを行う際にデフォルトで使用されるエンコーディングを指定します。 

ASCII.

SWIFT Alliance Gateway アダプタの接続マッププロパティーの構成

ここでは、SWIFT Alliance Gateway アダプタの接続マッププロパティーと、SWIFT Alliance Gateway を外部アプリケーションとして構成する方法について説明します。


注 –

個々の OTD 構成設定を変更すれば、デフォルトのアダプタ OTD 構成設定を上書きできます。



注 –

SWIFT Alliance Gateway に関連する SWIFT Alliance Gateway 構成プロパティーの詳細については、SWIFT から提供されている SWIFT Alliance Gateway と SNL のユーザーマニュアルを参照してください。


SWIFT Alliance Gateway アダプタの接続マッププロパティー

SWIFT AG アダプタの接続マッププロパティーに含まれるパラメータセクションは、次のとおりです。

エンベロープ

SWIFT AG アダプタの接続マッププロパティーの「エンベロープ」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–9 接続マップ - エンベロープ

名前 

説明 

必要な値 

アプリケーション ID

アプリケーションインタフェースメッセージパートナーの名前を指定します。メッセージパートナーは基本的に、ユーザーの代わりに送受信を行うアプリケーションを識別します。 

アプリケーションインタフェースメッセージパートナーの名前。 

このプロパティーは必須です。 

コンテキスト ID

Relaxed SNL プロトコルの暗号化モードを指定します。 

  • 空 (空白) は、自動モードを示します。

  • 詳細: 詳細モードを示します。

    Relaxed SNL プロトコルは手動暗号化モードをサポートしません。

選択されたコンテキスト ID を示す「詳細」または空白

デフォルト構成は「詳細」です

メッセージ形式

現在のメッセージの形式を指定します。必要な値の名前はそれぞれ、SWIFT Alliance Gateway メッセージ形式の 1 つを表します。 

デフォルト値は「Sag:RelaxedSNL」です。 


注 –

このプロパティーは、構成不可能であることを示すために「グレー表示」になっています。


送信側

SWIFT Alliance Gateway 送信側の名前を指定します。これは SAG オペレータです。 

送信側の名前。 

送信側の認証

SAG オペレータのパスワードを指定します。 

SAG オペレータのパスワード。 

プリミティブの制御

SWIFT AG アダプタの接続マッププロパティーの「プリミティブの制御」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–10 接続マップ - プリミティブの制御

名前 

説明 

必要な値 

SNL プリミティブに XML 属性を含める

SNL プリミティブの構築/整列化を指定します。 

このフラグは、SWIFT AG アダプタが SNL プリミティブを構築/整列化する際にそのプリミティブに XML 属性を含めるかどうかを示します。次に例を示します。 

  • 要素 SwInt:Requestor に XML 属性を含めると、次のようになります。


    <SwInt:Requestor type="Sw.Gbl.DN" version="4.0.0">o=swift,o=swift</SwInt:Requestor>
  • XML 属性を含めない場合は次のようになります。<SwInt:Requestor>o=swift,o=swift</SwInt:Requestor>。SNL プリミティブの XML 属性はすべて、SNL Specification で定義されています。

true または false を選択します。true は、アダプタがプリミティブに XML 属性を含めることを示します。

デフォルト構成は false です。

RemoteApi ベース設定

SWIFT AG アダプタの接続マッププロパティーの「RemoteApi ベース設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–11 接続マップ - RemoteApi ベース設定

名前 

説明 

必要な値 

クライアント処理タイムアウト

要求メッセージとそれに対応する応答メッセージとの間の最大許容時間 (ミリ秒) を指定します。 

要求メッセージとそれに対応する応答メッセージとの間の最大許容時間をミリ秒で示す整数 (たとえば、300000 は 5 分に相当)。 

デフォルト構成は 300000 です。

読み取りブロックタイムアウト

読み取り処理をブロックする最大時間 (ミリ秒) を指定します。 

読み取り処理をブロックする最大時間をミリ秒で示す整数 (たとえば、60000 は 1 分に相当)。 

デフォルト構成は 60000 です。

InterAct クライアント

このセクションは、プリミティブ SwInt:ExchangeRequest に対応しています。このセクション内に含まれるパラメータ Sw<parameter name> については、『SNL Specification』を参照して詳細を確認してください。SWIFT AG アダプタの接続マッププロパティーの「InterAct クライアント」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–12 接続マップ - InterAct クライアント

名前 

説明 

必要な値 

ユーザー DN

主体の識別と認証に使用される完全識別名 SwSec_UserDN を指定します。サイズは 100 バイトに制限されます。 

「o=<BIC8>,o=swift」で終わるユーザー DN (識別名) 

例: cn=dandrews,o=bankn14b,o=swift 

リクエスタ DN

アプリケーションエンティティー名の識別に使用される SwInt_Requestor を指定します。サイズは 100 バイトに制限されます。 

「o=<SWIFTNet institution BIC-8>,o=swift」で終わるリクエスタ DN (識別名) 

次に例を示します。 

ou=management,o=bankn14b,o=swift 

レスポンダ DN

目的とするレスポンダの識別に使用される SwInt_Responder を指定します。サイズは 100 バイトに制限されます。 

「o=<SWIFTNet institution BIC-8>,o=swift」で終わるレスポンダ DN (識別名) 

次に例を示します。 

cn=management,o=swift,o=swift 

サービス名

使用される SWIFTNet サービスを含むサービス名 SwInt_Service を指定します。サイズは 30 バイトに制限されます。 

サービス名。 

たとえば、swift.cte、swift.generic.ia!x、swift.generic.iast!x など。 

要求タイプ

標準メッセージコードを使用する XML メッセージのメッセージタイプの識別に使用される SwInt_RequestType を 

指定します。サイズは 30 バイトに制限されます。 

要求タイプ。次に例を示します。 

camt.005.001.02 (GetTransaction) 

ユーザー参照

SwInt_RequestRef を指定します。これは、要求メッセージを後続の応答やエラーメッセージに関連付けるために使用されます。サイズは 30 バイトに制限されます。 

30 バイト以下のユーザー参照。 

署名あり

実行すべき暗号処理が要求に含まれているかどうかを指定します。解析されるのは最後の暗号ブロックだけです。SwInt_RequestCrypto (デジタル署名). 

true または false を選択します。true は、実行すべき暗号処理が要求に含まれていることを示します。

デフォルト構成は false です。

優先順位

SwInt_Priority を指定します。配信の優先順位。SWIFTNet は将来、先頭の待ち行列、専用サーバー処理、ネットワークトランスポート優先順位などの方式を使ってこの優先順位を実装する可能性があります。現在の実装では、ストアアンドフォワード配信で優先順位の区別を使用できます。. 

標準」または「緊急」。

デフォルト構成は「標準」です。

否認防止

否認防止サポート SwInt_NRIndicator を要求するかどうかを指定します。 

true または false を選択します。true は、否認防止が要求されることを示します。

デフォルト構成は false です。

配信通知キュー名

ストアアンドフォワード配信モード SwInt_NotifQueue を指定します。値が存在する場合、その値は、SnF 配信モードであることと、SnF 配信通知の受信先となるキューを示します。 

メッセージが配信されなかった場合 (拒否されたか失敗した場合)、SnF 失敗通知が常にこの通知キュー内に生成されます。 

メッセージが配信された場合 (受け付けられたか複製された場合)、SnF 配信通知がオプションでこのキュー内に生成されます。 

ストアアンドフォワード配信モードの場合、配信通知キューの名前を入力します。 

サイズは 30 バイトに制限されます。例: ptsauszz_generic!x. (「Sw:DeliveryNotif」を参照) 

肯定配信通知を要求

配信通知 Sw_DeliveryNotif を指定します。これは、ストアアンドフォワード配信モード専用です。配信が成功した場合 (受け付けられたか複製された場合) にも配信通知が必要かどうかを示します。 

true または false を選択します。true は、配信通知が必要であることを示します。

デフォルト構成は false です。

InterAct クライアント > ストアアンドフォワード

このセクションは、プリミティブ Sw:ExchangeSnFRequest のパラメータ Sw:AcquireSnFRequest に対応しています。このセクション内に含まれるパラメータ Sw<parameter name> については、『SNL Specification』を参照して詳細を確認してください。SWIFT AG アダプタの接続マッププロパティーの「InterAct クライアント > ストアアンドフォワード」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。


注 –

SWIFT Alliance Gateway に関連する SWIFT Alliance Gateway 構成プロパティーの詳細については、SWIFT から提供されている SWIFT Alliance Gateway と SNL のユーザーマニュアルを参照してください。


表 1–13 接続マップ - InterAct クライアント > ストアアンドフォワード

名前 

説明 

必要な値 

取得するキュー名

キューの名前 (SwInt_Queue) を指定します。 

ユーザーの SwInt_Queue 

例: ptsauszz_generic!x 

サイズは 30 バイトに制限されます。 

取得を強制

Sw_ForceAcquire を指定します。キューがすでに取得済みであっても取得要求を受け付ける必要があるかどうかを示します。 

true または false を選択します。true は、取得要求を受け付ける必要があることを示します。デフォルト構成は true です。

セッションモード

キューの使用モードを指定します。 

このプロパティーは意図的に無効化されています。 

デフォルト設定は「プル」です。「プル」は、クライアントモードでの正しい設定です。


注 –

このプロパティーは意図的に無効化されています。


順番

Sw_OrderBy を指定します。キュー上のメッセージを取得する順番の優先順位を示します。オプションは次のとおりです。 

  • InterAct

  • 空白は FIFO (First In, First Out) を示します。

  • FileAct

  • 緊急

InterAct」、空白、「FileAct」、または「緊急」を選択します。

デフォルト構成は「InterAct」です。

復旧モード

Sw_RecoveryMode を指定します。セッションを復旧モードで開く必要があるかどうかを示します。すでに出力シーケンス番号が設定されたメッセージがまず送信され、それから選択された順番が考慮されます。 

true または false を選択します。true は、セッションを復旧モードで開く必要があることを示します。

デフォルト構成は false です。

FileAct クライアント

このセクションは、プリミティブ Sw:ExchangeFileRequest に対応しています。このセクション内に含まれるパラメータ Sw<parameter name> については、『SNL Specification』を参照して詳細を確認してください。SWIFT AG アダプタの接続マッププロパティーの「FileAct クライアント」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–14 接続マップ - FileAct クライアント

名前 

説明 

必要な値 

ユーザー DN

SwSec_UserDN を指定します。主体の識別と認証に使用されます。サイズは 100 バイトに制限されます。 

「o=<BIC8>,o=swift」で終わるユーザー DN (識別名) 

例: cn=dandrews,o=bankn14b,o=swift 

リクエスタ DN

アプリケーションエンティティー名 SwInt_Requestor を指定します。サイズは 100 バイトに制限されます。 

「o=<SWIFTNet institution BIC-8>,o=swift」で終わるリクエスタ DN (識別名) 

次に例を示します。 

ou=management,o=bankn14b,o=swift 

レスポンダ DN

目的とするレスポンダの名前 SwInt_Responder を指定します。サイズは 100 バイトに制限されます。 

「o=<SWIFTNet institution BIC-8>,o=swift」で終わるレスポンダ DN (識別名) 

次に例を示します。 

cn=management,o=swift,o=swift 

サービス名

使用される SWIFTNet サービスを含むサービス名 SwInt_Service を指定します。サイズは 30 バイトに制限されます。 

サービス名。 

たとえば、swift.cte、swift.generic.fa!x、swift.generic.fast!x など。 

要求タイプ

標準メッセージコードを使用する XML メッセージのメッセージタイプの識別に使用される SwInt_RequestType を指定します。サイズは 30 バイトに制限されます。 

要求タイプ。次に例を示します。 

camt.005.001.02 (GetTransaction) 

ユーザー参照

SwInt_RequestRef を指定します。これは、要求メッセージを後続の応答やエラーメッセージに関連付けるために使用されます。サイズは 30 バイトに制限されます。 

30 バイト以下のユーザー参照。 

署名あり

実行すべき暗号処理が要求に含まれているかどうかを指定します。解析されるのは最後の暗号ブロックだけです。SwInt_RequestCrypto (デジタル署名). 

true または false を選択します。true は、実行すべき暗号処理が要求に含まれていることを示します。

デフォルト構成は false です。

優先順位

SwInt_Priority を指定します。配信の優先順位。SWIFTNet は将来、先頭の待ち行列、専用サーバー処理、ネットワークトランスポート優先順位などの方式を使ってこの優先順位を実装する可能性があります。現在の実装では、格納および転送配信で優先順位の区別を使用できます。. 

標準」または「緊急」。

デフォルト構成は「標準」です。

否認防止

否認防止サポート SwInt_NRIndicator を要求するかどうかを指定します。 

true または false を選択します。true は、否認防止が要求されることを示します。

デフォルト構成は false です。

配信通知キュー名

ストアアンドフォワード配信モード SwInt_NotifQueue を指定します。値が存在する場合、その値は、SnF 配信モードであることと、SnF 配信通知の受信先となるキューを示します。 

メッセージが配信されなかった場合 (拒否されたか失敗した場合)、SnF 失敗通知が常にこの通知キュー内に生成されます。 

メッセージが配信された場合 (受け付けられたか複製された場合)、SnF 配信通知がオプションでこのキュー内に生成されます。 

ストアアンドフォワード配信モードの場合、配信通知キューの名前を入力します。 

サイズは 30 バイトに制限されます。例: ptsauszz_generic!x. (「Sw:DeliveryNotif」を参照) 

肯定配信通知を要求

配信通知 Sw_DeliveryNotif を指定します。これは、ストアアンドフォワード配信モード専用です。配信が成功した場合 (受け付けられたか複製された場合) にも配信通知が必要かどうかを示します。 

true または false を選択します。true は、配信通知が必要であることを示します。

デフォルト構成は false です。

リモートファイルハンドラ転送 EP

リモートファイルハンドラに使用される転送端点名 Sw_TransferEP を指定します。値の選択肢は次のとおりです。 

  • 空白値: ファイル転送でリモートファイルハンドラが使用されないことを示します。

  • 転送端点名: この値が存在する場合、ファイル転送でリモートファイルハンドラが使用されます。

    ファイル転送を開始する前に、指定された転送端点名を持つリモートファイルハンドラプロセスをシステム上で起動する必要があります。リモートファイルハンドラ (swfa_handler) を起動するコマンドには、次のコマンド行引数を指定する必要があります。

    swfa_handler <HostName>:<PortNumber>[:ssl] <TransferEndpoint> [<Process ID>]

    次にいくつかの例を示します。

    swfa_handler snlhost:48003:ssl MyUniqueEndpoint 23450

    swfa_handler snlhost:48003 MyUniqueEndpoint 23450

    swfa_handler snlhost:48003 MyUniqueEndpoint

    リモートファイルハンドラの構文の詳細や操作ガイドラインについては、『SWIFTNet Service Design Guide』を参照するか、システムの担当者に問い合わせてください。

リモートファイルハンドラに使用される転送端点名。 

サイズは 30 バイトに制限されます。 

ファイル転送をブロック

BlockFileTransfer を指定します。これは、最終ファイル状態が返されたときに関数呼び出しを終了させるかどうかを示します。 

これは、大規模ファイル転送で役立つ場合があります。 

ファイル転送の最終状態の値は、「完了」、「重複」、「中止」、「失敗」、「拒否」、および「不明」です。

true または false を選択します。true は、最終ファイル状態が返されたときに関数呼び出しを終了させることを示します。

デフォルト構成は true です。

FileAct クライアント > ストアアンドフォワード

このセクションは、プリミティブ Sw:ExchangeSnFRequest のパラメータ Sw:AcquireSnFRequest に対応しています。このセクション内に含まれるパラメータ Sw<parameter name> については、『SNL Specification』を参照して詳細を確認してください。SWIFT AG アダプタの接続マッププロパティーの「InterAct クライアント > ストアアンドフォワード」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–15 接続マップ - FileAct クライアント > ストアアンドフォワード

名前 

説明 

必要な値 

取得するキュー名

SwInt_Queue を指定します。例: ptsauszz_generic!x。サイズは 30 バイトに制限されます。 

ユーザーの SwInt_Queue 

例: ptsauszz_generic!x 

取得を強制

Sw_ForceAcquire を指定します。キューがすでに取得済みであっても取得要求を受け付ける必要があるかどうかを示します。 

true または false を選択します。true は、取得要求を受け付ける必要があることを示します。デフォルト構成は true です。

セッションモード

キューの使用モードを指定します。 

このプロパティーは意図的に無効化されています。 

デフォルト設定は「プル」です。「プル」は、「クライアント」モードでの正しい設定です。


注 –

このプロパティーは意図的に無効化されています。


順番

Sw_OrderBy を指定します。キュー上のメッセージを取得する順番の優先順位を示します。オプションは次のとおりです。 

  • InterAct

  • 空白は FIFO (First In, First Out) を示します。

  • FileAct

  • 緊急

InterAct」、空白、「FileAct」、または「緊急」を選択します。

デフォルト構成は「FileAct」です。

復旧モード

Sw_RecoveryMode を指定します。セッションを復旧モードで開く必要があるかどうかを示します。すでに出力シーケンス番号が設定されたメッセージがまず送信され、それから選択された順番が考慮されます。 

true または false を選択します。true は、セッションを復旧モードで開く必要があることを示します。

デフォルト構成は false です。

FileAct クライアント > ファイルを取得

このセクションは、プリミティブ Sw:ExchangeFileRequest のパラメータ Sw:GetFileRequest に対応しています。このセクション内に含まれるパラメータ Sw<parameter name> については、『SNL Specification』を参照して詳細を確認してください。SWIFT AG アダプタの接続マッププロパティーの「FileAct クライアント > ファイルを取得」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–16 接続マップ - FileAct クライアント > ファイルを取得

名前 

説明 

必要な値 

転送の説明

ファイル転送に関するユーザー情報 Sw_TransferDescription を指定します。フリーテキスト。サイズは 256 バイトに制限されます。 

転送の説明。 

転送の情報

ファイル転送に関するユーザー情報 Sw_TransferInfo を指定します。サーバーで解析可能な構造化されたデータ。サイズは 256 バイトに制限されます。 

転送の情報。 

論理ファイル名

取得するファイルの論理名 Sw_LogicalName を指定します。この名前はサーバーアプリケーションに通信されます。デフォルトでは、この名前はパスを除いた物理名になります。サイズは 254 バイトに制限されます。 

論理ファイル名。 

物理ファイル名

完全な物理名 Sw_PhysicalName を指定します。取得したファイルはここに格納する必要があります。すでにファイルが存在する場合、そのファイルは上書きされます。サイズは 254 バイトに制限されます。 

物理ファイル名。 

最大ファイルサイズ

最大許容ファイルサイズ Sw_MaxSize を指定します。値が存在する場合、この最大サイズは、クライアントアプリケーションからサーバーアプリケーションに通信されるフィールドの 1 つになります。 

このプロパティーは省略可能です。サイズの範囲は 0 から 250M バイトまでです。 

最大ファイルサイズ。 

FileAct クライアント > ファイルを格納

このセクションは、プリミティブ Sw:ExchangeFileRequest のパラメータ Sw:PutFileRequest に対応しています。このセクション内に含まれるパラメータ Sw<parameter name> については、『SNL Specification』を参照して詳細を確認してください。SWIFT AG アダプタの接続マッププロパティーの「FileAct クライアント > ファイルを格納」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–17 接続マップ - FileAct クライアント > ファイルを格納

名前 

説明 

必要な値 

転送の説明

Sw_TransferDescription を指定します。これは、ファイル転送に関する情報です。フリーテキスト。サイズは 256 バイトに制限されます。 

転送の説明。 

転送の情報

ファイル転送に関する情報 Sw_TransferInfo を指定します。これは、サーバーで解析可能な構造化されたデータです。サイズは 256 バイトに制限されます。 

転送の情報。 

論理ファイル名

格納するファイルの論理名 Sw_LogicalName を指定します。この名前はサーバーアプリケーションに通信されます。デフォルトでは、この名前はパスを除いた物理名になります。サイズは 254 バイトに制限されます。 

論理ファイル名。 

物理ファイル名

格納するファイルの完全な物理名 Sw_PhysicalName を指定します。サイズは 254 バイトに制限されます。 

物理ファイル名。 

ファイルの説明

Sw_FileDescription を指定します。これは、ファイルに関するユーザー情報です。フリーテキスト。サイズは 256 バイトに制限されます。 

ファイルの説明。 

ファイルの情報

ファイルに関するユーザー情報 Sw_FileInfo を指定します。これは、サーバーで解析可能な構造化されたデータです。サイズは 256 バイトに制限されます。 

ファイルの情報。 

FileAct クライアント > ファイルを SnF 取得

このセクションは、プリミティブ Sw:FetchFileRequest に対応しています。このセクション内に含まれるパラメータ Sw<parameter name> については、『SNL Specification』を参照して詳細を確認してください。SWIFT AG アダプタの接続マッププロパティーの「FileAct クライアント > ファイルを SnF 取得」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–18 接続マップ - FileAct クライアント > ファイルを SnF 取得

名前 

説明 

必要な値 

物理ファイル名

ファイルのローカルでの格納先となる完全な物理名 Sw_PhysicalName を指定します。サイズは 254 バイトに制限されます。 

物理ファイル名。 

接続の確立

SWIFT AG アダプタの接続マッププロパティーの「接続の確立」セクションには、接続確立の制御に使用される構成パラメータが定義されています。これには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–19 接続マップ - 接続の確立

名前 

説明 

必要な値 

新しい接続を常に作成

接続確立要求に対して新しい接続の作成を常に試みるかどうかを指定します。オプションは次のとおりです。 

  • true: 既存接続のマッチングを試みずに新しい接続が常に作成されます。

  • false: コンテナが管理する既存接続のマッチングが試みられます。

true または false を選択します。

デフォルト構成は false です。

接続の自動切り離し

アダプタが接続上での作業完了後に接続を自動的に閉じるかどうかを指定します。 

  • true: 接続は再利用されません。

  • false: 接続は、再利用できるようにプールに返されます。

true または false を選択します。

デフォルト構成は false です。

SWIFT Alliance Gateway を外部アプリケーションとして選択する

SWIFT Alliance Gateway アダプタを作成するには、まず接続マップで SAG (SWIFT Alliance Gateway) 外部アプリケーションを作成する必要があります。SWIFT Alliance Gateway アダプタは、SAG 外部アプリケーションとサービスの間に配置されます。サービスは、コラボレーションやビジネスプロセスなどのコンテナです。

ProcedureSAG 外部アプリケーションを作成するには

  1. 接続マップのツールバーから「外部アプリケーション」アイコンをクリックします。

  2. メニューから「SAG 外部アプリケーション」を選択します (次の図を参照)。選択された SAG 外部アプリケーションのアイコンが、接続マップのツールバー上に表示されます。

    SWIFT AG 外部アプリケーション
  3. 新しい SAG 外部アプリケーションを、ツールバーから接続マップのキャンバス上にドラッグします。これは、1 つの SWIFT Alliance Gateway 外部システムを表します。

    接続マップから外部アプリケーションをサービスに関連付ける (バインドする) と、アダプタを確立できます。

    SAG が外部アプリケーションとして選択されると、その OTD に含まれるデフォルトの SWIFT Alliance Gateway アダプタプロパティーが、SAG と サービスを接続するアダプタに自動的に適用されます。その後、プロパティーエディタを使ってこれらのプロパティーを特定のシステム向けに変更できます。

WebSphere MQ アダプタの接続マッププロパティー

WebSphere MQ アダプタのプロパティーは、次のようにまとめられています。

「インバウンド WebSphere MQ アダプタの接続マッププロパティー」

「アウトバウンド WebSphere MQ アダプタの XA 接続マッププロパティー」

「アウトバウンド WebSphere MQ アダプタの接続マッププロパティー」


注 –

カスタマイズされた個々の OTD 構成設定を作成すれば、デフォルトのアダプタ OTD 構成設定を上書きできます。


インバウンド WebSphere MQ アダプタの接続マッププロパティー

接続マップからアクセスされるインバウンド WebSphere MQ アダプタのパラメータは、次の各セクションにまとめられています。

インバウンド WebSphere MQ アダプタ設定

WebSphere MQ アダプタの接続マッププロパティーの「インバウンド WebSphere MQ アダプタ設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–20 接続マップ - インバウンド WebSphere MQ アダプタ設定

名前 

説明 

必要な値 

キュー名

メッセージの取得元 (サブスクライブ先) となるキューの名前を指定します。 


注 –

インバウンドモードのアダプタは、非ローカルキューが指定されると正しく機能しません。非ローカルキューには、別名キューと、リモートキューへのローカルキュー定義が含まれます。この制限は、ポーリング/受信モードのアダプタだけに適用されます。メッセージの取得に使用されるアウトバウンドアダプタには適用されません。


WebSphere MQ キューの名前。 

デフォルト構成は「default」です。

最大メッセージサイズ

アダプタがキューから取得できる最大メッセージサイズを指定します。値ゼロ (0) を指定すると、アダプタは MQ が提供するデフォルトサイズを使用します。ゼロ以外の値を指定すると、キュー上のメッセージがこの値よりも大きい場合に次のいずれかが発生します。 

MQC.MQGMO_ACCEPT_TRUNCATED_MSG プロパティーが true に設定されている場合、アダプタは、キューからのメッセージのできるだけ多くの部分を処理し、切り詰められたメッセージを生成します。

MQC.MQGMO_ACCEPT_TRUNCATED_MSG プロパティーが false に設定されている場合、アダプタはメッセージをキュー上に残し、完了コード MQCC_WARNING と理由コード MQRC_TRUNCATED_MSG_FAILED を指定して MQException を発行します。

最大メッセージサイズをバイトで示す数値。 

デフォルト構成は 0 です (MQ に定義されたデフォルトサイズを使用)。

スケジュール間隔

サブスクライブしたキューに対するポーリングを行ってメッセージの有無を確認する際のポーリング間隔を、ミリ秒で指定します。これは、キューからのメッセージ取得試行間の、ミリ秒単位の一時停止期間です。 

キューに対するポーリング間隔を示すミリ秒数。デフォルト構成は 5000 (つまり 5 秒) です。

Security Exit

省略可能な、com.ibm.mq.MQSecurityExit インタフェースを実装したユーザー定義クラスのパッケージ修飾名を指定します。アダプタがキューマネージャーへの接続を試みるたびに、WebSphere MQ はこのクラスのインスタンスを呼び出します。指定されたクラスにはデフォルトコンストラクタが含まれている必要があります。

このパラメータが使用されるのは、クライアント接続の場合だけです。Security Exit をバインディング接続に適用することはできません。 

Security Exit の詳細については、IBM のマニュアル『WebSphere MQ Using Java』 (CSQZAW09) の MQSecurityExit に関する記述を参照してください。 

ユーザー定義クラスの名前。このプロパティーを使用する場合には、「Security Exit JAR クラスパス」プロパティーの値も割り当てる必要があります。

Security Exit JAR クラスパス

指定された Security Exit を含む JAR ファイルへの絶対パスを指定します。「Security Exit」を指定した場合、このプロパティーも指定する必要があります。 

指定された JAR はアプリケーション (EAR) ファイルにパッケージ化されますが、このファイルはプロジェクトの起動中に生成されます。指定された JAR がアクセス不可能であるか見つからない場合には、起動が失敗します。 

このプロパティーの値を空のままにした場合、配備処理前か配備処理中に Integration Server の lib ディレクトリ内に JAR ファイルを手動でコピーするなどして、Security Exit を含む JAR ファイルが実行時環境からアクセス可能になっていることをプロジェクト配備前に確認する必要があります。 

Security Exit の詳細については、IBM のマニュアル『WebSphere MQ Using Java』 (CSQZAW09) の MQSecurityExit に関する記述を参照してください。 

指定された Security Exit クラスを含む JAR ファイルの絶対パス。 

インバウンド WebSphere MQ アダプタ設定 > GetMessageOptions > matchOptions

WebSphere MQ アダプタの接続マッププロパティーの「インバウンドアダプタ設定 > GetMessageOptions > matchOptions」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–21 接続マップ - インバウンド WebSphere MQ アダプタ設定 > GetMessageOptions > matchOptions

名前 

説明 

必要な値 

correlationId

取得するメッセージの相互関係識別子を指定します。キューマネージャーは通常、指定された識別子に一致するメッセージ識別子と相互関係識別子を含む最初のメッセージを返します。 

メッセージの相互関係識別子。 

groupId

物理メッセージが所属するメッセージグループを識別するバイト文字列を指定します。 

メッセージグループを示すバイト文字列。 

messageId

MQGET 呼び出しの場合、このフィールドは、取得するメッセージのメッセージ識別子を指定します。キューマネージャーは通常、指定された識別子に一致するメッセージ識別子と相互関係識別子を含む最初のメッセージを返します。 

MQPUT 呼び出しの場合、これは、使用するメッセージ識別子を指定します。 

メッセージ識別子。 

messageSequenceNumber

グループ内の論理メッセージのシーケンス番号を指定します。 

グループ内の論理メッセージのシーケンス番号 

デフォルト構成は 1 です。

MQMO_MATCH_CORREL_ID

correlationId パラメータの値に一致する相互関係識別子が、取得するメッセージに含まれている必要があることを指定します。値は次のとおりです。 

  • true: 一致する相互関係識別子がメッセージに含まれている必要があることを示します。

  • false: 相互関係識別子は無視され、どのような相互関係識別子でも受け入れられることを示します。

    この一致は、適用可能なその他のすべての一致 (メッセージ識別子など) に追加されます。

true または false。 

デフォルト構成は false です。 

MQMO_MATCH_GROUP_ID

groupId パラメータの値に一致するグループ識別子が、取得するメッセージに含まれている必要があることを指定します。値は次のとおりです。 

  • true: 一致するグループ識別子がメッセージに含まれている必要があることを示します。

  • false: グループ識別子は無視され、どのようなグループ識別子でも受け入れられることを示します。

    この一致は、適用可能なその他のすべての一致 (相互関係識別子など) に追加されます。

true または false。デフォルト構成は false です。 

MQMO_MATCH_MSG_ID

messageId パラメータの値に一致するメッセージ識別子が、取得するメッセージに含まれている必要があることを指定します。値は次のとおりです。 

  • true: 一致するメッセージ識別子がメッセージに含まれている必要があることを示します。

  • false: メッセージ識別子は無視され、どのようなメッセージ識別子でも受け入れられることを示します。

    この一致は、適用可能なその他のすべての一致 (相互関係識別子など) に追加されます。

true または false。 

デフォルト構成は false です。 

MQMO_MATCH_MSG_SEQ_NUMBER

messageSequenceNumber パラメータの値に一致するメッセージシーケンス番号が、取得するメッセージに含まれている必要があることを指定します。値は次のとおりです。 

  • true: 一致するメッセージシーケンス番号がメッセージに含まれている必要があることを示します。

  • false: メッセージシーケンス番号は無視され、どのようなメッセージシーケンス番号でも受け入れられることを示します。

    この一致は、適用可能なその他のすべての一致 (グループ識別子など) に追加されます。

true または false。 

デフォルト構成は false です。 

MQMO_NONE

返されるメッセージの選択時にどの一致も使用すべきでないことを指定します。キュー上のすべてのメッセージが取得対象となります (ただし、一部の MQGMO_ オプションの内容にもよる)。 

true または false。 

デフォルト構成は true です。 

インバウンド WebSphere MQ アダプタ設定 > GetMessageOptions > options

WebSphere MQ アダプタの接続マッププロパティーの「インバウンドアダプタ設定 > GetMessageOptions > options」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–22 接続マップ - インバウンドアダプタ設定 > GetMessageOptions > options

名前 

説明 

必要な値 

MQGMO_ACCEPT_TRUNCATED_MSG

切り詰められたメッセージが完全なメッセージとみなされるかどうかを指定します。メッセージバッファーが小さすぎてメッセージの全体を格納できない場合にこのオプションを指定すれば、MQGET 呼び出しは、バッファーにできるだけ多くの情報を格納したあと、処理を完了できます。与えられた状況では、このオプションを指定しなくても MQGET 呼び出しは容量いっぱいまで情報を格納しますが、それで処理が完了したとはみなされません。値は次のとおりです。 

  • true: 切り詰められたメッセージが完全なメッセージとみなされることを示します。

  • false: 切り詰められたメッセージが完全なメッセージとはみなされないことを示します。

true または false。 

デフォルト構成は true です。

MQGMO_FAIL_IF_QUIESCING

キューマネージャーが休止状態にある場合に、MQGET 呼び出しを強制的に失敗させます。値は次のとおりです。 

  • true: キューマネージャーが休止状態にある場合に MQGET 呼び出しが失敗することを示します。

  • false: キューマネージャーが休止状態にある場合に MQGET 呼び出しが失敗しないことを示します。

true または false。 

デフォルト構成は true です。

MQGMO_SYNCPOINT

MQGET 呼び出しに、同期点管理下でメッセージを強制的に取得させます。メッセージはほかのアプリケーションから使用不可能としてマークされますが、そのメッセージがキューから削除されるのは、処理単位がコミットされた場合だけです。処理単位がバックアウトされると、メッセージが再度使用可能になります。値は次のとおりです。 

  • true: MQGET の呼び出し時に同期点管理下でメッセージが取得されることを示します。

  • false: MQGET の呼び出し時に同期点管理下でメッセージが取得されないことを示します。

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQGMO_SYNCPOINT_IF_PERSISTENT

メッセージが持続的である場合に、MQGET 呼び出しに同期点管理下でメッセージを強制的に取得させます。値は次のとおりです。 

  • true: メッセージが持続的である場合に、MQGET の呼び出し時に同期点管理下でメッセージが取得されることを示します。

  • false: メッセージが持続的である場合に、MQGET の呼び出し時に同期点管理下でメッセージが取得されないことを示します。

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQGMO_COMPLETE_MSG

MQGET の呼び出し時に完全な論理メッセージしか返せないことを指定します。論理メッセージが複数のセグメントに分割されている場合、キューマネージャーはそれらのセグメントを組み立て直し、完全な論理メッセージをアプリケーションに返します。論理メッセージがセグメントに分割されていたという事実は、アダプタにはわかりません。値は次のとおりです。 

  • true: MQGET の呼び出し時に完全な論理メッセージしか返せないことを指定します。

  • false: 完全な論理メッセージが必要とされないことを示します。

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQGMO_WAIT

キュー内でメッセージが使用可能になるまで MQ GET 呼び出しが待機する (ブロック/中断) ことを指定します。値は次のとおりです。 

  • true: キュー内でメッセージが使用可能になるまで MQ GET 呼び出しが待機することを示します。

  • false: キュー内でメッセージが使用可能になるまで MQ GET 呼び出しが待機しないことを示します。

true または false。 

デフォルト構成は false です。

waitInterval

キュー内でメッセージが使用可能になるまで MQ GET 呼び出しが待機する時間 (ミリ秒) を指定します。このパラメータは「MQGMO_WAIT」と組み合わせて使用されます。「MQGMO_WAIT」が false に設定されると「waitInterval」は使用されません。

負の値は、待機が無期限に続くことを示します。 

この値を負数に設定すると、ポーリングを行うアダプタは、待機間隔 MQWI_UNLIMITED で MQ GET 呼び出しを実行します。このタイプの取得呼び出しでは、アダプタは適切なメッセージが使用可能になるまで無期限にブロックします。(Application Server と連携している) Integration Server が、アダプタがまだブロックされている状態で停止や再起動を指示された場合、適切な MQ メッセージが使用可能になってアダプタのブロックが解除されるまで、Integration Server は処理を続行できません。

ポーリングを行わない方法でアダプタを使用する場合も、これと同じ制限が当てはまります。WebSphere MQ Adapter の OTD GMO 構造体は、setUnlimitedWait() という名前のメソッドを Java コラボレーションに公開していますが、これを使用すると、「waitInterval」が値 MQWI_UNLIMITED に設定されます。setUnlimitedWait() を使用した結果、後続の取得呼び出し時にアダプタが無期限にブロックした場合、そのアダプタのブロックが解除されるまで Integration Server は停止できません。

キュー内でメッセージが使用可能になるまで MQ GET 呼び出しが待機する時間をミリ秒で示す数値。 

デフォルト構成は 0 です。

アウトバウンド WebSphere MQ アダプタの XA 接続マッププロパティー

接続マップからアクセスされるアウトバウンド WebSphere MQ アダプタの XA パラメータについて、次の節で説明します。

アウトバウンド WebSphere MQ アダプタ (XA) 設定

WebSphere MQ アダプタの接続マッププロパティーの「アウトバウンドアダプタ (XA) 設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–23 接続マップ - アウトバウンドアダプタ設定

名前 

説明 

必要な値 

キュー名

メッセージのパブリッシュ先となるキューの名前を指定します。このパラメータは省略可能です。キュー名の指定は、PUT を発生させるビジネスプロセスまたはコラボレーションで手動で行うこともできます。 

メッセージの取得元またはパブリッシュ先となるキュー名。 

Security Exit

省略可能な、com.ibm.mq.MQSecurityExit インタフェースを実装したユーザー定義クラスのパッケージ修飾名を指定します。 

アダプタがキューマネージャーへの接続を試みるたびに、WebSphere MQ はこのクラスのインスタンスを呼び出します。指定されたクラスにはデフォルトコンストラクタが含まれている必要があります。 

このパラメータが使用されるのは、クライアント接続の場合だけです。Security Exit をバインディング接続に適用することはできません。 

Security Exit の詳細については、IBM のマニュアル『WebSphere MQ Using Java』 (CSQZAW09) の MQSecurityExit に関する記述を参照してください。 

ユーザー定義クラスの名前。このプロパティーを使用する場合には、「Security Exit JAR クラスパス」プロパティーの値も割り当てる必要があります。

Security Exit JAR クラスパス

指定された Security Exit を含む JAR ファイルへの絶対パスを指定します。「Security Exit」を指定した場合、このプロパティーも指定する必要があります。 

指定された JAR はアプリケーション (EAR) ファイルにパッケージ化されますが、このファイルはプロジェクトの起動中に生成されます。指定された JAR がアクセス不可能であるか見つからない場合には、起動が失敗します。 

このプロパティーの値を空のままにした場合、配備処理前か配備処理中に Integration Server の lib ディレクトリ内に JAR ファイルを手動でコピーするなどして、Security Exit を含む JAR ファイルが実行時環境からアクセス可能になっていることをプロジェクト配備前に確認する必要があります。 

Security Exit の詳細については、IBM のマニュアル『WebSphere MQ Using Java』 (CSQZAW09) の MQSecurityExit に関する記述を参照してください。 

指定された Security Exit クラスを含む JAR ファイルの絶対パス。 

アウトバウンド WebSphere MQ アダプタ (XA) 設定 > キューオープンオプション

WebSphere MQ アダプタの接続マッププロパティーの「アウトバウンドアダプタ設定 > キューオープンオプション」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。これらのプロパティーは特に、MQOPEN 呼び出しに適用されます。

表 1–24 接続マップ - アウトバウンドアダプタ設定 > キューオープンオプション

名前 

説明 

必要な値 

MQOO_ALTERNATE_USER_AUTHORITY

オープンの承認を確認する際に代替ユーザー識別子が使用されるかどうかを指定します。true は、代替ユーザー識別子が使用されることを示します。

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQOO_BIND_AS_Q_DEF

キューハンドルに使用されるバインディングが DefBind キュー属性から取得されるかどうかを指定します。true は、使用されるバインディングが DefBind キュー属性から取得されることを示します。

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQOO_BIND_NOT_FIXED

オープン対象のオブジェクトがクラスタキューである場合に、ローカルキューマネージャーが送信先キューの特定インスタンスにキューハンドルをバインドするかどうかを指定します。true は、ローカルキューマネージャーが特定の送信先にバインドすることを示します。

クラスタキューでないキューでこのオプションを指定しても、無視されます。 

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQOO_BIND_ON_OPEN

オープン対象のオブジェクトがクラスタキューである場合に、ローカルキューマネージャーが送信先キューの特定インスタンスにキューハンドルをバインドするかどうかを指定します。true は、ローカルキューマネージャーが特定の送信先にバインドしないことを示します。

クラスタキューでないキューでこのオプションを指定しても、無視されます。 

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQOO_BROWSE

メッセージを参照するためにキューが開かれているかどうかを指定します。true は、次のオプションを使って MQGET を呼び出すためにキューが開かれていることを示します。

MQGMO_BROWSE_FIRST

MQGMO_BROWSE_NEXT

MQGMO_BROWSE_MSG_UNDER_CURSOR

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQOO_FAIL_IF_QUIESCING

キューマネージャーが休止状態にある場合に MQOPEN 呼び出しが失敗するかどうかを指定します。承認確認の制御に使用されます。true は、キューマネージャーが休止している場合に MQOPEN 呼び出しが失敗することを示します。

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQOO_INPUT_AS_Q_DEF

キューに定義されたデフォルトを使ってメッセージを参照するためにキューが開かれているかどうかを指定します。true は、後続の MQGET 呼び出しで使用するためにキューが開かれていることを示します。


注 –

アダプタが自動接続モードで動作している場合、このパラメータの値は無視されます。なぜなら、アダプタはメッセージの受信と送信の両方を行える必要があるからです。


true または false。 

デフォルト構成は true です。

MQOO_INPUT_EXCLUSIVE

排他アクセスでメッセージを取得するためにキューが開かれているかどうかを指定します。true は、後続の MQGET 呼び出しで使用するためにキューが開かれていることを示します。キューが現在、このアプリケーションまたは別のアプリケーションによって何らかのタイプの入力用として使用されている (開かれている) 場合、呼び出しは理由コード MQRC_OBJECT_IN_USE で失敗します。

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQOO_INPUT_SHARED

共有アクセスでメッセージを取得するためにキューが開かれているかどうかを指定します。true は、後続の MQGET 呼び出しで使用するためにキューが開かれていることを示します。キューが現在、このアプリケーションまたは別のアプリケーションによって何らかのタイプの入力用として使用されている (開かれている) 場合でも、呼び出しは成功します。

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQOO_INQUIRE

属性を照会するためにオブジェクトが開かれているかどうかを指定します。true は、キュー、名前リスト、プロセス定義、またはキューマネージャーが、後続の MQINQ 呼び出しで使用するために開かれていることを示します。

true または false。 

デフォルト構成は true です。

MQOO_OUTPUT

メッセージを格納するためにオブジェクトが開かれているかどうかを指定します。true は、InhibitPut キュー属性が MQQA_PUT_INHIBITED に設定されていても MQOPEN 呼び出しが成功できることを示します (ただし、後続の MQPUT 呼び出しは失敗する)。


注 –

アダプタが自動接続モードで動作している場合、このパラメータの値は無視されます。なぜなら、アダプタはメッセージの受信と送信の両方を行える必要があるからです。


true または false。 

デフォルト構成は true です。

MQOO_PASS_ALL_CONTEXT

すべてのコンテキストを渡せるようにするかどうかを指定します。true は、キューへのメッセージ格納時に PutMsgOpts パラメータに MQPMO_PASS_ALL_CONTEXT オプションが指定されることを示しており、この場合、MQOO_SAVE_ALL_CONTEXT オプションを指定して開かれた入力キューからのアイデンティティーおよび作成元コンテキスト情報が、メッセージに渡されます。

また、true は、MQOO_PASS_IDENTITY_CONTEXT は暗黙的に指定されており、明示的に指定する必要はないことも示します。

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQOO_PASS_IDENTITY_CONTEXT

アイデンティティーコンテキストを渡せるようにするかどうかを指定します。true は、キューへのメッセージ格納時に PutMsgOpts パラメータに MQPMO_PASS_IDENTITY_CONTEXT オプションが指定されることを示します。この場合、MQOO_SAVE_ALL_CONTEXT オプションを指定して開かれた入力キューからのアイデンティティーコンテキスト情報が、メッセージに渡されます。

true は、MQOO_OUTPUT オプションを指定する必要があることを示します。 

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQOO_RESOLVE_NAMES

MQOO_RESOLVE_NAMES を指定します。ImqQueue クラスの resolved queue manager name および resolved queue name 属性を使用する場合は、true を選択します。

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQOO_SAVE_ALL_CONTEXT

メッセージの取得時にコンテキストを保存するかどうかを指定します。true は、コンテキストが保存されることを示します。コンテキスト情報はこのキューハンドルに関連付けられ、このハンドルを使って取得されたすべてのメッセージのコンテキストから設定されます。 

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQOO_SET 

属性を設定するためにキューが開かれているかどうかを指定します。true は、属性を設定するためにキューが開かれており、後続の MQSET 呼び出しでこのキューが使用されることを示します。 

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQOO_SET_ALL_CONTEXT

すべてのコンテキストを設定できるようにするかどうかを指定します。true は、すべてのコンテキストが設定可能であることを示します。キューへのメッセージ格納時に、PutMsgOpts パラメータに MQPMO_SET_ALL_CONTEXT オプションが指定されます。MQPUT または MQPUT1 呼び出しに指定された MsgDesc パラメータに含まれるアイデンティティーおよび作成元コンテキスト情報を、メッセージに渡します。

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQOO_SET_IDENTITY_CONTEXT

アイデンティティーコンテキストを設定できるようにするかどうかを指定します。true は、アイデンティティーコンテキストが設定可能であることを示します。キューへのメッセージ格納時に、PutMsgOpts パラメータに MQPMO_SET_IDENTITY_CONTEXT オプションを指定できます。MQPUT または MQPUT1 呼び出しに指定された MsgDesc パラメータに含まれるアイデンティティーおよび作成元コンテキスト情報を、メッセージに渡します。

true または false。 

デフォルト構成は false です。

アウトバウンド WebSphere MQ アダプタの接続マッププロパティー

接続マップからアクセスされるアウトバウンド WebSphere MQ アダプタのパラメータについて、次の節で説明します。

アウトバウンド WebSphere MQ アダプタ設定

WebSphere MQ アダプタの接続マッププロパティーの「アウトバウンドアダプタ設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–25 接続マップ - アウトバウンドアダプタ設定 > GetMessageOptions > options

名前 

説明 

必要な値 

キュー名

メッセージのパブリッシュ先となるキューの名前を指定します。このパラメータは省略可能です。キュー名の指定は、PUT を発生させるビジネスプロセスまたはコラボレーションで手動で行うこともできます。 

メッセージの取得元またはパブリッシュ先となるキュー名。 

Security Exit

省略可能な、com.ibm.mq.MQSecurityExit インタフェースを実装したユーザー定義クラスのパッケージ修飾名を指定します。 

アダプタがキューマネージャーへの接続を試みるたびに、WebSphere MQ はこのクラスのインスタンスを呼び出します。指定されたクラスにはデフォルトコンストラクタが含まれている必要があります。 

このパラメータが使用されるのは、クライアント接続の場合だけです。Security Exit をバインディング接続に適用することはできません。 

Security Exit の詳細については、IBM のマニュアル『WebSphere MQ Using Java』 (CSQZAW09) の MQSecurityExit に関する記述を参照してください。 

ユーザー定義クラスの名前。このプロパティーを使用する場合には、「Security Exit JAR クラスパス」プロパティーの値も割り当てる必要があります。

Security Exit JAR クラスパス

指定された Security Exit を含む JAR ファイルへの絶対パスを指定します。「Security Exit」を指定した場合、このプロパティーも指定する必要があります。 

指定された JAR はアプリケーション (EAR) ファイルにパッケージ化されますが、このファイルはプロジェクトの起動中に生成されます。指定された JAR がアクセス不可能であるか見つからない場合には、起動が失敗します。 

このプロパティーの値を空のままにした場合、配備処理前か配備処理中に Integration Server の lib ディレクトリ内に JAR ファイルを手動でコピーするなどして、Security Exit を含む JAR ファイルが実行時環境からアクセス可能になっていることをプロジェクト配備前に確認する必要があります。 

Security Exit の詳細については、IBM のマニュアル『WebSphere MQ Using Java』 (CSQZAW09) の MQSecurityExit に関する記述を参照してください。 

指定された Security Exit クラスを含む JAR ファイルの絶対パス。 

アウトバウンド WebSphere MQ アダプタ設定 > キューオープンオプション

WebSphere MQ アダプタの接続マッププロパティーの「アウトバウンドアダプタ設定 > キューオープンオプション」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。これらのプロパティーは特に、MQOPEN 呼び出しに適用されます。

表 1–26 接続マップ - アウトバウンドアダプタ設定 > キューオープンオプション

名前 

説明 

必要な値 

MQOO_ALTERNATE_USER_AUTHORITY

オープンの承認を確認する際に代替ユーザー識別子が使用されるかどうかを指定します。true は、代替ユーザー識別子が使用されることを示します。

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQOO_BIND_AS_Q_DEF

キューハンドルに使用されるバインディングが DefBind キュー属性から取得されるかどうかを指定します。true は、使用されるバインディングが DefBind キュー属性から取得されることを示します。

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQOO_BIND_NOT_FIXED

オープン対象のオブジェクトがクラスタキューである場合に、ローカルキューマネージャーが送信先キューの特定インスタンスにキューハンドルをバインドするかどうかを指定します。true は、ローカルキューマネージャーが特定の送信先にバインドすることを示します。

クラスタキューでないキューでこのオプションを指定しても、無視されます。 

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQOO_BIND_ON_OPEN

オープン対象のオブジェクトがクラスタキューである場合に、ローカルキューマネージャーが送信先キューの特定インスタンスにキューハンドルをバインドするかどうかを指定します。true は、ローカルキューマネージャーが特定の送信先にバインドしないことを示します。

クラスタキューでないキューでこのオプションを指定しても、無視されます。 

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQOO_BROWSE

メッセージを参照するためにキューが開かれているかどうかを指定します。true は、次のオプションを使って MQGET を呼び出すためにキューが開かれていることを示します。

MQGMO_BROWSE_FIRST

MQGMO_BROWSE_NEXT

MQGMO_BROWSE_MSG_UNDER_CURSOR

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQOO_FAIL_IF_QUIESCING

キューマネージャーが休止状態にある場合に MQOPEN 呼び出しが失敗するかどうかを指定します。承認確認の制御に使用されます。true は、キューマネージャーが休止している場合に MQOPEN 呼び出しが失敗することを示します。

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQOO_INPUT_AS_Q_DEF

キューに定義されたデフォルトを使ってメッセージを参照するためにキューが開かれているかどうかを指定します。true は、後続の MQGET 呼び出しで使用するためにキューが開かれていることを示します。


注 –

アダプタが自動接続モードで動作している場合、このパラメータの値は無視されます。なぜなら、アダプタはメッセージの受信と送信の両方を行える必要があるからです。


true または false。 

デフォルト構成は true です。

MQOO_INPUT_EXCLUSIVE

排他アクセスでメッセージを取得するためにキューが開かれているかどうかを指定します。true は、後続の MQGET 呼び出しで使用するためにキューが開かれていることを示します。キューが現在、このアプリケーションまたは別のアプリケーションによって何らかのタイプの入力用として使用されている (開かれている) 場合、呼び出しは理由コード MQRC_OBJECT_IN_USE で失敗します。

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQOO_INPUT_SHARED

共有アクセスでメッセージを取得するためにキューが開かれているかどうかを指定します。true は、後続の MQGET 呼び出しで使用するためにキューが開かれていることを示します。キューが現在、このアプリケーションまたは別のアプリケーションによって何らかのタイプの入力用として使用されている (開かれている) 場合でも、呼び出しは成功します。

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQOO_INQUIRE

属性を照会するためにオブジェクトが開かれているかどうかを指定します。true は、キュー、名前リスト、プロセス定義、またはキューマネージャーが、後続の MQINQ 呼び出しで使用するために開かれていることを示します。

true または false。 

デフォルト構成は true です。

MQOO_OUTPUT

メッセージを格納するためにオブジェクトが開かれているかどうかを指定します。true は、InhibitPut キュー属性が MQQA_PUT_INHIBITED に設定されていても MQOPEN 呼び出しが成功できることを示します (ただし、後続の MQPUT 呼び出しは失敗する)。


注 –

アダプタが自動接続モードで動作している場合、このパラメータの値は無視されます。なぜなら、アダプタはメッセージの受信と送信の両方を行える必要があるからです。


true または false。 

デフォルト構成は true です。

MQOO_PASS_ALL_CONTEXT

すべてのコンテキストを渡せるようにするかどうかを指定します。true は、キューへのメッセージ格納時に PutMsgOpts パラメータに MQPMO_PASS_ALL_CONTEXT オプションが指定されることを示しており、この場合、MQOO_SAVE_ALL_CONTEXT オプションを指定して開かれた入力キューからのアイデンティティーおよび作成元コンテキスト情報が、メッセージに渡されます。

また、true は、MQOO_PASS_IDENTITY_CONTEXT は暗黙的に指定されており、明示的に指定する必要はないことも示します。

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQOO_PASS_IDENTITY_CONTEXT

アイデンティティーコンテキストを渡せるようにするかどうかを指定します。true は、キューへのメッセージ格納時に PutMsgOpts パラメータに MQPMO_PASS_IDENTITY_CONTEXT オプションが指定されることを示します。この場合、MQOO_SAVE_ALL_CONTEXT オプションを指定して開かれた入力キューからのアイデンティティーコンテキスト情報が、メッセージに渡されます。

true は、MQOO_OUTPUT オプションを指定する必要があることを示します。 

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQOO_RESOLVE_NAMES

MQOO_RESOLVE_NAMES を指定します。ImqQueue クラスの resolved queue manager name および resolved queue name 属性を使用する場合は、true を選択します。

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQOO_SAVE_ALL_CONTEXT

メッセージの取得時にコンテキストを保存するかどうかを指定します。true は、コンテキストが保存されることを示します。コンテキスト情報はこのキューハンドルに関連付けられ、このハンドルを使って取得されたすべてのメッセージのコンテキストから設定されます。 

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQOO_SET

属性を設定するためにキューが開かれているかどうかを指定します。true は、属性を設定するためにキューが開かれており、後続の MQSET 呼び出しでこのキューが使用されることを示します。 

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQOO_SET_ALL_CONTEXT 

すべてのコンテキストを設定できるようにするかどうかを指定します。true は、すべてのコンテキストが設定可能であることを示します。キューへのメッセージ格納時に、PutMsgOpts パラメータに MQPMO_SET_ALL_CONTEXT オプションが指定されます。MQPUT または MQPUT1 呼び出しに指定された MsgDesc パラメータに含まれるアイデンティティーおよび作成元コンテキスト情報を、メッセージに渡します。

true または false。 

デフォルト構成は false です。

MQOO_SET_IDENTITY_CONTEXT

アイデンティティーコンテキストを設定できるようにするかどうかを指定します。true は、アイデンティティーコンテキストが設定可能であることを示します。キューへのメッセージ格納時に、PutMsgOpts パラメータに MQPMO_SET_IDENTITY_CONTEXT オプションを指定できます。MQPUT または MQPUT1 呼び出しに指定された MsgDesc パラメータに含まれるアイデンティティーおよび作成元コンテキスト情報を、メッセージに渡します。

true または false。 

デフォルト構成は false です。

クライアント (アウトバウンド) モードでの XA トランザクションの実行

アウトバウンド WebSphere MQ アダプタは、Solaris、AIX、HP-UX、Linux、または Windows で稼働する WebSphere MQ Manager サーバーでの XA トランザクションをサポートします (OS/400 や z/OS ではサポートされない)。Sun Java Composite Application Platform Suite が WebSphere MQ サーバーとは別のコンピュータにインストールされている場合に XA モードを使用するには、Application Server にまず WebSphere MQ ベースクライアントをインストールし、次に WebSphere MQ Extended Transactional クライアントをインストールする必要があります。

XA モードの WebSphere MQ アダプタのトランザクションマネージャーが、Sun Integration Server 内で実行されます。Integration Server (IS) が正しく動作するには、2 つの JAR ファイル com.ibm.mq.jarcom.ibm.mqetclient.jar を、Integration Server のクラスパスに追加する必要があります。

分散 XA トランザクションに関する情報や、XA モードでは発行できない WebSphere MQ API などの制限事項については、IBM のマニュアル『WebSphere MQ External Transactional Clients』を参照してください。

IBM によれば、WebSphere MQ Extended Transactional クライアントを使用する場合、クライアントアプリケーションが単一スレッド内で一度に接続できるキューマネージャーの数は、1 つだけです。この制限は、WebSphere MQ Extended Transactional クライアントに適用されます。(WebSphere MQ ベースクライアントは単一スレッド内で複数のキューマネージャーに同時に接続できる。)WebSphere MQ アダプタの場合、これは、1 つの配備内では WebSphere MQ 外部システムに接続する XA モードのアウトバウンドアダプタを 1 つしか持てないことを意味します。異なる WebSphere MQ 外部システムに対する複数の XA アウトバウンド接続を用意し、複数の WebSphere MQ キューマネージャーの XA トランザクションを Integration Server のトランザクションマネージャーが処理するのを期待することはできません。