Oracle® CLI Tools for Oracle Solaris 11.2 ユーザーズガイド

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更新: 2015 年 11 月
 
 

CLI ツールのコマンド構文

ほとんどの CLI ツールコマンドは、次に示す 2 つのコマンド構文形式のいずれかに従っています。

  • command [option]

  • command subcommand target [option]


注 - biosconfig ツールでは、上記の構文を使用しません。詳細は、biosconfig を使用した BIOS の更新を参照してください。

次の表に、コマンドのフィールドを示します。

コマンドのフィールド
説明
command
実行するアクションです。使用している CLI ツールを識別します。小文字のみで構成されます。
biosconfigfwupdateraidconfigilomconfig
subcommand
command で実行するタスクをより詳細に定義します。
動詞として使用されるのが一般的です。
小文字と、ハイフンまたはアンダースコアで構成されます。
–-version または –-help オプションをコマンドの直後に指定する場合、サブコマンドは不要です。
listupdateresetexpander-boot-record
target
サブコマンドによる操作の対象となるオブジェクトまたはターゲットを示します。アプリケーションに固有です。
alldiskexpanderbridgecontrollerusersnmp-community
option
コマンドまたはサブコマンドを修飾し、コマンドまたはサブコマンドに応じて、オプションまたは必須の場合があります。
同じ機能を持つロングオプションとショートオプションが用意されており、オプションを使用しやすくなっています。
ショートオプションは、1 つのハイフンで始まり、その後ろに 1 文字が続きます。
ロングオプションは、2 つのハイフンで始まり、その後ろに 1 つの文字列が続きます。
–n または --device_name
–f または --filename
–r または --reset

次のオプションは、すべての CLI ツールコマンドに適用されます。

ショートオプション
ロングオプション
説明
–?
–-help
ヘルプ情報を表示します。
–V
–-version
ツールのバージョンを表示します。
–q
–-quiet
情報メッセージを出力せずに、エラーコードのみを返します。
–y
–-yes
操作を確認します。実行時に、操作を確認するためのプロンプトをユーザーに表示しません。

コマンドオプションとそれに対応する値またはデバイス名を使用する場合、次の例に示すように、等号 (=) または空白を使用できます。

  • コマンドでスペースを使用する場合:

    raidconfig create raid -c c2 --raid-level 1 --number-disks 2

  • コマンドで等号 (=) を使用する場合:

    raidconfig create raid -c=c2 --raid-level=1 --number-disks=2