Oracle® Solaris Studio 12.4: IDE クイックスタートチュートリアル

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更新: 2014 年 10 月
 
 

コード支援キャッシュの共有

C/C++ ソースコードの解析時に、IDE は解析結果をディスク上のコード支援キャッシュに保存します。プロジェクトを開くと、IDE はキャッシュを検証し、キャッシュが最新かどうかを確認します。キャッシュが最新の場合、IDE はプロジェクトを解析せず、コードのナビゲーションに必要なデータをコード支援キャッシュからロードします。

デフォルトでは、IDE はユーザーディレクトリ内の $userdir/var/cahche フォルダに、ユーザーのすべてのプロジェクトを対象とした 1 つのコード支援キャッシュを作成します。ユーザーディレクトリ内のキャッシュを別の場所にコピーまたは共有することはできません。

ただしコード支援キャッシュがプロジェクト内部に配置されている場合、コードが解析されたコンピュータと同一のオペレーティングシステムが稼働しており、かつプロジェクトで使用するツールコレクションが同じ場所にある別のコンピュータに、キャッシュをコピーできます。

コード支援キャッシュの共有の詳細と、IDE に対してプロジェクトメタデータ内のコード支援キャッシュを処理するように指示する方法については、Oracle Solaris Studio 12.4 リリースの新機能 のコード支援キャッシュの共有および IDE ヘルプのバージョン制御プロジェクトのコード支援キャッシュの移動に関する項目を参照してください。