Oracle® Solaris Studio 12.4: IDE クイックスタートチュートリアル

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更新: 2014 年 10 月
 
 

リモート開発の実行

ローカルホスト (IDE を起動したシステム)、または UNIX® オペレーティングシステムを実行しているリモートホスト上で、プロジェクトを構築、実行、デバッグできます。リモート開発では、使い慣れたローカルのデスクトップ環境で IDE を実行しながら、リモートサーバーの処理能力と開発ツールを使用してプロジェクトを構築できます。

「オプション」ダイアログボックスの「構築ツール」タブで、リモート開発ホストを構成できます。リモートホストを追加するには、次の手順に従います。

  1. 「ツール」>「オプション」を選択し、「C/C++」カテゴリをクリックします。

  2. 「オプション」ダイアログボックスの「構築ツール」タブで、「編集」をクリックします。

  3. 「構築ホストマネージャー」ダイアログボックスで、「追加」をクリックします。

  4. 「新規リモート構築ホスト」ウィザードの「ホストを選択」ページで、「ホスト名」フィールドにホストのシステム名を入力するか、または「隣接ネットワーク」リスト内の使用できるホストをダブルクリックして選択します。「次へ」をクリックします。

    image:「新規リモート構築ホスト」ダイアログボックスの「ホストを選択」ページ
  5. 「ホストのセットアップ」ページで、「ログイン」フィールドにログイン名を入力して「次へ」をクリックします。

    image:「新規リモート構築ホスト」の「ホストのセットアップ」ページ
  6. ウィザードからパスワードが要求され、ホストに接続して「サマリー」ページが表示されます。「完了」をクリックします。

  7. ホストが「構築ホストマネージャー」ダイアログボックスの「構築ホスト」リストに追加されたら、「OK」をクリックします。

  8. IDE がリモートホストを使用する方法を指定するプロパティーを、「サービス」ウィンドウで設定できます。「C/C++ 構築ホスト」ノードを展開し、リモートホストを右クリックして、「プロパティー」を選択します。「ホストのプロパティー」ダイアログボックスで目的のプロパティーを設定します。

  9. リモートホストをデフォルトの構築ホストに設定するには、「サービス」ウィンドウの「C/C++ 構築ホスト」ノード内でホストを右クリックし、「デフォルトに設定」を選択します。

リモートホストにプロジェクトを開発するには、プロジェクトはローカルホストとリモートホストの両方で参照できる共有ファイルシステム上に存在する必要があります。通常このようなファイルシステムは、NFS または Samba を使用して共有されます。リモートホストを定義するときに、プロジェクトソースファイルへのローカルパスとリモートパスの間のマッピングを定義できます。

プロジェクトを作成するとき、デフォルトの構築ホストがプロジェクトの構築ホストとして選択されます。「プロジェクトのプロパティー」ダイアログボックスの「構築」パネルで、プロジェクトの構築ホストを変更できます。実行可能ファイルまたはコアファイルをデバッグするときに、構築ホストを指定することもできます。

リモートホスト上に存在するプロジェクトに対してローカルホストで作業するには、「ファイル」>「リモート C/C++ プロジェクトを開く」を選択します。