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Oracle® Solaris 11.3 ご使用にあたって

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更新: 2016 年 11 月
 
 

実行時の考慮事項

このセクションでは、Oracle Solaris 11.3 OS の実行中に考慮する必要のある一般的な情報を提供します。

Java に関する推奨事項

Oracle Solaris 11.3 でのデフォルトの Java 環境は Java 8 です。Oracle Solaris 11.3 には、Java の次のバージョンも付属しています。

  • Java 7 Update 85

  • Java 8 Update 60

pkg set-mediator コマンドを使用して、Java バージョンを変更します。

Java 8 パッケージをインストールすると、そのインストールの前に pkg (1) メディエータを使用して Java の明示的なバージョンを設定していないかぎり、Java 8 がシステム上のデフォルトの Java 環境としても設定されます。

GCC 4.5.2、4.7.3、および 4.8.2 パッケージで include-fixed ヘッダーファイルが提供されない

GCC 4.5.2、4.7.3、および 4.8.2 パッケージでは、include-fixed GCC インストールディレクトリ内にヘッダーファイルが自動生成されません。ANSI 互換でないヘッダーファイルを含むアプリケーションのビルド時に、コンパイラのエラーメッセージが表示される可能性があります。

回避方法: 影響を受けるヘッダーファイルの準拠バージョンを生成するには、次のコマンドを入力します。

# for script in /usr/gcc/4.*/lib/gcc/*-solaris2.11/4.*/install-tools/mkheaders ; do
> ${script}
> done

CLI メッセージのローカリゼーション

コマンド行インタフェース (CLI) のメッセージは、すべてがローカライズされているわけではありません。オペレーティングシステム CLI コンポーネントのためのメッセージは不完全にローカライズされているため、デフォルトではインストールされなくなりました。

回避方法: オペレーティングシステム CLI コンポーネントのローカライズされたメッセージを表示するには、system/osnet/locale パッケージを手動でインストールします。

/usr/ccs/bin/usr/bin へのシンボリックリンクになっている

/usr/ccs/bin ディレクトリは /usr/bin へのシンボリックリンクです。

この変更のため、たとえば PATH 環境変数内の /usr/ccs/bin:/usr/gnu/bin:/usr/bin というパスは、/usr/bin:/usr/gnu/bin と同等になりました。この変更により、PATH 検索によって見つかるユーティリティーも変わる可能性があります。

/usr/ccs/bin の変更によって GNU ユーティリティーの検索に問題が発生する場合には、PATH 環境変数の並びを見直して /usr/gnu/bin/usr/bin よりも前に配置する、またはユーティリティーをフルパスで呼び出すようにしてください。

Oracle Solaris Cluster 4.2 のサポート

Oracle Solaris 11.3 では、Oracle Solaris Cluster 4.3 および Oracle Solaris Cluster 4.2.5 (Oracle Solaris Cluster 4.2 SRU5) バージョンがサポートされています。