RAID ボリュームの作成
始める前に
raidconfig を使用してボリュームを作成する (選択したディスク上の既存のデータが上書きされます) 前に、オペレーティングシステムのツールを使用して、接続されているディスク、それらの列挙、および保持するデータが含まれているかどうかを調べます。使用している OS ブートディスクまたはアプリケーションによって使用されるその他の論理ディスクを上書きしないように注意してください。
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RAID ボリュームを作成するには、次のように入力します。
raidconfig create raid options -d disks
たとえば、コントローラ 1 にストライプサイズが 128K バイトで先読みキャッシュを有効にした RAID 0 ボリュームを作成するには、次のコマンドを入力します。
raidconfig create raid --stripe-size=128 --read-cache=enabled -d c1d0,c1d1
create raid サブコマンドには、次の表に示されている 1 つ以上のオプションに加えて、-d オプションを指定する必要があります。
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–d
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–-disks
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ディスク ID 番号をコンマで区切ったディスクのリストを指定します。
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該当なし
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–-level
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ボリュームの RAID レベル (0、1、1E、5、10、50、60 など) を指定します。特定のコントローラに対してサポートされているレベルは、list コマンドのそのコントローラに対する「Supported RAID Levels」フィールドで確認できます。このオプションを指定しないと、レベル「0」が使用されます。
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該当なし
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–-name
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RAID ボリュームを示すユーザー定義の名前を割り当てます。この名前は空の文字列 ("") に設定できます。
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該当なし
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–-read-cache
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読み取りキャッシュには次のいずれかを指定できます。
disabled – RAID 読み取りキャッシュを無効にします
enabled - RAID 先読みキャッシュを有効にします
enabled_adaptive - RAID 読み取り適応キャッシュを有効にします
注 -
Sun Storage 6 Gb SAS RAID PCIe 内蔵 HBA (SGX-SAS6-R-INT-Z、SG-SAS6-R-INT-Z) および Oracle Storage 12 Gb SAS PCIe 内蔵 HBA (7110116、7110117) でのみサポートされます。
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該当なし
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–-stripe-size
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作成する RAID ボリュームのストライプサイズ (K バイト単位) を指定します。このオプションを指定しないと、コントローラでデフォルトのサイズが使用されます。
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該当なし
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–-subarrays
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入れ子の RAID レベル (10、50) に対して、RAID コンポーネントのサイズ (物理ディスクの数) を指定します。
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該当なし
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–-subdisk-size
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該当なし
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–-write-cache
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書き込みキャッシュには次のいずれかを指定できます。
disabled – RAID 書き込みキャッシュを無効にします。
enabled – RAID 書き込みキャッシュを有効にします。
enabled_protect – バッテリが使用可能な場合にのみキャッシュを有効にします。
注 -
Sun Storage 6 Gb SAS RAID PCIe 内蔵 HBA (SGX-SAS6-R-INT-Z、SG-SAS6-R-INT-Z) および Oracle Storage 12 Gb SAS PCIe 内蔵 HBA (7110116、7110117) でのみサポートされます。
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RAID ボリュームの最大容量は構成できません。HBA またはコントローラでサポートされている場合は、パーシャルディスクから RAID を作成でき、すべてのディスクのサイズが同じです。