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Oracle® ZFS Storage Appliance 顧客サービスマニュアル ZS3-x、7x20 コントローラ、および DE2-24、Sun Disk Shelf 用 |
クラスタシリアルポートからの RJ-45 ケーブルの取り外し
ZS3-2 内部コンポーネントを保守するためのコントローラの準備
ZS3-2 コントローラの PCIe カードおよびライザーの交換
ZS3-2 コントローラの USB フラッシュドライブの交換
Oracle DE2 と Sun Disk Shelfの相互運用性
ZS3-4 コントローラの PCIe カードおよびライザーの交換
Oracle DE2 と Sun Disk Shelfの相互運用性
7x20 コントローラの PCIe カードおよびライザーの交換
Oracle DE2 と Sun Disk Shelfの相互運用性
Oracle Storage Drive Enclosure DE2-24P
Sun ZFS Storage 7320 は、単一のストレージコントローラ、または高可用性クラスタ構成による 2 つのストレージコントローラで構成されます。単一構成とクラスタ構成のどちらもディスクシェルフを 6 台までサポートできます。
7320 コントローラの基本構成には、CPU 2 個、組み込み型の 4 x 1 Gbps フロントエンド GigE ポート、冗長電源、拡張フロントエンドサポート用の NIC オプション、テープバックアップ、InfiniBand、およびストレージ拡張用のデュアルポート SAS HBA が含まれます。
CPU は Intel Xeon 5600 シリーズ、2.40GHz、80W、4 コアのプロセッサです。標準のメモリー構成は、96G バイト (CPU 1 基あたり 6 x 8G バイト DDR3-1333 低電圧 (LV) DIMM) です。メモリーは、144G バイト (CPU 1 基あたり 9 x 8G バイト DDR3-1333 LV DIMM、CPU 2 基で合計 18 x 8G バイト) までアップグレードできます。7320 コントローラの初期のバージョンには、メモリー構成として、24G バイト (基本構成)、48G バイト、72G バイトのオプションがありました。クラスタ構成では、サーバー 2 台と、サーバー間のハートビート接続用のクラスタカードを各サーバーに使用するだけです。
ユーザーがアクセス可能なすべてのストレージは、サーバーの外部にある 1 - 6 台のディスクシェルフによって提供されます。RAID 機能はソフトウェアによって管理されます。ソリッドステート 18G バイト SAS-1 ドライブ (7320 SAS-2) が、高性能書き込みキャッシュ (LogZilla) または ZFS intent log (ZIL) デバイスとして使用されており、ディスクシェルフの 24 台のドライブの 1 台目から 4 台目までに配置されています。残りの 20 台のドライブをストレージ用に使用できます。
最新のコンポーネント仕様については、製品サイト (http://www.oracle.com/us/products/servers-storage/storage/unified-storage/index.htmlhttp://www.oracle.com/us/products/servers-storage/storage/unified-storage/index.html) を参照してください。
7320 は、HBA、ディスクシェルフ、およびディスク (1T バイトおよび 2T バイト SAS-2) で構成される SAS-2 (Serial Attached SCSI 2.0) デバイスです。SAS-2 ストレージファブリックは、SAS-1 ファブリックと比較して、ターゲット数の増加、帯域幅の増大、信頼性の向上、および規模の拡大を実現します。
7320 ストレージコントローラシャーシには次のボードが設置されています。
PCIe ライザー: ストレージコントローラには、顧客交換可能ユニット (CRU) である 3 つの PCIe ライザーがあり、マザーボードの後方に接続されます。各ライザーは 1 つの PCIe カードをサポートします。
マザーボード: マザーボードは FRU で、CPU モジュール、18 個の DIMM 用スロット、メモリー制御サブシステム、およびサービスプロセッサ (SP) サブシステムが含まれています。SP サブシステムはホスト電源を制御し、ホストシステムのイベント (電源および環境) をモニターします。SP コントローラはホストの 3.3V スタンバイ電源レールから電力を供給します。このレールは、アプライアンスの電源がオフの場合でも、システムに AC 電源から給電されているときは常に利用可能です。
配電盤: 配電盤は FRU で、電源からの 12V 主電源をストレージコントローラのほかの部分に分配します。この配電盤はパドルボードに直接接続され、バスバーとリボンケーブルを介してマザーボードに接続されます。また、上部カバーインターロックのキルスイッチもサポートします。
パドルボード: パドルボードは FRU で、配電盤と、ファン電源ボード、ハードドライブバックプレーン、および I/O ボードとの間の相互接続として機能します。
ファンボード: ファンボードは FRU で、ストレージコントローラのファンモジュールに電源を供給します。また、ファンモジュールステータス LED を搭載し、ファンモジュールの I2C データを転送します。
ディスクバックブレーン: ハードドライブバックプレーンは FRU で、ハードディスクドライブ用のコネクタのほかに、I/O ボード、電源ボタンとロケータボタン、およびシステムとコンポーネントのステータス LED への相互接続が搭載されています。ストレージコントローラは 8 台のディスクバックプレーンを搭載しています。各ドライブには、電源およびアクティビティー、障害、および取り外し OK 用 (非サポート) の LED インジケータがあります。
次に、7320 ストレージコントローラ用の交換可能なシステムボードの一覧を示します。
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次に、7320 ストレージコントローラ用の交換可能なケーブルの一覧を示します。
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次の図と番号は、ストレージコントローラの I/O コンポーネントを示しています。
Figure 2-35 7320 コントローラの I/O コンポーネント
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次に、7320 の交換可能な CPU およびメモリーコンポーネントの一覧を示します。
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ストレージコントローラのマザーボードには、業界標準の DDR3 DIMM メモリーカードを装着する 18 個のスロットが 2 つのグループに分かれて搭載されています。すべてのソケットに、フィラーまたは DDR3 DIMM のいずれかを装着しておく必要があります。
Figure 2-36 7320 コントローラの CPU およびメモリーコンポーネント
次の図と番号は、ストレージコントローラの配電/ファンモジュールコンポーネントを示しています。
Figure 2-37 7320 コントローラの配電およびファンモジュールコンポーネント
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コネクタ
110 から 220v 電源で動作する C13 コネクタ 2 個
入力
周波数: 50/60Hz
公称電圧範囲: 100 から 120/200 から 240 VAC
最大電流 AC RMS: 9.0 A 最大
AC 動作範囲: 90 から 264 VAC
出力
3.3 VDC STBY: 3.6A
+12 VDC: 62.3A
電力消費
最大消費電力: 873 W
最大放熱量: 2977 BTU/hr
定格電圧・電流: 891 VA @ 240 VAC, 0.98P.F.
次の図と番号はフロントパネルの LED を示しています。
Figure 2-38 7320 コントローラのフロントパネル LED
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次の図と番号は 7320 のフロントパネルのドライブ位置を示しています。オペレーティングシステムを格納するミラー化された 2 つのハードディスクドライブ (HDD) は、スロット 0 および 1 にあります。読み取りキャッシュを格納する最大 4 つの SSD (Readzilla SSD) が、スロット 2 から 5 までに順番に搭載されます。スロット 6 と 7 は空のため、ドライブフィラーを取り付ける必要があります。
Figure 2-39 7320 コントローラのフロントパネルのドライブ位置
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