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Oracle® Solaris 11.3 ご使用にあたって

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更新: 2016 年 11 月
 
 

カーネルゾーンに関する問題

このセクションでは、Oracle Solaris 11.3 のカーネルゾーンに関する問題について説明します。

カーネルゾーンが hardware-counter-overflow 割り込みと干渉する (18355260)

カーネルゾーンを実行しているシステムにおいて、ホストおよびゲストの一部の CPU で DTrace CPU パフォーマンスカウンタ (CPC) プロバイダがタイムアウトし、hardware-counter-overflow 割り込みの配信が停止し、不完全なデータが提供されることがあります。

回避方法: ありません。

AI マニフェストの configuration 要素を使用してカーネルゾーンをインストールできない (18537903)

自動インストーラ (AI) を使用してシステムが配備される場合、AI マニフェスト内の configuration 要素を使用して、非大域ゾーンをオプションでシステムにインストールできます。非大域ゾーンは、大域ゾーンのインストールが完了したあとの最初のリブート時に、ゾーンの自己アセンブリ SMF サービス (svc:/system/zones-install:default) によって構成およびインストールされます。

configuration 要素を使用してカーネルゾーンをインストールしようとすると、インストールが失敗し、SMF サービス svc:/system/zones-install:default が保守モードになります。

回避方法: システムのインストールが完了したあとに、zoneadm install コマンドを使用してカーネルゾーンをインストールします。

NFS 上のカーネルゾーンでライブ移行中に zpool の破損が発生する場合がある (20697332)

ZOSS NFS を使用するカーネルゾーンでは、ライブ移行中に zpool データの破損が発生する場合があります。ゾーン内で障害管理アーキテクチャー (FMA) の zpool エラーが生成されることがあり、zpool ステータスではゾーン内のチェックサムエラーが報告されます。

回避方法: ZOSS NFS を使用するカーネルゾーンをライブ移行しないでください。

SPARC: 内部でカーネルゾーンが実行されているとゲストドメインのライブ移行が失敗する (21289174)

Oracle VM Server for SPARC ドメイン内の実行中のカーネルゾーンによって、ゲストドメインのライブ移行がブロックされます。同様の問題が以前にバグ 18289196 で記載されていましたが、それはこのレポートで置き換えられます。次のエラーメッセージが表示される場合があります。

Guest suspension failed due to the presence of active Kernel Zones.
Stop Kernel Zones and retry the operation.

回避方法: 次のいずれかを選択してください。