このセクションでは、このリリースでのファイバチャネルストレージに関する問題について説明します。
Oracle Solaris をインストールしたとき、ファイバチャネル (FC) ドライバの MPxIO はデフォルトでは有効になりません。MPxIO を手動で有効にするか、または特殊な AI マニフェストを使用して、管理者構成ファイル /etc/driver/drv/fp.conf を上書きするカスタムパッケージを追加する必要があります。この問題は、Oracle Solaris 11 アップデートリリースでは、ほかのパッケージが FC ドライバ構成ファイルをオーバーレイできるようにすることによって部分的に修正されています。
回避方法: 次のいずれかを選択してください。
特定のシステムで MPxIO を有効にし、/etc/driver/drv/fp.conf ファイルを mpxio-disable="no" を指定して手動で変更または上書きします。変更を有効にするには、システムをリブートします。この回避方法は、新しくインストールされたシステムに使用できます。
stmsboot コマンドを使用して、FC の MPxIO を有効または無効にします。このコマンドは、MPxIO が有効な構成と MPxIO が無効な構成の間で、特定のデバイスパスを保持したり変換したりするために役立ちます。
複数のシステム上の一括インストールの MPxIO を有効にします。次の手順を実行します。
必要に応じて、ほかのパッケージが FC ドライバ管理者構成ファイルをオーバーレイできるようにします。
カスタムパッケージをインストールサーバーにコピーし、リブートの前にこのパッケージをインストールの最後に追加するように AI マニフェストを変更します。