Solaris 7 デバイスの構成 (Intel 版)

第 2 章 デバイス参照情報ページ

この章では、デバイス参照情報ページを使用して、x86 上で Solaris 環境が動作するようシステムを構成したり、構成時の問題を解決したりする方法について説明します。

サードパーティのドライバ


注 -

次のサードパーティのデバイスドライバについては、直接メーカーにお問い合わせください。参照について記載がある場合、デバイス参照情報ページも参照してください。


ドライバ名 

サポートされるデバイス 

blogic

BusLogic (Mylex) BT SCSI ホストバスアダプタ 

(デバイス参照情報ページ参照) 

flashpt

BusLogic (Mylex) FlashPoint SCSI ホストバスアダプタ 

mega

American Megatrends SCSI RAID コントローラ 

(デバイス参照情報ページ参照) 

mtok

Madge トークンリングネットワークアダプタ 

(デバイス参照情報ページ参照) 

サードパーティのドライバが Solaris ユーザーの便利を考慮して、標準的な動作確認後提供されています。ただし、Sun ではそのようなドライバの動作や最新版の提供については保証していません。

デバイス参照情報ページの使用方法

Intel 版 Solaris を実行するために特別な構成を必要とするデバイスには、デバイス参照情報が用意されています。

次の表に Intel 版 Solaris 7 でのデバイス参照情報ページを示します。

デバイスタイプ 

Solaris ドライバ名

ページ番号 

ディスクインタフェース

ata

「IDE/エンハンスト IDE ディスクコントローラ (ATAPI CD-ROM を含む)」

SCSIホストバスアダプタ

aic

「Adaptec AHA-1510A、1520A、1522A、1530P、1532P ホストバスアダプタ」

 

aic

「Creative Labs Sound Blaster 16 SCSI-2 インタフェース」

 

aha

「Adaptec AHA-1540B、1542B、1542C、1542CF、1542CP ホストバスアダプタ」

 

eha

「Adaptec AHA-1740、1742A ホストバスアダプタ」

 

esa

「Adaptec AHA-2740、2742、2740A、2742A、2740T、2742T、2740AT、2742AT、2740W、2742W、2840A、2842A、2840VL、2842VL ホストバスアダプタ」

 

adp

「Adaptec AHA-2940、2940AU、2940W、2940U、2940U Dual、2940UW、2940UW Dual、2944W、2944UW、3940、3940W 、3940U、3940UW、3940AU、3940AUW、3940AUWD、3944AUWD ホストバスアダプタ」

 

pcscsi

「AMD PCscsi、PCscsi II、PCnet-SCSI、QLogic QLA510 ホストバスアダプタ」

 

blogic

「BusLogic (Mylex) BT-742A、BT-746C、BT-747C、BT-747S、BT-757C、BT-757S、BT-542B、BT-545C、BT-545S、BT-440C、BT-445C、BT-445S ホストバスアダプタ」

 

blogic

「BusLogic (Mylex) BT-946C、BT-948、BT-956C、BT-956CD、BT-958、BT-958D ホストバスアダプタ」

 

ncrs

「Compaq 32 ビット Fast SCSI-2 コントローラ」

 

cpqncr

「Compaq 32 ビット Fast Wide SCSI-2、Wide Ultra SCSI、Dual Channel Wide Ultra SCSI-3 コントローラ」

 

dpt

「DPT PM-2011、PM-2021、PM-2041W、PM-3021 ホストバスアダプタ」

 

dpt

「DPT PM-2012B ホストバスアダプタ」

 

dpt

「DPT PM2022、PM2042W、PM2122、PM2142W SCSI ホストバスアダプタ、PM3222、PM3222UW、PM3332UW SCSI RAID ホストバスアダプタ」

 

dpt

「DPT PM2024、PM2044W、PM2044UW、PM2124、PM2124W、PM2144W、PM2144UW SCSI ホストバスアダプタと PM3224、PM3224W、PM3334W、PM3334UW SCSI RAID ホストバスアダプタ」

 

ncrs

「Symbios Logic (NCR) 53C810、53C810A、53C815、53C820、53C825、53C825A、53C860、53C875、53C875J、53C876、53C895 ホストバスアダプタ」

 

trantor

「Trantor T348 MiniSCSI Plus パラレルホストバスアダプタ」

SCSI ディスクアレイ/RAID コントローラ 

mega

「American Megatrends MegaRAID 428 SCSI RAID コントローラ 」

 

csa

「Compaq SMART Array コントローラ」

 

smartii

「Compaq SMART-2、SMART-2DH、SMART-2SL Array コントローラ」

 

dpt

「DPT PM2022、PM2042W、PM2122、PM2142W SCSI ホストバスアダプタ、PM3222、PM3222UW、PM3332UW SCSI RAID ホストバスアダプタ」

 

dpt

「DPT PM2024、PM2044W、PM2044UW、PM2124、PM2124W、PM2144W、PM2144UW SCSI ホストバスアダプタと PM3224、PM3224W、PM3334W、PM3334UW SCSI RAID ホストバスアダプタ」

 

chs

「IBM PC ServeRAID SCSI ホストバスアダプタ」

 

mlx

「Mylex DAC960PD-Ultra、DAC960PD/DAC960P、DAC960PG、DAC960PJ、DAC960PL、DAC960E コントローラ」

Ethernet ネットワークアダプタ 

elx

「3Com EtherLink (3C509)、EtherLink III (3C509B)、EtherLink III Bus Master (3C590、3C592、3C595-TX、3C597-TX)」

 

elxl

「3Com EtherLink XL (3C900、3C900-COMBO、3C900B-COMBO、3C900B-TPC、3C900B-TPO)、Fast EtherLink XL (3C905-TX、3C905-T4、3C905B-TX、3C905B-T4)」

 

pcn

「AMD PCnet Ethernet (PCnet-ISA、PCnet-PCI、PCnet-PCI II、PCnet-Fast)、Allied Telesyn At-1500、Microdyne NE2500Plus、Cabletron E-2210」

 

nfe

「Compaq NetFlex-2 DualPort ENET、NetFlex-2 ENET-TR コントローラ」

 

cnft

「Compaq NetFlex-3、Netelligent コントローラ」

 

dnet

「DEC 21040、21041、21140、21142、21143 Ethernet」

 

iee

「Intel EtherExpress 16、16C、16TP (82586)」

 

ieef

「Intel EtherExpress Flash32 (82596)」

 

eepro

「Intel EtherExpress PRO (82595)、EtherExpress PRO/10+ (82595FX)」

 

ieef

「Intel EtherExpress PRO/100 (82556)」

 

nei

「Novell NE2000、NE2000plus Ethernet と互換カード」

 

nee

「Novell NE3200 Ethernet」

 

smce

「SMC Elite32 (8033)」

 

smceu

「SMC Elite32C Ultra (8232)」

 

smcf

「SMC Ether 10/100 (9232)」

 

smc

「SMC EtherEZ (8416)、EtherCard Elite16 Ultra (8216)、EtherCard PLUS Elite (8013)、EtherCard PLUS Elite 16 (8013)、EtherCard PLUS (8003)、EtherCard Elite 32T (8033)」

 

pe

「Xircom Pocket Ethernet (PE3 and PE2)」

トークンリングネットワークアダプタ 

tr

「IBM 16/4、Auto 16/4、Turbo 16/4 トークンリングと互換アダプタ」

 

mtok

「Madge Smart 16/4 トークンリング」

オーディオカード 

sbpro

「アナログデバイス AD1848 と互換デバイス」

 

sbpro

「Creative Labs Sound Blaster Pro、Sound Blaster Pro-2」

 

sbpro

「Creative Labs Sound Blaster 16、Sound Blaster AWE32、Sound Blaster Vibra 16」

PC カード (PCMCIA) ハードウェア 

pcic

「PC カードアダプタ」

 

pcelx

「3Com EtherLink III (3C562、3C589) PC カード」

 

pcser

「モデムとシリアル PC カードデバイス」

 

pcram

「SRAM および DRAM PC カードデバイス」

 

pcata

「Viper 8260pA と SanDisk Flash PC カード ATA デバイス」

ディスクインタフェース

IDE/エンハンスト IDE ディスクコントローラ (ATAPI CD-ROM を含む)

Solaris デバイスドライバ :

ata

デバイスタイプ :

ハードディスクまたは CD-ROM コントローラ 

サポートされている構成 :

コントローラ 1 つにドライブ 2 台。主インタフェースと追加インタフェースの両方が利用できる場合、最高 IDE 4 台。 

構成前の注意事項

1 つのコントローラに IDE ドライブを 2 台接続する場合は、一方を「マスター」、もう一方を「スレーブ」に設定する必要があります。一般的に 2 台の IDE ドライブの一方がハードディスクドライブで、もう一方が CD-ROM ドライブの場合は、ハードディスクドライブがマスター、CD-ROM ドライブがスレーブになりますが、必ずそうしなければならないというわけではありません。コントローラにドライブを 1 台しか接続しない場合は、マスターに設定する必要があります。

有効な設定値

主コントローラ :

o IRQ レベル : 

14 

o 入出力アドレス : 

0x1F0 

追加コントローラ :

o IRQ レベル : 

15 

o 入出力アドレス : 

0x170 

IDE CD-ROM ドライブを取り付ける場合は、システム BIOS のパラメタに次の値を設定してください。

o ドライブタイプ : 

なし 

エンハンスト IDEドライブを取り付ける場合は、システム BIOS のパラメタに次の値を設定してください。

o エンハンスト IDE ドライブ : 

有効 


注 -

BIOS が自動構成をサポートしている場合は、その機能を利用して IDE ハードディスクドライブのヘッド数とシリンダ数、セクター数を設定してください。サポートしていない場合は、メーカーの提供する設定値を使用します。


既知の問題と制限

SCSI ホストバスアダプタ

Adaptec AHA-1510A、1520A、1522A、1530P、1532P ホストバスアダプタ

Solaris デバイスドライバ :

aic

デバイスタイプ :

SCSI 

アダプタ :

Adaptec AHA-1510A, AHA-1520A, AHA-1522A, AHA-1530P, AHA-1532P 

チップ :

Adaptec AIC-6360 

バスタイプ :

ISA 

構成前の注意事項

AHA-1522A と AHA-1532P には、バスインタフェース機能の他、フロッピーディスクドライブのサポート機能があります。

有効な設定値

o IRQ レベル : 

9, 10, 11, 12 

o 入出力アドレス : 

0x140, 0x340 

既知の問題と制限

Adaptec AHA-1510A アダプタは BIOS を持たないため、主 (ブート) ディスクコントローラにはなれません。他のコントローラに接続されているディスクからブートしてください。

構成の手順

Creative Labs Sound Blaster 16 SCSI-2 インタフェース

Solaris デバイスドライバ :

aic

デバイスタイプ :

SCSI 

アダプタ :

Creative Labs Sound Blaster 16 SCSI-2 

バスタイプ :

ISA 

構成前の注意事項

有効な設定値

カードがプラグ & プレイをサポートしている場合、デバイスの資源は自動的に構成されます。プラグ & プレイをサポートしないデバイスについては、次のように設定してください。

o IRQ レベル : 

9, 10, 11, 12 

o 入出力アドレス : 

0x140, 0x340 

o DMA チャネル : 

無効 


注 -

Sound Blaster 16 SCSI-2 インタフェースの SCSI サブシステムは、オーディオサブシステムとは異なる入出力 (ポート) アドレスと IRQ を必要とします。Sound Blaster 16 SCSI-2 の抵抗を取り外すことはできません。オーディオではなく、SCSI インタフェースのジャンパを設定してください。


既知の問題と制限

Adaptec AHA-1540B、1542B、1542C、1542CF、1542CP ホストバスアダプタ

Solaris デバイスドライバ :

aha

デバイスタイプ :

SCSI 

アダプタ :

Adaptec AHA-1540, AHA-1542B, AHA-1542C, AHA-1542CF, AHA-1542CP 

バスタイプ :

ISA 

構成前の注意事項

有効な設定値

o IRQ レベル : 

9, 10, 11, 12, 13, 14, 15 

o 入出力アドレス : 

0x330, 0x230 

o DMA チャネル : 

6, 5, 0l 

AHA-1542C、AHA-1542CF、AHA-1542CP のみ :

o 同期ネゴシエーション 

無効 (各 CD-ROM ドライブターゲットについて) 

o 2 台を超える DOS ドライブのサポート 

無効 

o BIOS デバイスに対する SCSI バスの動的スキャン 

無効 

プラグ & プレイ対応でない 2 枚のカードの場合

o入出力基底アドレス 

230 と 330 のみ 

既知の問題と制限

Adaptec AHA-1740、1742A ホストバスアダプタ

Solaris デバイスドライバ :

eha

デバイスタイプ :

SCSI 

アダプタ :

Adaptec AHA-1740, AHA-1742A 

バスタイプ :

EISA 

構成前の注意事項

有効な設定値

o IRQ レベル : 

9 から 15 までの有効な値 

o 入出力アドレス : 

z000 (z は 1 から 8 までの有効な値)

o DMA チャネル : 

既知の問題と制限

これらのボードを 154x エミュレーションモードで動作させるとデータを破壊する可能性があります。

Adaptec AHA-2740、2742、2740A、2742A、2740T、2742T、2740AT、2742AT、2740W、2742W、2840A、2842A、2840VL、2842VL ホストバスアダプタ

Solaris デバイスドライバ :

esa

デバイスタイプ :

SCSI 

アダプタ :

Adaptec AHA-2740, AHA-2742, AHA-2740A, AHA-2742A, AHA-2740T, AHA-2742T, AHA-2740AT, AHA-2742AT, AHA-2740W, AHA-2742W, 2840A、2842A, AHA-2840VL, AHA-2842VL 

チップ :

Adaptec AIC-7770  

バスタイプ :

EISA, VLB 

構成前の注意事項

既知の問題と制限

  1. スーパーユーザーでログインして、Solaris 環境をシャットダウンします。

  2. DOS を起動し、マザーボードのメーカーが提供する ECU を使用して、ホストバスアダプタのターゲット ID を 5 に変更します。

  3. コンピュータの電源を切り、テープドライブの電源を切ります。

  4. テープデバイスの SCSI ID を 6 にジャンパ設定します。

  5. Solaris 環境をブートし、drvconfig ユーティリティと tapes ユーティリティを実行します。

構成の手順

  1. 一次チャネルとしてチャネル A を選択します。

  2. BIOS 構成ユーティリティを実行して、BIOS の複数ドライブサポートが無効になっていることを確認します。

  3. システムに複数の AIC-7770 コントローラが存在する場合は、入出力基底アドレスの順序が BIOS 基底アドレスの順序と一致している必要があります。

    EISA マザーボードでは、入出力基底アドレスは、コントローラボードの EISA スロット番号に 0x1000 を乗算し、0xC00 を加えた値になります。たとえば最初のスロットが AHA-274x の場合、アドレスは 0x1C00 であり、2 つ目のスロットもまた AHA-247x の場合は、0x2C00 になります。通常、マザーボードのメーカーは、マザーボード上のコントローラチップに最上位の EISA スロットに 1 を加えた値を割り当てます。つまり、3 つの EISA スロットをもつ EISA マザーボードであれば、AIC-77770 のアドレスは 0x4C00 になります。

    BIOS 基底アドレスは、メーカー提供の構成ユーティリティを使用して、いくつかのアドレスから選択するようになっています。AIC-7770 コントローラで一般的なアドレスは、0xCC00、0xD400、0xD800、0xDC00 です。起動コントローラ、つまり主コントローラは、最下位の BIOS 基底アドレスをもつコントローラになります。

Adaptec AHA-2940、2940AU、2940W、2940U、2940U Dual、2940UW、2940UW Dual、2944W、2944UW、3940、3940W 、3940U、3940UW、3940AU、3940AUW、3940AUWD、3944AUWD ホストバスアダプタ

Solaris デバイスドライバ :

adp

デバイスタイプ :

SCSI-2、SCSI-3、Ultra SCSI  

アダプタ :

Adaptec AHA-2940, 2940AU, AHA-2940W, AHA-2940U, AHA-2940U Dual, AHA-2940UW, AHA-2940UW Dual, AHA-2944W, AHA-2944UW, AHA-3940, AHA-3940W, AHA-3940U, AHA-3940UW, AHA-3940AU, AHA-3940AUW, AHA-3940AUWD, AHA-3944AUWD 

チップ :

Adaptec AIC-7850, AIC-7860, AIC-7870, AIC-7880, AIC-7895 

バスタイプ :

PCI 

構成前の注意事項

プラグ & プレイ対応の SCAM サポートオプションはサポートされていません。

既知の問題と制限

構成の手順

Adaptec 構成ユーティリティを使用して、次のことを行なってください。

AMD PCscsi、PCscsi II、PCnet-SCSI、QLogic QLA510 ホストバスアダプタ

Solaris デバイスドライバ : 

pcscsi

デバイスタイプ : 

SCSI 

アダプタ : 

Qlogic QLA510 

チップ : 

AMD 53C974 (PCscsi) 

 

53C974A(PCscsi II)、Am79C974(PCnet-SCSI)(SCSI デバイスのみ)、QLogic FAS974 

バスタイプ : 

PCI 

対応システム : 

PCnet-SCSI チップは、HP Vectra XU 5/90 と Compaq Deskpro XL システムに組み込まれています。 

構成前の注意事項

ここでは、PCnet-SCSI ホストバスアダプタの SCSI 部分についてだけ説明します。ネット部分には、別の Solaris ドライバ (pcn) が必要です。イーサネット機能の設定情報については、デバイス参照情報ページ 「AMD PCnet Ethernet (PCnet-ISA、PCnet-PCI、PCnet-PCI II、PCnet-Fast)、Allied Telesyn At-1500、Microdyne NE2500Plus、Cabletron E-2210」を参照してください。

既知の問題と制限

BusLogic (Mylex) BT-742A、BT-746C、BT-747C、BT-747S、BT-757C、BT-757S、BT-542B、BT-545C、BT-545S、BT-440C、BT-445C、BT-445S ホストバスアダプタ

Solaris デバイスドライバ :

blogic

デバイスタイプ :

SCSI 

アダプタ :

BusLogic (Mylex) BT-742A, BT-746C, BT-747C, BT-747S, BT-757C, BT-757S, BT-542B, BT-545C, BT-545S, BT-440C, BT-445C, BT-445S 

バスタイプ :

ISA, EISA, VLB 

構成前の注意事項

有効な設定値

o IRQ レベル : 

9, 10, 11, 12, 14, 15 

o 入出力アドレス : 

0x334, 0x234, 0x130, 0x134 


注 -

デフォルトの入出力アドレス値である 0x330 は使用しないでください。


既知の問題と制限

構成の手順

複数のデバイスの構成

BusLogic (Mylex) BT-946C、BT-948、BT-956C、BT-956CD、BT-958、BT-958D ホストバスアダプタ

Solaris デバイスドライバ :

blogic

デバイスタイプ :

SCSI 

アダプタ :

BusLogic (Mylex) BT-946C, BT-948, BT-956C, BT-956CD, BT-958, BT-958D 

バスタイプ :

PCI 

構成前の注意事項

有効な設定値

o IRQ レベル : 

5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 14, 15 

o 入出力アドレス : 

0x334, 0x230, 0x234, 0x130, 0x134 


注 -

BT-946C Rev. C PCI アダプタの場合、入出力アドレスは動的に設定されます。


既知の問題と制限

構成の手順

BT-946C Rev. A と B のみ

バスマスタースロットにボードを挿入したら、AutoSCSI ユーティリティを使用して次のことを行なってください。

BT-946C (Rev. C) および BT-956C

バスマスタースロットにボードを挿入したら、AutoSCSI ユーティリティを使用して次のことを行なってください。

複数のデバイスの構成

2 番目の Mylex PCI コントローラをシステムに追加するには、次の説明に従ってください。

Compaq 32 ビット Fast SCSI-2 コントローラ

Solaris デバイスドライバ :

ncrs

デバイスタイプ :

SCSI-2 

アダプタ :

Compaq Integrated 32-Bit Fast-SCSI-2/P 

53C810 チップ 

ProSignia 300-PCI, 500-PCI 

バスタイプ :

PCI 

構成前の注意事項

有効な設定値

o BIOS ハードディスクドライブジオメトリ 

1G バイト以下 : 64 ヘッド、32 セクター 

1G バイト超 : 255 ヘッド、63 セクター 

Compaq 32 ビット Fast Wide SCSI-2、Wide Ultra SCSI、Dual Channel Wide Ultra SCSI-3 コントローラ

Solaris デバイスドライバ :

cpqncr

デバイスタイプ :

SCSI 

アダプタ :

Compaq 32 ビット Fast Wide SCSI-2、 Wide Ultra SCSI および Dual Channel Wide Ultra SCSI-3 コントローラ : 

825 Add-on PCI, 825 Add-on EISA 

Integrated 825 PCI/EISA, 875 Add-on PCI 

Integrated 875 PCI, Integrated 876 PCI 

バスタイプ :

EISA, PCI 

構成前の注意事項

構成の手順

  1. Solaris ソフトウェアをインストールします。

  2. ドライバ設定ファイルの /kernel/drv/cpqncr.conf を変更します。

    このファイルには、ドライバに設定できるパラメタが含まれています。

    • tag_enable : ドライバによるタグ付きキューサポートを有効または無効にします。次の値を設定することができます。

      • 0 - 無効 (デフォルト)

      • 1 - 有効

    • alrm_msg_enable : 825、875、 876 コントローラに接続された Compaq 記憶装置システムで障害が発生したときの警告メッセージを有効または無効にします。有効な値は次のとおりです。

      • 0 - 無効

      • 1 - 有効 (デフォルト)

    • debug_flag : ドライバからのデバッグメッセージを有効または無効にします。

      • 0 - 無効 (デフォルト)

      • 1 - 有効

    • queue_depth : 1 つのコントローラに対してドライバが処理できるアクティブな要求の個数を指定します。デフォルト値は 37 個 (最高値) で、最小値は 13 個です。ドライバを読み込むときに十分なメモリーを割り当てられない場合は、値を小さくすることによって複数のコントローラをサポートすることができます。

    • board_id : ドライバがサポートする必要のある追加コントローラ ID を指定します。現在のところ、ドライバは Compaq 825、875、876 コントローラをサポートしており、デフォルトでは、Compaq 825 Fast Wide SCSI-2、875 Wide Ultra SCSI と Compaq Dual Channel Wide Ultra SCSI-3 コントローラのボード ID を認識します。

    • ignore-hardware-nodes があれば 0 に設定してください。

  3. 設定の変更を有効にするには、次を入力します。

    # touch /reconfigure
    # reboot
    

DPT PM-2011、PM-2021、PM-2041W、PM-3021 ホストバスアダプタ

Solaris デバイスドライバ :

dpt

デバイスタイプ :

SCSI 

アダプタ :

DPT PM-2011, PM-2021, PM-2041W, PM-3021 

バスタイプ :

ISA 

構成前の注意事項

有効な設定値

IDE コントローラを取り付けている場合、DPT アダプタには次の強調表示されている値を設定してください。

o 入出力アドレス : 

0x1F0, 0x230

o IRQ レベル : 

12, 14, 15

o DMA チャネル : 

5, 6 

o エミュレーション : 

無効 

既知の問題と制限

DPT PM-2012B ホストバスアダプタ

Solaris デバイスドライバ :

dpt

デバイスタイプ :

SCSI 

アダプタ :

DPT PM-2012B 

バスタイプ :

EISA 

構成前の注意事項

有効な設定値

o IRQ レベル : 

9 から 15 の範囲の有効な値 

(エッジトリガー割り込み値) 

o 入出力アドレス : 

zC88 (z は 1 から 7 の範囲のスロット番号)

o オプション ROM アドレス : 

デフォルト 

o WD1003 : 

ドライブ 0 と 1 のエミュレーション無効 

既知の問題と制限

構成の手順

  1. フロッピーディスクドライブから DOS をブートします。

  2. フロッピーディスクドライブに DPT ユーティリティディスクを挿入します。

    1. DPTFMT と入力して、Enter キーを押します。

    2. Enter キーを押して実行を開始し、再度 Enter キーを押して継続します。

    3. F3 キーを押して SCSI ID 0 と LUN 0 を入力して、再度 F3 キーを押して継続します。

    4. 下向き矢印キーを使用して、MS-DOS と PC DOS を選択します。

    5. Enter キーを押してドライブジオメトリを書き出し、再度 Enter キーを押してリブートします。

  3. !DPTxxx.CFG ファイルを含む ECU (CF.EXE) フロッピーディスクを挿入します。

    1. A:> プロンプトに対して CFG と入力し、Enter キーを押します。

    2. 「Viewer Edit Details」画面が表示されたら、Enter キーを押します。

    3. 下向き矢印キーを使用して、DPT SCSI HBA のパラメタを選択し、次のように設定します。

      o バス : 

      有効 

      o IDE 起動アドレス : 

      プライマリ 

      o オプション ROM アドレス : 

      デフォルト 

      o SCSI ID HBA : 

      デフォルト 

      o WD1003 : 

      ドライブ 0 と 1 の両方についてエミュレーション無効 

    4. F10 キーを押して変更を保存します。

  4. ブートフロッピーディスクを挿入します。

  5. Enter キーを押して、DOS をリブートします。

Symbios Logic (NCR) 53C810、53C810A、53C815、53C820、53C825、53C825A、53C860、53C875、53C875J、53C876、53C895 ホストバスアダプタ

Solaris デバイスドライバ :

ncrs

デバイスタイプ :

SCSI 

アダプタ :

Symbios Logic (NCR) 53C810、53C810A、53C815、53C820、53C825、53C825A、53C860、53C875、53C875J、53C876、53C895 (複数アダプタ構成が可能) 

バスタイプ :

PCI 

構成前の注意事項

既知の問題と制限

Trantor T348 MiniSCSI Plus パラレルホストバスアダプタ

Solaris デバイスドライバ :

trantor

デバイスタイプ :

SCSI 

アダプタ :

Trantor T348 

構成前の注意事項

T348 の終端には、SCSI-1 デバイスに接続するためのオスの SCSI-1 コネクタが付いています。SCSI-2 デバイスを T-348 に接続するには、SCSI-1-SCSI-2 ケーブル (一方の端がオスの SCSI-1 コネクタで、もう一方の端がオスの SCSI-2 コネクタが付いているケーブル) と SCSI-1 メス-メス変換アダプタを使用します。メス-メス変換アダプタは、T348 のオス側と SCSI-1-SCSI-2 ケーブルのオス側を接続します。

既知の問題と制限

構成の手順

  1. Solaris ソフトウェアをインストールします。

  2. Solaris 環境を停止し、コンピュータの電源を切ります。

  3. T348 アダプタをパラレルポートに接続します。

  4. 使用するすべての SCSI 装置を T348 に接続します。

  5. すべての SCSI デバイスの電源を入れます。

  6. コンピュータの電源を入れます。

SCSI ディスクアレイ/RAIDコ ントローラ

American Megatrends MegaRAID 428 SCSI RAID コントローラ

Solaris デバイスドライバ :

mega

デバイスドライバ :

SCSI RAID 

アダプタ :

American Megatrends MegaRAID 428 SCSI RAID  

バスタイプ :

PCI 

構成の手順

  1. システムの起動時に Control-M キーを押して、コントローラとすべての論理ドライブを構成します。

  2. Solaris ソフトウェアをインストールして、リブートします。

    インストール中に使用可能な論理ドライブは、1 つだけです。

  3. /kernel/drv/sd.conf ファイルを開いて、target=0 の既存のエントリを複写してドライブを追加します。それから Solaris ソフトウェアに認識させたい追加ドライブごとに lun フィールドの値を 1 つずつ増やします。

    たとえば、アダプタに計 3 つの論理ドライブを構成する場合、次の行を追加します。

    name="sd" class="scsi" 
         target=0 lun=1;
    name="sd" class="scsi" 
         target=0 lun=2; 

  4. リブートします。

    システムをリブートすると、追加したドライブを使用できるようになります。

Compaq SMART Array コントローラ

Solaris デバイスドライバ :

csa 

デバイスタイプ :

ディスクアレイ 

アダプタ :

Compaq SMART Array コントローラ 

バスタイプ :

EISA 

対応システム :

Compaq ProSignia および ProLiant サーバーの内蔵および外付け SCSI ドライブ 

構成前の注意事項

既知の問題と制限

RAID 構成を変更する場合は、最初に EISA 構成ユーティリティを使用して現在の設定情報を削除してください。RAID 設定情報 (または論理ドライブのパーティション情報) を削除せずに物理的にディスクを移し換えると、システムをリブートできなくなることがあります。

Compaq SMART-2、SMART-2DH、SMART-2SL Array コントローラ

Solaris デバイスドライバ :

smartii

デバイスタイプ :

ディスクアレイ 

アダプタ :

Compaq SMART-2, SMART-2DH、SMART-2SL Array コントローラ 

バスタイプ :

EISA, PCI 

対応システム :

Compaq サーバーの内蔵および外付け SCSI ドライブ 

構成前の注意事項

既知の問題と制限

DPT PM2022、PM2042W、PM2122、PM2142W SCSI ホストバスアダプタ、PM3222、PM3222UW、PM3332UW SCSI RAID ホストバスアダプタ

Solaris デバイスドライバ :

dpt

デバイスタイプ :

SCSI, SCSI RAID 

アダプタ :

DPT PM2022, PM2042W, PM2122, PM2142W SCSI  

DPT PM3222, PM3222UW, PM3332UW SCSI RAID 

バスタイプ :

EISA 

構成前の注意事項

有効な設定値

o WD1003 ブートアドレス : 

無効 (セカンダリ) 

o IRQ レベル : 

11 から 15 の範囲の有効な値 (14を除く) 


注 -

エッジトリガー割り込みを使用してください。


o IDE ブートアドレス : 

無効 

o SCSI BIOS ROM アドレス : 

デフォルト 

o HBA SCSI ID : 

7 (デフォルト) 

既知の問題と制限

ERROR: Could not create Fdisk partition table on disk
ERROR: Could not label the disks

構成の手順

DOS で DPT の記憶装置管理ユーティリティ (DPTMGR) を実行し、動作環境として Solaris を選択してください。この手順については、『DPT SmartCache III User's Manual』の第 4 章を参照してください。DPTMGR の実行中に次のようなメッセージが表示されることがあります。

Unable to find any drivers in the DRIVERS Directory ......

このメッセージは無視してかまいません。

特殊な場合

DTP が提供する ECU を使用した設定プロセスでは、構成ファイルにエミュレーション情報を入力します。ドライブ 2 台の構成では、両方のドライブを無効 (disabled) にしてください。ドライブ 0 と 1 のドライブタイプの問い合わせには、0 を入力します。この設定により、「ドライブが存在しない (no drive present)」になり、アダプタの WD1003 エミュレーションモードが無効になって、ネーティブモードドライバが正しく動作できるようになります。

DPT PM2024、PM2044W、PM2044UW、PM2124、PM2124W、PM2144W、PM2144UW SCSI ホストバスアダプタと PM3224、PM3224W、PM3334W、PM3334UW SCSI RAID ホストバスアダプタ

Solaris デバイスドライバ :

dpt

デバイスタイプ :

SCSI, SCSI RAID 

アダプタ :

DPT PM2024, PM2044W, PM2044UW, PM2124, PM2124W, PM2144W, PM2144UW SCSI  

DPT PM3224, PM3224W, PM3334W, PM3334UW SCSI RAID 

バスタイプ :

PCI 

構成前の注意事項

既知の問題と制限

システムのブート中に DPT コントローラドライバがインストールできないことを示すメッセージが表示された場合は、原因として、システムのマザーボードに実装されているメモリーが ECC メモリーであるか、パリティチェックを行なっていないことが考えられます。PCI パリティチェックを無効にしてください。

有効な設定値

o 入出力アドレス : 

自動設定 

IBM PC ServeRAID SCSI ホストバスアダプタ

Solaris デバイスドライバ :

chs

デバイスタイプ :

SCSI RAID 

アダプタ :

IBM PC ServeRAID 

バスタイプ :

PCI 

構成前の注意事項

既知の問題と制限

データが失われないようにするため、Solaris 環境では、論理ドライブ内の物理パックの構成要素として定義されていない SCSI ディスクドライブを使用しないでください。

Mylex DAC960PD-Ultra、DAC960PD/DAC960P、DAC960PG、DAC960PJ、DAC960PL、DAC960E コントローラ

Solaris デバイスドライバ :

mlx

デバイスタイプ :

SCSI-2 RAID 

アダプタ :

Mylex DAC960PD-Ultra (PCI-to-UltraSCSI), 

DAC960PD/DAC960P (PCI-to-SCSI), 

DAC960PG (PCI-to-SCSI), 

DAC960PJ (PCI-to-SCSI),  

DAC960PL (PCI-to-SCSI), DAC960E (EISA-to-SCSI) 

バスタイプ :

EISA, PCI 

構成前の注意事項

既知の問題と制限

イーサネット ネットワークアダプタ

3Com EtherLink (3C509)、EtherLink III (3C509B)、EtherLink III Bus Master (3C590、3C592、3C595-TX、3C597-TX)

Solaris デバイスドライバ :

elx

デバイスタイプ :

ネットワーク (Ethernet) 

アダプタ :

3Com EtherLink (3C509)、EtherLink III (3C509B)、 

EtherLink III Bus Master (3C590、 

3C592、3C595-TX、 3C597-TX) 

バスタイプ :

ISA, EISA,PCI 

構成前の注意事項

EISA バスシステムに 3C509 (ISA バス用) アダプタを取り付けた場合は、EISA アドレス指定を行う構成にしてください。

有効な設定値

EtherLink III 3C59x と 3C509B アダプタのみ

o 媒体タイプ : 

自動選択 

既知の問題と制限

3Com EtherLink XL (3C900、3C900-COMBO、3C900B-COMBO、3C900B-TPC、3C900B-TPO)、Fast EtherLink XL (3C905-TX、3C905-T4、3C905B-TX、3C905B-T4)

Solaris デバイスドライバ :

elxl

デバイスタイプ :

Network (Ethernet) 

アダプタ :

3Com EtherLink XL (3C900、3C900-COMBO、3C900B-COMBO、3C900B-TPC、3C900B-TPO)、Fast EtherLink XL (3C905-TX、3C905-T4、3C905B-TX、3C905B-T4) 

バスタイプ :

PCI 

構成前の注意事項

有効な設定値

o媒体タイプ : 

自動選択 

既知の問題と制限

Compaq ProLiant 6500 で 3C905B カードを使用すると、割り込みはできません。この問題の回避方法はありません。しかし、スロットによってはこの問題が発生したりしなかったりしますので、カードを別の PCI スロットに移動させると回避できる場合があります。またマシンを連続してリブートすると、この状態から抜けでることができる場合もあります。

AMD PCnet Ethernet (PCnet-ISA、PCnet-PCI、PCnet-PCI II、PCnet-Fast)、Allied Telesyn At-1500、Microdyne NE2500Plus、Cabletron E-2210

Solaris デバイスドライバ :

pcn

デバイスタイプ :

ネットワーク (Ethernet) 

アダプタ :

PCnet 

チップ :

AMD PCnet-ISA, PCnet-PCI, , PCnet-PCI II,  

PCnet-Fast, Allied Telesyn AT-1500, 

Microdyne NE2500plus, Cabletron E-2210 

バスタイプ :

ISA, PCI 

構成前の注意事項

有効な設定値

PCnet-ISA アダプタのみ

o IRQ レベル : 

3, 5, 9, 10, 11, 15 

o 入出力アドレス : 

0x300, 0x320, 0x340, 0x360 

既知の問題と制限

Compaq NetFlex-2 DualPort ENET、NetFlex-2 ENET-TR コントローラ

Solaris デバイスドライバ :

nfe

デバイスタイプ :

ネットワーク (イーサネット、トークンリング) 

アダプタ :

Compaq NetFlex-2 DualPort ENET, 

NetFlex-2 ENET-TR 

バスタイプ :

EISA 

構成前の注意事項

有効な設定値

o IRQ レベル : 

3, 5, 9, 10, 11 

Compaq NetFlex-2 DualPort ENET カードの 2 つのポートで IRQ を共用することができます。

既知の問題と制限

構成の手順

  1. コネクタタイプを DB-15 または 10BAST-T RJ-45 のいずれかに設定します。

    • DB-15 コネクタ付きの DualPort ENET コントローラに付属している分岐ケーブルを使用します。

    • DualPort ENET カードを使用し、ネットワークを介して Solaris ソフトウェアをインストールする場合は、RJ-45 コネクタを最初のネットワークポート (ポート 1) に接続します。

    • NetFlex-2 ENET-TR のデフォルトの設定 (DB-9) を変更する必要があります。

  2. Compaq NetFlex-2 ENET-TR カードのみ : デフォルトの 16Mbps ではなく、10Mbps のデータ速度を使用するように設定します。

Compaq NetFlex-3、Netelligent コントローラ

Solaris デバイスドライバ :

cnft

デバイスタイプ :

ネットワーク (Ethernet) 

アダプタ :

  • Compaq NetFlex-3/E、NetFlex-3/P と次のいずれか

    • 10BASE-T UTP モジュール (標準)

    • 10/100BASE-TX UTP モジュール (オプション)

    • 100VG-AnyLAN UTP モジュール (オプション)

    • 100BASE-FX モジュール (オプション)

  • Compaq Netelligent 10T PCI UTP (TLAN 2.3 または 3.03 付き)

  • Compaq Netelligent 10/100 TX PCI UTP (TLAN 2.3 または 3.03 付き)

  • Compaq NetFlex-3 EISA または PCI (TLAN 2.3 付き) と次のいずれか

    • 10BASE-T UTP モジュール (標準)

    • 10/100BASE-TX UTP モジュール (オプション)

    • 100VG-AnyLAN UTP モジュール (オプション)

    • 100BASE-FX モジュール (オプション)

  • Compaq NetFlex-3 DualPort 10/100TX PCI UTP

  • Compaq ProLiant 2500 の Integrated NetFlex-3 10/100T PCI UTP (AUI 付き)

  • Compaq Deskpro 4000/6000、Professional Workstation 5000、ProLiant 800 の Integrated NetFlex-3 10/100T PCI UTP/BNC

  • Compaq Netelligent 10T PCI UTP バージョン 2 (TLAN 3.03 付き)

  • Compaq Netelligent 10/100 T PCI UTP バージョン 2 (TLAN 3.03 付き)

バスタイプ :

EISA, PCI 

構成前の注意事項

有効な設定値

NetFlex-3/E コントローラ

o IRQ レベル : 

5, 9, 10, 11 

NetFlex-3/P コントローラ

o IRQ レベル : 

2(9), 3, 4, 5, 6, 7, 10, 11 

Netelligent コントローラ

o IRQ レベル : 

2(9), 3, 4, 5, 6, 7, 10, 11, 12, 14, 15 

既知の問題と制限

構成の手順

  1. Solaris ソフトウェアをインストールします。

  2. ドライバ構成ファイルの /platform/i86pc/kernel/drv/cnft.conf を編集します。

    このファイルには、ドライバに設定できるパラメタが含まれています。

    • duplex_mode : コントローラのデュプレックスモードを強制的に設定します。次のいずれかの値を設定することができます。

      • 0 - 自動設定 (デフォルト)

      • 1 - 半二重

      • 2 - 全二重

    • media_speed : コントローラの媒体速度を設定します。このオプションを使用して、10/100BASE-TX を 10 または 100Mbps に強制的に設定することができます。媒体速度はデフォルトにより自動的に構成されます。有効な値は次のとおりです。

      • 0 - 自動設定 (デフォルト)

      • 10 - 強制的に 10Mbps に設定

      • 100 - 強制的に 100Mbps に設定

    • max_tx_lsts, max_rx_lsts, tx_threshold : ドライバの性能調整に使用します。有効な値は次のいずれかです。

    プロパティ 

    有効な値 

    デフォルト値 

    max_tx_lsts

    4〜16 

    16 

    max_rx_lsts

    4〜16 

    16 

    tx_threshold

    2〜16 

    16 

    • debug_flag : 1 または 0 に設定して、ドライバからのデバッグメッセージを有効または無効にします。デフォルトでは、無効です。

    • mediaconnector : 1 に設定することによって、ProLiant 2500 システムでは、Integrated NetFlex-3 コントローラの AUI インタフェース、ProLiant 800、Deskpro 4000/6000、Professional Workstation 5000 では、BNC インタフェースを有効にすることができます。デフォルトは、UTP インタフェース (0) です。

    • board_id : 増設 EISA/PCI コントローラをサポートするときに設定します。board_id の形式では 0xVVVVDDDD です。VVVV はベンダー ID、DDDD はデバイス ID を示します。必要であれば、複数の ID を指定することができます。

  3. 設定の変更を有効にするには、スーパーユーザーで次を入力します。

    # touch /reconfigure
    # reboot
    

DEC 21040、21041、21140、21142、21143 Ethernet

Solaris デバイスドライバ :

dnet

デバイスタイプ :

ネットワーク (Ethernet) 

アダプタ :

DEC 21040, 21041, 21140、21142、21143 

バスタイプ :

PCI 

構成前の注意事項

PCI 設定プロセスは、システムによって異なります。ベンダーが提供する指示に従って作業してください。

有効な設定値

テストに合格した 21040/21041/21140/21142/21143 アダプタがサポートされます。

名前/モデル 

パート/バージョン 

チップ 21xxx

10MB 媒体 

100MB 媒体 

注 

Adaptec ANA-6911A/C 

143PA 

T B 

 

Adaptec ANA-6911A/TX 

143PA 

 

AsanteFAST 

09-00087-11 D 

140AA 

CNET PowerNIC CN935E 

041AA 

T B 

 

 

Cogent EM100 

100001-01 02 

140 

 

 

Cogent EM100TX 

110001-02 02 

140AB 

 

 

Cogent EM110 T4 

110101-01 

140 

T B 

 

Cogent EM110TX 

110001-02 06 

140AB 

 

Cogent EM110TX 

110001-03 01 

140AB 

 

Cogent EM110TX 

110001-03 14 

140AC 

 

Cogent EM400 QUAD 

400001-00 01 

140 

 

 

Cogent EM400 QUAD 

400001-00 01 

140AB 

 

 

Cogent EM440 QUAD 

440001-01 01 

140AC 

Cogent EM960C 

960001-03 06 

040AA 

T B A 

 

 

Cogent EM960C 

960001-04 02 

040AA 

T B A 

 

Cogent EM960TP 

960001-03 07 

040AA 

 

 

Cogent EM960TP 

960001-04 01 

040AA 

 

 

Cogent EM964 QUAD 

964001-00 01 

040AA 

 

 

Compex ReadyLINK ENET32 

B2 

040AA 

T B A 

 

 

D-Link DE530CT 

A2 

040AA 

T B 

 

 

D-Link DE530CT 

D2 

041AA 

T B 

 

 

D-Link DE530CT+ 

A1 

040AA 

T B 

 

 

DEC EtherWORKS 10/100 

DE500 RevD01 

140AC 

6, C 

DEC EtherWORKS PCI 10/100 

DE500-XA RevC01 

140AB 

6, C 

Diversified Tech 

651205025 1.2 

140AC 

Kingston KNE40BT 

2001585 A00 

041AA 

T B 

 

 

Kingston KNE100TX 

2001837-000.A00 

140AC 

Kingston KNE100TX 

2001837-000.B00 

140AC 

Kingston KNE100TX 

9920219-001.B00 

140AB 

Kingston KNE100TX 

9920219-002.B00 

140AC 

Linksys LNE100TX 

8EFPCI01..B1-1 

140AB 

Linksys LNE100TX 

8EFPCI01..B1-3 

140AC 

NetGear 

FA310TX-C2 

140AE 

 

NetGear 

FA310TX-C6 

140AF 

 

Rockwell (Osicom) RNS2300 

320109-02 

140AB 

 

Rockwell (Osicom) RNS2340 QUAD 

320112-00 

140AB 

SMC 8432BT 

60-600510-003 A 

040AA 

T B 

 

 

SMC 8432BT 

60-600528-001 A 

041AA 

T B 

 

 

SMC 8432BT 

61-600510-010 B 

040AA 

T B 

 

 

SMC 8432BTA 

60-600510-003 A 

040AA 

T B A 

 

 

SMC 8432BTA 

61-600510-000 

040AA 

T B A 

 

 

SMC 8432T 

60-600528-001 A 

041AA 

 

 

SMC 9332BDT 

60-600542-000 A 

140AC 

SMC 9332DST 

60-600518-002 A 

140 

X  

SMC 9332DST 

61-600518-000 B 

140 

X  

SMC 9334BDT DUAL 

140AC 

X  

 

Znyx ZX311 

SA0027 01 

041AA 

T B A 

 

 

Znyx ZX312 

SA0011 04 

040AA 

T B A 

 

Znyx ZX314 QUAD 

PC0009-05 

040AA 

 

 

Znyx ZX314 QUAD 

SA0014-05 

040AA 

 

 

Znyx ZX315 DUAL 

SA0015 X2 

040AA 

T B 

 

 

Znyx ZX342 

PC0012 X2 

140 

Znyx ZX344 QUAD 

SA0019 X2 

140AA 

 

 

Znyx ZX345 

SA0025 X1 

140AB 

ZX346 QUAD 

SA0026 X1 

140AC 

Znyx ZX348 DUAL 

SA0028 X2 

140AC 

10MB 媒体コード :

100MB 媒体コード :

注:

既知の問題と制限

Intel EtherExpress 16、16C、16TP (82586)

Solaris デバイスドライバ :

iee

デバイスタイプ :

ネットワーク (Ethernet) 

アダプタ :

Intel EtherExpress 16, 16C, 16TP (82586) 

バスタイプ :

ISA 

構成前の注意事項

既知の問題と制限

Intel EtherExpress Flash32 (82596)

Solaris デバイスドライバ :

ieef

デバイスタイプ :

ネットワーク (Ethernet) 

アダプタ :

Intel EtherExpress Flash32 (82596)  

バスタイプ :

EISA 

コネクタ :

任意 

構成前の注意事項

有効な設定値

o フラッシュメモリー : 

無効 

既知の問題と制限

Intel EtherExpress PRO (82595)、EtherExpress PRO/10+ (82595FX)

Solaris デバイスドライバ :

eepro

デバイスタイプ :

ネットワーク (Ethernet) 

アダプタ :

Intel EtherExpress PRO (82595),  

EtherExpress PRO/10+ (82595FX) 

バスタイプ :

ISA 

構成前の注意事項

有効な設定値

o IRQ レベル : 

3、5、9、10、11 (10を推奨) 

o 入出力アドレス : 

0x300 を推奨 

Intel EtherExpress PRO/100 (82556)

Solaris デバイスドライバ :

ieef

デバイスタイプ :

ネットワーク (Ethernet) 

アダプタ :

Intel EtherExpress PRO/100 (82556) 

バスタイプ :

EISA, PCI 

コネクタ :

RJ-45 


注 -

Intel EtherExpress PRO/100B (82557) および Intel EtherExpress PRO/100+ (82558) アダプタは、iprb デバイスドライバによりサポートされている PCI デバイスです。PCI デバイスは、自動で構成されるので手動による構成は必要ありません。


構成前の注意事項

有効な設定値

Intel EtherExpress PRO/100 (EISA のみ)

o IRQ レベル : 

3, 5, 7, 9, 10, 11, 12, 14, 15 

o フラッシュメモリー : 

無効 

o 速度 : 

10Mbps、100Mbps 

既知の問題と制限

Novell NE2000、NE2000plus Ethernet と互換カード

Solaris デバイスドライバ :

nei

デバイスタイプ :

ネットワーク (Ethernet) 

アダプタ :

Novell NE2000, NE2000plus, 互換カード 

バスタイプ :

ISA 


注意 - 注意 -

マシンに NE2000 または NE2000plus アダプタを挿入している場合、それらをまず、従来のデバイスを検出する前に検出してください。



注意 - 注意 -

Solaris smc ドライバがサポートするデバイスを持つマシンの中に NE2000 または NE2000plus アダプタがあれば、それらのアダプタを入出力モード用に構成してください。


構成前の注意事項

有効な設定値

NE2000 互換カードには、オプションがさらに制限されるものがあります。

NE2000

o IRQ レベル : 

3, 4, 5, 9, 10, 11, 12, 14, 15 

o 入出力アドレス : 

0x200, 0x220, 0x240, 0x260, 0x280, 0x2C0, 0x300, 0x320, 0x340, 0x360 

NE2000plus

o IRQ レベル : 

3, 4, 5, 9, 10, 11, 12, 14, 15 

o 入出力アドレス : 

0x200, 0x220, 0x240, 0x260, 0x280, 0x2C0, 0x300, 0x320, 0x340, 0x360 

o 共有メモリー : 

0xD0000 から始まる。カードが 1 枚増設されるたびに 0x4000 増加。 

既知の問題と制限

Novell NE3200 Ethernet

Solaris デバイスドライバ :

nee

デバイスタイプ :

ネットワーク (Ethernet) 

アダプタ :

Novell NE3200 

バスタイプ :

EISA 

コネクタ :

RJ-45, BNC, AUI 

構成前の注意事項

有効な設定値

o 割り込みタイプ : 

エッジトリガー 

o フラッシュメモリー : 

無効 

既知の問題と制限

SMC Elite32 (8033)

Solaris デバイスドライバ :

smce

デバイスタイプ :

ネットワーク (Ethernet) 

アダプタ :

SMC Elite32 (8033) 

バスタイプ :

EISA 

コネクタ :

AUI コネクタ 1 つと BNC コネクタ 2 つを持つボードタイプと、AUI コネクタ 1 つと RJ-45 コネクタ 2 つを持つボードタイプがあります。 

チャネル 0 には、どのタイプのコネクタも使用することができます。 

チャネル 1 には、BNC または RJ-45 コネクタのみ使用できます。AUI コネクタは使用できません。 

構成の手順

  1. EISA 設定ユーティリティ (ECU) を使用して、チャネル 0 のコネクタを選択します。


    注 -

    AUI コネクタにトランシーバが接続されている場合は、ECU で別のコネクタタイプが選択されていても、AUI 接続が使用されます。


  2. 必要であれば IRQ レベルを設定します。

    通常 Elite32 では、システムが自動的に IRQ 値 (ECU が最初に検出した使用可能な IRQ レベル値)を決定します。ECU で特定されていない ISA アダプタが存在する場合、こうして決定された IRQ が ISA アダプタの IRQ と衝突し、システム性能あるいはネットワークアダプタの通信が影響を受けることがあります。この問題は、使用されていない IRQ レベルを手作業で選択することによって回避することができます。

SMC Elite32C Ultra (8232)

Solaris デバイスドライバ :

smceu

デバイスタイプ :

ネットワーク (Ethernet) 

アダプタ :

SMC Elite32C Ultra (8232) 

バスタイプ :

EISA 

コネクタ :

RJ-45, AUI, BNC 

構成前の注意事項

有効な設定値

o IRQ レベル : 

3、5、7、9、10、11、15 (エッジトリガー式) 

o 入出力アドレス : 

スロット番号に従って決定 

o RAM アドレス : 

0xC0000〜0xEE000、8K ずつ増加 

o DMA チャネル : 

無効 

o ROM アドレス : 

無効 

o オプション ROM : 

無効 

既知の問題と制限

smceu ドライバは、デフォルトの 共有 RAM アドレス (0xC0000) の設定では動作しません。VGA BIOS が存在する場合、このアドレスは VGA BIOS が使用するアドレス (0xC000〜0xC3FFF) と衝突します。

SMC Ether 10/100 (9232)

Solaris デバイスドライバ :

smcf

デバイスタイプ :

ネットワーク (Ethernet) 

アダプタ :

SMC Ether 10/100 (9232) 

バスタイプ :

EISA 

コネクタ :

RJ-45 

構成前の注意事項

有効な設定値

o IRQ レベル : 

3、5、7、9、10、11、15 

o 入出力アドレス : 

スロット番号に従って決定 

o ROM アドレス : 

無効 

o DMA チャネル : 

無効 

o 速度 : 

10 Mbps または 100 Mbps 

(RJ-45 コネクタを使用した高速動作には、カテゴリ 5 の UTP ケーブルが必要です。) 

o オプション ROM : 

無効 

既知の問題と制限

smcf デバイスドライバは、100 Mbps イーサネットをサポートしています。ただし、現在のところ、100 Mbps での通信で期待されている速度でデータを転送することはできません。ドライバの性能については研究中です。

SMC EtherEZ (8416)、EtherCard Elite16 Ultra (8216)、EtherCard PLUS Elite (8013)、EtherCard PLUS Elite 16 (8013)、EtherCard PLUS (8003)、EtherCard Elite 32T (8033)

Solaris デバイスドライバ :

smc

デバイスタイプ :

ネットワーク (Ethernet) 

アダプタ :

SMC EtherEZ (8416),EtherCard Elite16 Ultra (8216) 

EtherCard PLUS Elite (8013), EtherCard PLUS Elite 16 (8013),  

EtherCard PLUS (8003),EtherCard Elite 32T (8033) 

バスタイプ :

ISA 

構成前の注意事項

有効な設定値

入出力アドレス 

IRQ 

基底メモリーアドレス (ボード RAM) 

0x280 

0xD0000 

0x2A0 

0xD4000 

0x300 

0xD4000 

0x260 

0xE0000 

0x380 

0xD4000 

既知の問題と制限

Xircom Pocket Ethernet (PE3 and PE2)

Solaris デバイスドライバ :

pe

デバイスタイプ :

ネットワーク (Ethernet) 

アダプタ :

Xircom Pocket Ethernet (PE2、PE3) 

ポート :

パラレルポートに接続 

構成前の注意事項

Solaris オペレーティング環境によってネットワークサービスが起動される前にアダプタの電源を入れてください。

既知の問題と制限

ネットワークからブートできるのは、モデル PE3 だけです。PE2 では、ネットワークからブートできません。

トークンリングネットワークアダプタ

IBM 16/4、Auto 16/4、Turbo 16/4 トークンリングと互換アダプタ

Solaris デバイスドライバ :

tr

デバイスタイプ :

ネットワーク (Token Ring) 

アダプタ :

IBM 16/4、Auto 16/4、Turbo 16/4、互換アダプタ 

バスタイプ :

ISA, EISA 

構成前の注意事項

有効な設定値

プラグ&プレイ対応のすべてのカード

  • プラグ&プレイ対応

有効 

16/4 トークンリングアダプタ (ISA)

  • IRQ レベル :

3, 6, 7, 9  

  • 入出力アドレス :

0xA20, 0xA24  

複数のアダプタが存在する場合、重ならないようにしてください。 

Auto 16/4 トークンリングアダプタ (ISA)

  • IRQ レベル :

3, 9, 10, 11 

Turbo 16/4 トークンリングアダプタ (ISA)

  • IRQ レベル :

3, 9, 10, 11 

  • アダプタモード :

Auto 16 モード、ISA 16 モード  

(Auto 16 モードの方が性能は優れています。) 

既知の問題と制限

構成の手順

  1. メーカーのマニュアルに従って、メーカー提供の設定プログラムを使用して、カードを構成します。

    • ISA システムにおける Auto 16/4 と Turbo 16/4 トークンリングアダプタのみ: アダプタに付属している LANAID プログラムを実行してください。

  2. トークンリングの設定をします。

    • 最初のステーションについては、自動感知機能を無効にします。

    • その他のステーションについては、自動感知をすべて有効にすることができます。

  3. 「Ring speed listening」機能のテストでは、必ず Autosense パラメタを有効に設定します。

Madge Smart 16/4 トークンリング

Solaris デバイスドライバ :

mtok

デバイスタイプ : 

ネットワーク (Token Ring) 

アダプタ :

Madge Smart 16/4 AT Ringnode/Bridgenode,
Smart 16/4 AT Plus Ringnode,
Smart 16/4 ISA Client Ringnode,
Smart 16/4 ISA Client Plus Ringnode,
Smart 16/4 EISA Ringnode/Bridgenode,
Smart 16/4 PCI Ringnode/Bridgenode, 
Smart 16/4 PCI Presto

バスタイプ :

EISA, ISA, PCI 

Madge Networks Ltd. では、Solaris オペレーティング環境で動作するサードパーティ製 mtok デバイスドライバをサポートしています。Madge のテクニカルサポートの詳細は、Madge Ringnode/Bridgenode に付属のマニュアルを参照してください。

構成前の注意事項

既知の問題と制限

mtok ドライバが有効になった場合、システム起動スクリプトが ifconfig を実行すると次のメッセージが表示されます。

configuring network interfaces: ip_rput: DL_ERROR_ACK for 29
errno 1, unix0
ip: joining multicasts failed on mtok0
will use link layer broadcasts for multicast

これらのメッセージは、無視してかまいません。

構成の手順

リングの速さや DMA チャネルなどのアダプタでのさまざまなハードウェアの設定は、 アダプタのスィッチまたは Ringnode に付属の MDGBOOT ディスケットに用意されている構成ユーティリティを使用して行えます。手順については、Ringnode に付属のマニュアルを参照してください。

ハードウェアの設定 :

アダプタの機能 (リングの速さなど) を選択するには、ほとんどの場合に構成ユーティリティを使用する必要があります。アダプタが適切に機能しない場合には、DMA ではなく PIO を選択したり、異なる入出力アドレスを選択するなど異なる機能を選択してみてください。

オーディオカード

アナログデバイス AD1848 と互換デバイス

Solaris デバイスドライバ : 

sbpro 

デバイスタイプ : 

オーディオ 

チップ : 

Analog Devices AD1848、互換デバイス (コンピュータのマザーボードに実装または増設カード) 

バスタイプ : 

ISA, EISA 


注 -

Solaris の sbpro ドライバがサポートしている機能とインタフェースについては、audio(7I) および sbpro(7D) のマニュアルページを参照してください。


互換デバイス情報

sbpro デバイスドライバは、AD1848 を使用したすべてのオーディオデバイスに対応しているわけではありません。ただし、AD1848 互換チップを採用した一部オーディオデバイスにも対応しています。

多くのオーディオデバイスが他のオーディオデバイスと互換性があるとしていますが、必ずしもハードウェアレベルで互換性があるわけではありません。このため、そうしたデバイスは Solaris ソフトウェアによってサポートされません。後述の「試験済みの互換デバイス」では、Solaris 環境でテスト済みのデバイスを紹介します。

AD1848 または互換チップを使用したカードの中には、現状 sbpro ドライバがサポートしていない高度なオーディオ機能を持つものがあります。

試験済みの互換デバイス

AD1848 またはその互換チップを使用していて、試験済みのデバイスは次に示すとおりです。

その他いくつかの 100% ハードウェア互換デバイスも、sbpro ドライバで使用することができます。ただし、それらのデバイスは、Solaris 環境でテストされていないため、動作は保証されません。

Turtle Beach Tropez カードは、3Com 3C509 および SMC Elite-16 Ethernet アダプタなど、システム内の他の ISA デバイスの動作と干渉する場合があります。Tropez カードをインストールすることでこのようなデバイス障害が発生する場合、デバイスに添付されている構成用プログラムを実行して、異なる入出力基底アドレスをカードに割り当ててください。

構成前の注意事項


注 -

オーディオデバイスの多くには、IRQ 設定と DMA 設定を選択するためのソフトウェアユーティリティが添付されています。このようなユーティリティの一部では、パラメタの設定を不揮発メモリーに記録せず、DOS が使用する構成ファイルに書き込んで、リブートするごとにカード構成を設定する場合があります。この種の構成ファイルは Solaris ソフトウェアでは使用されないため、Solaris オペレーティング環境ではカードの動作に影響しません。


有効な設定値

デフォルト値は、強調表示されています。

Compaq Deskpro XL ビジネスオーディオ (AD1847 チップ搭載)

入出力アドレス :  

0x530, 0x604, 0xE80, 0xF40

sbpro ドライバは、使用されていない DMA チャネルと IRQ 線を自動的にデバイスに割り当てます。


注 -

AD1848 とその互換チップをサポートするために、sbpro は再生と録音で、同じ DMA チャネルを使用します。このため、再生と録音を同時に行うことはできません。


Turtle Beach Tropez カード (CS4231 チップ搭載)

o入出力アドレス :  

0x530

sbpro 電源投入時、Tropez カードの MWSS 入出力アドレスは 0x530 です。このアドレスは、システムの起動後にソフトウェアを使用してのみ変更することができますが、Solaris ソフトウェアが変更することはありません。このため、Tropez カードは、入出力アドレス 0x530 でのみサポートされます。

sbpro ドライバは、使用されていない DMA チャネルと IRQ 線を自動的にデバイスに割り当てます。


注 -

Tropez カードには、カードが使用する IRQ、DMA、MWSS 互換入出力アドレスを選択するためのユーティリティプログラムが付属しています。ただし、このユーティリティは、不揮発性メモリーではなく、構成ファイルにこれらパラメタ値を記録し、DOS はこのファイルを使用してリブートのたびにカードの構成を行います。Solaris 環境では、そうした構成ファイルは使用されないため、カードの動作が影響を受けることもありません。


既知の問題と制限

Compaq Deskpro XL ビジネスオーディオ (AD1847 チップ搭載)

Creative Labs Sound Blaster Pro、Sound Blaster Pro-2

Solaris デバイスドライバ :

sbpro

デバイスタイプ :

オーディオ 

アダプタ :

Creative Labs Sound Blaster Pro, 

Sound Blaster Pro-2 

バスタイプ :

ISA 


注 -

Solaris の sbpro ドライバがサポートしている機能とインタフェースについては、audio(7I) および sbprO(7D) のマニュアルページを参照してください。


構成前の注意事項

有効な設定値

デフォルト値は、強調表示されています。

o IRQ レベル : 

2, 5, 7, 10

o 入出力アドレス : 

0x220, 0x240

o DMA チャネル : 

0, 1, 3

既知の問題と制限

Sound Blaster カードにデフォルトの入出力ポートアドレス (0x220) が構成されているシステムで、ISA 版の IBM トークンリングやその互換アダプタを使用することはできません。可能であれば、Sound Blaster カードのポートアドレスを 0x240 に変更してください。変更できない場合は、システムから Sound Blaster カードを取り外してください。

Creative Labs Sound Blaster 16、Sound Blaster AWE32、Sound Blaster Vibra 16

Solaris デバイスドライバ :

sbpro

デバイスタイプ :

オーディオ 

アダプタ :

Creative Labs Sound Blaster 16, 

Sound Blaster AWE32,  

Sound Blaster Vibra 16 

バスタイプ :

ISA 


注 -

Solaris の sbpro ドライバがサポートしている機能とインタフェースについては、audio(7I) および sbpro(7D) のマニュアルページを参照してください。



注 -

Solaris の aic ドライバは、SCSI-2 インタフェースを搭載した Sound Blaster 16 をサポートしています。SCSI コントローラの構成情報については、デバイス参照情報ページの「Creative Labs Sound Blaster 16 SCSI-2 インタフェース」を参照してください。


構成前の注意事項

有効な設定値

カードがプラグ & プレイをサポートしている場合、デバイスの資源は自動的に構成されます。プラグ & プレイをサポートしないデバイスについては、次のように設定してください。

デフォルト値は、強調表示されています。

o IRQ レベル : 

2, 5, 7, 10

o 入出力アドレス : 

0x220, 0x240, 0x260, 0x280

o 8 ビット DMA チャネル : 

0, 1, 3

o 16 ビット DMA チャネル : 

5, 6, 7

既知の問題と制限

PC カード (PCMCIA) ハードウェア

PC カードアダプタ

Solaris デバイスドライバ :

pcic

アダプタ :

Intel i82365SL 

Vadem VG365, VG465, VG468, VG469 

Cirrus Logic PD6710, PD6720 

Ricoh RF5C366 

Toshiba 

バスタイプ :

PC カード 

コネクタ :

最高 8 つのタイプ I、II、III ソケット 


注意 - 注意 -

PC カードデバイスを出し入れしたときに、Intergraph TD-30/TD-40 マシンがロックすることがあります。そのような場合は、コンピュータのケースの金属部分に指を触れるなどしてアースをとりながら、PC カードデバイスを出し入れしてください。prtconf コマンドによって、誤って 2 つのソケットにデバイスがあると示されることがあります。カードの出し入れが検出されず、マシンがハングアップした場合は、マシンをリセットしてください。


構成前の注意事項

構成の手順

新規インストールと構成

  1. Configuration Assistant (構成用補助) を使用して、システムデバイスによってすでに使用されているアドレス空間、入出力空間、IRQ を調べます。

  2. PC カードアダプタを挿入します。

  3. SUNWCpcmc クラスタにある PCMCIA パッケージを含めて Solaris ソフトウェアをインストールします。

3Com EtherLink III (3C562、3C589) PC カード

Solaris デバイスドライバ :

pcelx

デバイスタイプ :

ネットワーク (Ethernet) 

アダプタ :

 

3Com EtherLink III 3C562 (ネットワーク、モデム)、EtherLink III 3C589 (ネットワーク) 

バスタイプ:

PC カード 

構成前の注意事項

既知の問題と制限

システムをブートすると、ネットワークサービスが自動的に起動されます。システムの起動後にネットワークインタフェースを追加した場合あるいは停止させた場合、ネットワークサービスは起動されません。

構成の手順

初期インストールと構成

  1. SUNWCpcmc クラスタにある PCMCIA パッケージを含めて Solaris ソフトウェアをインストールします。

  2. システムをブートします。

  3. 3Com EtherLink III PC カードデバイスを挿入します。

認識されないカードの特定

3C562 または 3C589 カードを挿入したが、認識されず、特殊ファイルが作成されないという場合は、prtconf コマンドを使用して、何が問題なのかを調べてください。

  1. スーパーユーザーになります。

  2. prtconf -D コマンドを実行して、3C562 または 3C589 カードが認識されるかどうかを確認します。

    prtconf による出力で、認識されたデバイスが次のように表示されます。

    # prtconf -D
    .  .  .
    pcic, instance #0 (driver name: pcic)        
    	.  .  .
    	network, instance #0 (driver name: pcelx)

  3. prtconf による出力で pcelx が表示されない場合は、PC カードアダプタの設定またはハードウェアに問題があります。別のマシンのカードを使用したり、同じカードが DOS では正しく動作されるかどうかを調べることによって、カードまたはアダプタのどちらに問題があるのか確認します。

2 枚以上のカードの構成

Solaris のインストール中に 3C562カードや 3C589 カードを使用することはできないため、ネットワークインタフェースとしてカードを使用できるようにするには、ネットワーク構成ファイルを更新する必要があります。

  1. /etc/hostname.pcelx# ファイル (# はソケット番号) を作成して、使用するインタフェースに関連付けるホスト名を指定します。

  2. 新しいホスト名の IP アドレスを /etc/inet/hosts ファイルに追加します。

  3. /etc/inet/netmasks に関連付けたネットワークが登録されていることを確認します。

  4. 必要とするネットワークサービスとローカルサービスが Name Service Switch の /etc/nsswitch.conf 構成ファイルに含まれていることを確認します。

  5. システムをリブートします。


    注 -

    この手順については、『TCP/IP とデータ通信』を参照してください。


特殊ファイル

/dev 内のデバイス命名方法は、PPA (物理接続ポイント) のユニット番号がインスタンスではなく、カードが挿入されているソケット番号であることを除けば、標準の LAN デバイス命名規則に従っています。つまり、pcelxドライバならば、ソケット 0 のカードは /dev/pcelx0 (つまり /dev/pcelx の PPA が 0) であり、ソケット 1 のカードは /dev/pcelx1 (つまり /dev/pcelx の PPA が 1) です。pcelx(7D) のマニュアルページを参照してください。

3C562 などのマルチファンクションカードに対して作成されるデバイスについては、pcser(7D) のマニュアルページを参照してください。

ホットプラグに関する注意事項

3C562 または 3C589 カードを取り外すと、送信した情報がすべて廃棄されます。エラーメッセージは出力されません。

同じソケットにカードを戻すと、デバイスが正常に動作します。この動作は、ネットワークから一時的にデバイスを取り外したときの動作に似ています。

モデムとシリアル PC カードデバイス

Solaris デバイスドライバ :

pcser

デバイスタイプ :

8250、16550、最高速度 115Kbps 互換 UART を使用したモデムおよび PC カードデバイス 

バスタイプ :

PC カード 

構成前の注意事項

PC カードモデムまたはシリアルデバイスが認識されると、pcser デバイスドライバが自動的に読み込まれて、ポートと IRQ が割り当てられ、特殊ファイルが作成されます (ファイルが存在しない場合)。

構成の手順

初期インストールと構成

  1. SUNWCpcmc クラスタにある PCMCIA パッケージを含めて Solaris ソフトウェアをインストールします。

  2. システムをブートします。

  3. PC カードモデムまたはシリアルデバイスを挿入します。

認識されないデバイスの特定

PC カードモデムまたはシリアルデバイスを挿入したが、認識されず、/dev/cua または /dev/term に特殊ファイルが作成されないという場合は、prtconf コマンドを使用して、何が問題なのかを調べてください。

  1. スーパーユーザーになります。

  2. prtconf -D コマンドを実行して、モデムまたはシリアルデバイスが認識されるかどうかを確認します。

    prtconf による出力で、認識されたデバイスが次のように表示されます。

    # prtconf -D
    .  .  .
    pcic, instance #0 (driver name: pcic)
       .  .  .
       pccard111.222 (driver not attached)

  3. デバイスが認識されない (driver not attached) 場合は、add_drv コマンドを使用して、デバイス名を pcser デバイスが認識できる別名として追加します。

    たとえば、コマンド行に次のように入力します。

    # add_drv -i'"pccard111.222"' pcser
    


    注 -

    シェルが二重引用符を削除しないように、二重引用符は単一引用符で囲ってください。識別名には、prtconf 出力に表示された文字列を使用してください。詳しくは、add_drv(1M) のマニュアルページを参照してください。


誤って認識されたデバイスの特定

  1. prtconf -D コマンドを実行して、モデムまたはシリアルカードが誤ってメモリーカードとして認識されることがないかどうかを確認します。

    デバイスが誤ってメモリーカードと認識された場合、たとえば prtconf コマンドの出力は次のようになります。

    # prtconf -D
    .  .  .
    pcic, instance #0 (driver name: pcic)
    	.  .  .
    	memory, instance #0 (driver name: pcmem)
    		pcram, instance #0 (driver name: pcram)

  2. Configuration Assistant (構成用補助) を使用して、メモリーリソースの衝突を特定し、「View/Edit Device」メニューで正しいデバイス情報を追加します。

    一般的に問題は、メモリーデバイス設定間のリソースの衝突にあります。「デバイスの構成」の章の「問題の発見と解決」を参照してください。

  3. Solaris 環境でデバイスが正しく動作するには、Solaris 環境ではサポートされないものも含めて、すべてのデバイスが定義されている必要があります。Configuration Assistant (構成用補助) ソフトウェアは、システムを構成しているすべてのデバイスを定義します。

その他の構成

システムに新しいシリアルポートまたはモデムを追加した場合は、アプリケーションがその新しいポートを使用できるように、構成ファイルを編集しなければならないことがよくあります。たとえば UUCP や PPP を使用するには、/etc/uucp/devices ファイルを更新する必要があります。『TCP/IP とデータ通信』を参照してください。

特殊ファイル

/dev/term/dev/cua 内のシリアルデバイス名には、ソケット番号が使用されます。ソケット 0 のカードは pc0、ソケット 1 のカードは pc1 です。pcser(7D) のマニュアルページを参照してください。

ホットプラグに関する注意事項

使用中に PC カードモデムまたはシリアルデバイスを取り外した場合は、カードが元のソケットに戻されるまで、デバイスドライバによってエラーが返されます。

デバイスを再び使用する前にいったんデバイスを閉じて、再挿入したカードでデバイスを再度開く必要があります。この再起動の手順は、アプリケーションによって異なります。たとえば使用中のカードが取り外された場合、tip セッションは自動的に終了します。システムを再起動するには、tip セッションを再起動する必要があります。

SRAM および DRAM PC カードデバイス

Solaris デバイスドライバ :

pcram

デバイスタイプ :

スタティック RAM (SRAM)、ダイナミック RAM (DRAM) 

バスタイプ :

PC カード 


注 -

フラッシュ RAM デバイスはサポートされていません。


構成前の注意事項

PC カードメモリーデバイスが認識されると、pcram デバイスドライバが自動的に読み込まれて、物理アドレスが割り当てられ、特殊ファイルが作成されます (ファイルが存在しない場合)。

既知の問題と制限

構成の手順

初期インストールと構成

  1. SUNWCpcmc クラスタにある PCMCIA パッケージを含めて Solaris ソフトウェアをインストールします。

  2. システムをブートします。

  3. カードを挿入します。

認識されないデバイスの特定

メモリーデバイスのカードを挿入したが認識されず特殊ファイルが作成されない場合は、次の手順で prtconf コマンドを使用してください。

  1. スーパーユーザーになります

  2. prtconf -D コマンドを実行して、システムによって認識されている構成を確認します。

    prtconf による出力で、認識されたデバイスが次のように表示されます。

    # prtconf -D
    .  .  .
    pcic, instance #0 (driver name: pcic)
        .  .  .
       memory, instance #0 (driver name: pcmem)
             pcram, instance #0 (driver name: pcram)
    

  3. prtconf による出力でメモリーデバイスが表示されない場合は、そのデバイスがサポートされていないことを示し、pcram デバイスドライバで使用することはできません。

特殊ファイル

PC カードメモリーデバイスに対して作成される特殊ファイルはディスクに対して作成されるファイルに似ており、/dev/dsk/c#t#d#p# または /dev/dsk/c#t#d#s# という形式のファイル名になります (pcram(7D) のマニュアルページを参照)。名前の中の略語の意味は次の通りです。

c# コントローラ番号 #

t# カード技術の種類を示す番号。# は次のいずれかです。

0 Null-ヌル−デバイスなし

1 ROM

2 OTPROM (One Time PROM)

3 UV EPROM

4 EEPROM

5 Flash EPROM

6 SRAM

7 DRAM

d# デバイス領域タイプを示す番号。通常はゼロ

p# fdisk のパーティション番号

s# Solaris スライス番号


注 -

デバイス名には、パーティション名 (p#) またはスライス名 (s#) のどちらでも使用することができます。ただし、両方を同時に使用することはできません。


PC カードメモリーデバイスの使用方法

PC カードメモリーデバイスは、Solaris のボリューム管理プログラムによって認識されるため、vold による特別な設定は必要ありません。

    vold を使用せずに PC カードメモリーデバイスを管理する場合は、/etc/vold.conf ファイルの中の「use pcmem」をコメント行にしてください。

コメント行にするには、行の先頭に # 文字を挿入します。

PC カードメモリーデバイスにファイルシステムを作成する必要はありません。ただし、新しい PC カードメモリーは、ファイルシステムを作成してから使用するのが一般的です。PC カードメモリーに最適なフォーマットは DOS の PCFS です。PC カードメモリーには事実上どのようなファイルシステムフォーマットでも使用することができますが、他のファイルシステムフォーマットはプラットフォームに依存しており、異機種マシン間のデータのやりとりに適していません。『OpenWindows ユーザーズガイド (上級編)』の「PCMCIA カードの使い方」を参照してください。


注 -

tarddcpio コマンドの出力を PC カードメモリーデバイスにリダイレクトするには、最初に fdformat コマンドを引数なしで使用して、ファイルシステムを作成する必要があります。また、再度書き込みを行えるようにするには、カードを再度フォーマットする必要があります。


ホットプラグに関する注意事項

使用中にメモリーカードを取り外した場合は、カードが元のソケットに戻されるまで、デバイスドライバによってエラーが返されます。デバイスを再び使用する前に、いったんデバイスを閉じて、再挿入したカードでデバイスを再度開く必要があります。

Viper 8260pA と SanDisk Flash PC カード ATA デバイス

Solaris デバイスドライバ :

pcata

デバイスタイプ :

ATA PC カード 

アダプタ :

Viper 8260pA、 

SanDisk Flash、 

または任意の PC カード ATA デバイス 

バスタイプ :

PC カード 

構成前の注意事項

PC カード ATA デバイスが認識されると、pcata デバイスドライバが自動的に読み込まれて、 IRQ が割り当てられ、デバイスノードが作成され特殊ファイルが作成されます (ファイルが存在しない場合)。

既知の問題と制限

構成の手順

初期インストールと構成

  1. SUNWCpcmc クラスタにある PCMCIA パッケージを含めて Solaris ソフトウェアをインストールします。

  2. システムをブートします。

  3. PC カード ATA デバイスを挿入します。

認識されないデバイスの特定

PC カード ATA デバイスを挿入したが、認識されず、特殊ファイルが作成されない場合は、prtconf コマンドを使用して、何が問題なのかを調べてください。

  1. prtconf -D コマンドを実行して、pcata カードが認識されるかどうかを確認します。

    prtconf により、認識されたデバイスが次のように表示されます。

    # prtconf -D
    .  .  .
    pcic, instance #0 (driver name: pcic)
       .  .  .
       disk, instance #0

  2. prtconf による出力で pcata が表示されない場合は、PC カードアダプタの設定またはハードウェアに問題があります。

    別のマシンでカードを使用したり、同じカードが DOS では正しく動作するかどうかを調べることによって、カードまたはアダプタのどちらに問題があるのか確認します。

特殊ファイル

PC カードデバイスの場合、ノードは、そのノードが参照するデバイス名の一部としてのソケット番号を含み、/devices に作成されます。ただし、/prtc/dev 名と /dev/dsk/dev/rdsk 内の名前は現在の ATA デバイスの命名規則に従っており、名前の中のソケット番号は符号化されません。pcata(7D) のマニュアルページを参照してください。

ホットプラグに関する注意事項